61鍵盤のキーボード GO:KEYS用にDicon AudioのX字型のスタンド（KS-020）を購入して使用した感想（レビュー）

61鍵盤のRolandのキーボード・GO:KEYSを購入してから半年ほどの時間が経過している。

仮住まい中の東京のアパート室内でキーボードを練習する際に、これまでキーボードを置く台はニトリで買った机の上であった。
机の上でも練習できないことはないが、何かと不便であった。

机だと不便だと感じる理由はいくつかあるが、一番の理由は、次の理由である。

机の上が散らかっているとキーボードを設置できない。
つまり、机の上を片付けてからでないとキーボードを設置することができない。

こんな理由を言うと、次のような感想を持つ人が多いかもしれない。

「机の上を片付けたらすむことじゃないの？」
「なんで机の上が散らかっているの？掃除しないの？汚い部屋が想像できて身震いする...」

この感想は本当は大きくは間違ってはいないけれど、いや...間違っているかな、と否定したい。

私としては机の上が散らかっているという表現を使ったけれど、机の上にあるのは、食べ終わったコンビニ弁当の空箱...などのゴミではない。
ノートパソコン、ラジオ、スマホの充電ケーブル、朝食用のカロリーメイトの箱、息抜き用のスティックタイプのインスタントコーヒーが入った箱...など、机の上に常に置いていてもおかしくはない物である。

キーボードを置く場所を机の上にしている場合、キーボードで練習をするには、これら机の上に置いてある物を机の上から他の場所に移動しないといけない。
狭いアパートだと、他に置く場所がないから、床の上にでも置くしかないことになり、床の上にずっと置いておくわけにはいかないから、キーボードでの練習が終わったら、床の上に移動した物を再び机の上に戻すことになる。
これが面倒でたまらないので、キーボードで練習をするのも面倒になり、キーボードでの練習がおろそかになってしまう日々が続いていた。

趣味とは言え、毎日弾きたいと思って買ったキーボードを、こんなことで使う機会が減ってしまうのはもったいない。
そう思って、キーボードを設置するための専用スタンドを購入することにした。

Amazonで探していると、Roland GO:KEYS専用のスタンド（KS-12）が「Roland キーボード・スタンド KS-12」というタイトルで販売されていたけれど、昨日時点のAmazon価格で税込15,120円もする高額な商品であった。
Roland純正のGO:KEYS専用スタンドを購入するのが一番良いのだろうけれど、高額であるために購入することを諦め、安価な商品を購入することにした。

安価なキーボード用スタンドは色々とあったけれど、Amazonの5段階評価のレビューで4つの星印が付いていて、59件のレビューが掲載されていたスタンドを購入した。

購入したスタンドは、Amazonでは「Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグ」というタイトルで販売されていた。
Amazonでの通常販売価格は税込3,600円で、購入した時の価格は税込3,513円だった。
Roland純正のスタンドと比べると、価格は4分の1ほどであるから激安である。

以下に記載しているのは、Dicon AudioのX字型のスタンド（KS-020）を購入して使用した感想（レビュー）となる。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの製品の段ボール箱。

想像以上に大きな段ボール箱で到着した。
複数の商品を昨夜まとめてAmazonで購入していたのだけれど、この商品だけはいつものAmazon専用の段ボール箱では届かず、商品の段ボールのままで届いた。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの製品の段ボール箱とビニール袋で梱包されたスタンド本体。

製品の段ボール箱の外見は少し汚い感じがしたけれど、段ボールの中身（製品）は綺麗であった。
製品は綺麗なビニール袋で覆われていた。
ビニールから製品を取り出し、製品を乾いたティッシュで拭いても特に汚れが付いたりはしなかったし、嫌な臭いがするようなこともなかった。
製造元で綺麗にしてから出荷してくれているのであろう。
これだけでも、この製品の品質が良さそうであると思えた。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグを折りたたんだ状態で壁に立てかけた時の様子。

スタンドの足の部分には滑り止めが付いているので、スタンドを壁に斜めに立てかけても、スタンドがズルリと床を滑って床上にスタンドが転がってしまうようなことはなかった。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの高さ調節レバーが閉じており、かみ合わせ部分がしっかりとかみ合って固定されている状態。

X字型のスタンドには上下はないようであったので、好きな方を上にして使えばいいのかな、と考える。
少し迷ったけれど、固定した状態でレバーの取っ手が上を向いている方を「上」と考えることにした。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの高さ調節レバーが開いており、かみ合わせ部分が離れた状態。

レバーを開くと、この写真のように、スタンド中央のかみ合わせ部分（ギザギザの部分）が開く。
これで、I字型だったスタンドを開き、X字型にする。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグをX字型に開いて固定し、床に設置した時の様子。

スタンドの高さは、中央のかみ合わせ部分で調整ができる。
スタンドの高さが高すぎるかな、と思ったら、スタンドを低く調整できる。
キーボードをスタンドに載せてから初めて、思ったよりも高いな、ということがあるであろう。
私もそう思った一人である。

この高さ調整時に、悲劇が起きてしまった。

スタンドの上にキーボードを乗せた状態でスタンドの高さを調整しようとすると、レバーを開いた瞬間にスタンドのX字の足がすごい勢いで開いてしまい、スタンドからキーボードが滑り落ちて、床の上にキーボードが落ちてしまった。

幸いにも、キーボードは壊れなかったけれど、キーボードを乗せたままでスタンドの高さ調整をすることは非常に危険だと思った。
二度とそのような馬鹿なことはしないようにする。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの上に設置した61鍵盤のキーボード（Roland GO:KEYS）。

キーボードの底面に付いているすべり止めのゴム素材がスタンドの金属部分の上に乗るようにすると、金属部分の上でキーボードが滑ることを防ぐことができる。
この後、キーボードでピアノを練習しても、スタンドの上でキーボードが滑るということはなかったし、X字型のスタンドの足が勝手に開いてしまうような恐ろしい事故も発生しなかった。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの上に設置した61鍵盤のキーボード（Roland GO:KEYS）を横から見た時の様子。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの上に設置した61鍵盤のキーボード（Roland GO:KEYS）にペダルを取り付け、譜面台を置いた時の様子。

譜面台に置いた楽譜を見ながらキーボードでピアノを練習することについても、問題なくできそうである。

Dicon Audio KS-020 Keyboard Stand X型キーボードスタンドダブルレッグの上に設置した61鍵盤のキーボード（Roland GO:KEYS）、譜面台、パイプ椅子（＋腰痛対策クッション））。

Roland GO:KEYSはもともと格好良かったけれど、X字型スタンドの上に置き、譜面台まで設置すると、さらに格好良くなった。
見た目が良くなっただけでなく、机の上を片付けなくてもキーボードが演奏できるようになったので、もう良いこと尽くしであると思った。

キーボード用のスタンドを買って良かった。
これで、キーボードを練習しやすくなった！