三河島駅から徒歩5分、日暮里駅から徒歩8分の銭湯・玉の湯に入った感想

東京駅周辺での用事を済ませた後、常磐線の電車に乗って帰宅するだけではつまらないので、銭湯に寄ることにした。

JR日暮里駅で電車を降、JR日暮里駅東口から歩いて約8分の距離にある銭湯・玉の湯(住所:東京都荒川区東日暮里6-40-20)に行ってみた。

玉の湯に行く途中、何度か訪れたことがある斉藤湯を通り過ぎる。

斉藤湯を過ぎたあたりからの玉の湯までの道は、閑静な住宅街を通っていた。
古くから建っていると思われる一戸建ての家屋が多く、地方の住宅街と変わらない。
道路でボール遊びをしている子供達がいて、お母さんと思われる女性が、目の前にある公園でボール遊びをしなさい、と子供達を注意している光景が見られるほど、のんびりとした雰囲気が漂っている。
車はほとんど走っておらず、1台ほどしか見かけなかった。

東京都荒川区の銭湯・玉の湯の周辺風景
東京都荒川区の銭湯・玉の湯の周辺風景。

東京都荒川区の銭湯・玉の湯の正面入口と煙突とコインランドリー(写真左手)
東京都荒川区の銭湯・玉の湯の正面入口と煙突とコインランドリー(写真左手)。

玉の湯にはコインランドリーが併設されており、私が玉の湯を訪れた時にも利用している人がいた。

玉の湯の玄関の向こうには、大きな煙突が見える。
煙突がない銭湯が増えてきているので、銭湯の煙突を見たい人にとっては、玉の湯の煙突は貴重だと感じるであろう。

東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関入口
東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関入口。

入口には定休日と営業時間の記載がある。
定休日は毎週月曜日で、営業時間は午後3時から午後9時30分までとのこと。

東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関にある傘入箱とガラス窓に記載された男湯と女湯の表示
東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関にある傘入箱とガラス窓に記載された男湯と女湯の表示。

傘入れ箱には、鍵がかけられるようである。
雨の日でも銭湯を利用する人は、傘の盗難を心配しなくても良さそうな傘入箱があるのは嬉しいであろう。

ガラス窓に記載された男湯と女湯の表記で、男湯と女湯は玄関口で入口が分かれていることが分かる。

東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関の下駄箱、男湯の脱衣所への入口
東京都荒川区の銭湯・玉の湯の玄関の下駄箱、男湯の脱衣所への入口。

私は男性なので、男湯の入口から中に入る。

おばあさんが番台を務めていて、脱衣所の中のおじさんと楽しそうに会話をしていた。

私が入浴料金を支払う際には会話を止めることになったので、申し訳ない気がした。
(玉の湯の料金は460円。)

銭湯スタンプを集めているため、番台のおばあさんにスタンプの押印をお願いしたところ、おばあさんから申し訳なさそうに言われた。

「お兄ちゃん、悪いんだけど、スタンプ渡すから自分で押してもらえる。私、目が悪くてね、綺麗に押せないんよ。昔はスタンプを私で押していたんだけど、スタンプを斜めに押してお客さんに怒られてからは、自分では押さないようにしているんよ。申し訳ないね」
「そうなんですね。私は、斜めにスタンプを押されても、特に気にしないんですけどね。分かりました。では、スタンプをお借りして、私でスタンプを押しますね」

銭湯スタンプを自分で押すのは初めてであった。
とりあえず、斜めにならないように、まっすぐになるように、綺麗にスタンプを押してみた。
スタンプをのけると、見事に...斜めになっていた。
私は自分の名字のハンコを押すのでさえ不得意で、まっすぐに押せたことなどほぼない。
そんな私が銭湯スタンプを綺麗にまっすぐに押せるはずがない。
斜めになっても当然である。

これまでに訪れた銭湯で番台さんに銭湯スタンプを押してもらう際、一部の銭湯では、かなりおずおずと「これでいいですか」というやや怯えた声での確認や、「ちょっと斜めになってしまいました。すみません」といった謝罪があったりしたことを思い出した。

私としては、スタンプの向きや綺麗に押されているかどうかなど、全く気にしていなかったので、「大丈夫ですよ」という明るい返事しかしていない。
今回のおばあさんの話で、スタンプを綺麗に押さないと怒られてしまう場合があることが分かった。
スタンプの押し方一つで、お客に怒られないかどうかを番台さんが気にして委縮してしまっているのは、何だか良くないなぁ、と思う。
銭湯スタンプは、お客が自分で押すようにした方が良いかもしれない。

「あ、私が押しても斜めになりました。スタンプを綺麗に押すのは難しいですね」と私は言って、番台のおばあさんに笑顔でスタンプを返す。

私が入浴料金を支払う時まで番台のおばあさんと会話をしていたおじさんが話に加わってきた。

おじさん「銭湯でスタンプを押してもらえるんですか」
番台さん「はい。そうなんです」
おじさん「近所の銭湯もそうなんですか」
番台さん「はい。八十八か所を巡ることになっているんです」
おじさん「スタンプを集めたらどうなるんですか」
私「26個スタンプを集めたら、ホームページに名前を載せてもらえるようです」(ちなみに、今日でスタンプは21個目になっていた)
おじさん「へぇー、そうなんですか。そういや、テルマエロマエの銭湯、行きました?芸能人の阿部寛が入った銭湯」
私「いえ、行ったことがないです。どこですか、斉藤湯ですか?」
おじさん「ちがうよー。北区の滝野川の銭湯だよ」
私「そうなんですか。まだ行ったことがないです」(テルマエロマエを見たことがないので、見ないといけないなぁ。北区の銭湯は稲荷湯のようである)
おじさん「御徒町の朝から開いてる銭湯行った?朝からは行ったことないけど、あそこのお湯、熱いよねー」
私「燕湯ですよね。行ったことあります。会社の仕事で徹夜した時に、朝、入りました。お湯は熱かったですね」
おじさん「熱いといえば、上野のあれ、何ていったかなぁ。もの凄い熱いお湯。外国人の人とか入っていて、凄いと思うね。あそこぐらいじゃないかな、湯をかき混ぜる棒がまだあるのは」
私「六龍鉱泉(ろくりゅうこうせん)ですね。たしかに、あそこのお湯は熱いです」
おじさん「六龍鉱泉って言うんですね。黒い湯のね」
私「はい。黒湯がいいですよね」
おじさん「この近くにも、いい銭湯があるよ。3丁目ね。自転車で行けるよ」
私「ありがとうございます。今度調べて行ってみます」(地元民ではないので、どこの3丁目かが分からなかったけれど、東日暮里3丁目のことかな。そこには黄金湯という銭湯があるらしいので、今度はそこに行ってみようかな)

おじさんの話はどんどん続きそうであったが、この会話は私は服を脱ぎながらしていた。
私が脱衣所のコイン不要のロッカーに服を入れ、鍵を閉めたタイミングで、どうやらおじさんも用があったらしく、会話はこのあたりで終わった。

玉の湯で東京都内の他の銭湯施設の話をすることができたのは、とてもよかった。

玉の湯の浴室内は広くはないけれど、お客が多い時間帯ではなかったせいか、人が少ないので洗い場ではゆったりとのんびりと体を洗えた。

備え付けのリンスインシャンプーとボディソープは見当たらなかったので、自分でいつも持ち歩いている携帯用のリンスインシャンプーとボディソープを使った。

洗い場の湯については、シャワーとカランの湯どちらも熱すぎず、ぬるすぎずの普通の温度。
頭はシャワーのお湯で洗い流し、体は洗面器のお湯で洗い流した。

浴室内の壁の絵は、富士山。
幻想的な赤い富士山で、富士山の全面には川が流れている。
川は銭湯のお湯に繋がっている、というイメージかな。
絵は他の銭湯でもみかける「ナカジマ」さんの署名入りだった。
他の銭湯もそうだけれど、この玉の湯もナカジマさんの絵は雄大で見ていて気持ち良い。

湯船は2つほどある。
どちらも熱くはないけれど、ぬるくもない。
湯の温度は、壁に設置されている温度計を見ると、44度。

お湯は地下の天然水を使っているようで、お湯の手触り感が気持ちよかった。
(後で銭湯本を見ると、「天然ゲルマニウム鉱石湯」という湯であるらしかった。)

浴室から出た後は、東京銭湯ではお馴染みの20円で利用できるドライヤーで髪を乾かす。

玉の湯は、サウナや水風呂はないけれど、天然水のお湯がとても気持ち良い銭湯だった。

帰り道は、JR日暮里駅ではなく、JR三河島駅に行く道を歩いた。
玉の湯で休憩したとはいえ、JR日暮里駅からJR三河島駅まで歩いたのは今日が初めてだった。

日暮里駅からだと玉の湯までは徒歩8分、三河島駅からだと徒歩5分ということが分かった。
松戸方面から常磐線の電車に乗って玉の湯に行きたいのであれば、日暮里駅からではなくて、三河島駅から行く方が近いけれど、それとは逆の、東京駅の方面から玉の湯に向かうのであれば、常磐線の電車への乗り換えが面倒なので、日暮里駅で降りて歩いた方が早いと思う。

三河島駅から日暮里駅まで歩いても13分程度というのは、驚きの近さ。
三河島駅から日暮里駅までは十分歩ける距離。
日暮里駅だと京浜東北線や山手線が利用できるので、東京駅に行きたい場合は、日暮里駅から移動した方が便利そう。
三河島駅のすぐ近くに住んでいる人も、日暮里駅を利用している人は多いかもしれない。

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