エレベーターを怖がるようになった娘

つい先日（8月14日・金曜日）、妻と3歳6ヶ月の娘と一緒に温泉に入るためにかんぽの宿道後に行った。
そこで、娘がエレベーターを怖がるようになった事件が起きた。
温泉は2階にあるので、1階のエレベーターを利用しようと思ってエレベーターに向かうと、2基あるうちの1基のエレベーター（向かって右側）の扉がちょうど開き、その中にいつの間にか娘だけが入ったことに気づいて「あっ」と思っているうちにエレベーターの扉が閉じてしまった。
エレベーターの中には娘1人。扉が閉まるまで娘は笑顔だったのに、扉が閉じた瞬間から（閉じ込められた恐怖だと思うが）すごい泣き声が聞こえてきた。
慌ててエレベーターのボタンを押したのだが、扉は開かず、エレベーターは上昇を開始した。娘の泣き叫ぶ声もそれに合わせて上昇していく。
乗っているうちは大丈夫としても、扉が開いてまた閉じる時に娘が扉に挟まってしまったら大事故になると思い、大急ぎで階段を駆け上がってエレベーターを追いかけた。しかし、エレベーターの方が進むのが速くて追いつけず、娘の声がどんどん遠ざかり、聞こえなくなってしまった。3階に到着した時、エレベーターが4階から下降を始めていたので、恐る恐るエレベーターのボタンを押して待ち、エレベーターが3階に到着して扉が開くと、中には4階から乗車したと思われる宿泊客の人達が娘と一緒にいて泣き顔の娘を抱っこしてくれていた。
この宿泊客の人達のおかげで娘は怪我一つなく助かったようだった。感謝。

その後、娘には1人で勝手にエレベーターに乗らないようにと注意をした。
（私達夫婦も娘の行動に注意しなくてはいけない。）

さて、今日のお昼頃に娘に「今日、温泉に行こうね」と何気なく話したところ、「いや」と言われた。
「何故？」と聞いてみると、「だって、温泉はエベレータァがあるから」ということだった。（「エベレータァ」は「エレベーター」のことらしい。）

「今日の温泉はエレベーターはないよ」と言ったところ、安心したようだった。
娘は、しばらくの間、エレベーターに怖がるのだろうか。
今日みたいに、温泉に行く時はエレベーターがあるかどうかを聞かれるのだろうか。