亀有駅南口から徒歩2分の銭湯「ゆートピア21」を利用した感想
本日から年末まで、JR金町駅付近のアパートに住むことになったが、アパートのシャワーを使う気になれなかった。
本日は近所の銭湯に行こうと思ってスマートフォンで銭湯を探したところ、金町駅から徒歩数分程度の距離に「金町の湯」という銭湯があることが分かった。
そこで、スマートフォンでGoogleマップを見ながら銭湯「金町の湯」を初訪問してみた。
しかし、本日(木曜日)は定休日といった張り紙が入口にあった。
銭湯施設は、1年中営業しているイメージがあったが、その後、スマートフォンで銭湯施設を探していると、私にとっては意外なことに、定休日を設けている銭湯施設がたくさん見つかった。
今後は、営業日に気をつけて、銭湯施設を訪問しなくてはいけない、ということを学んだ。
スマートフォンで探していると、JR金町駅から一駅隣の亀有駅に銭湯が見つかったので、電車で移動。
亀有駅南口から徒歩2分の距離、マクドナルドのすぐ近くにある「ゆートピア21」(住所:東京都葛飾区亀有3-30-12)という銭湯に行ってみた。
(もちろん、初訪問。)
思えば、東京都内で銭湯に入ること自体が、これが初めてかもしれない。
銭湯「ゆートピア21」は、簡単に見つけることができた。
以下、銭湯「ゆートピア21」を利用した感想など。
東京都葛飾区の亀有駅前付近にある銭湯「ゆートピア21」の外観。
下駄箱は鍵がかかるタイプなので、盗難、イタズラ防止の観点で有難い。
銭湯の料金は460円。
タオル、石鹸などを買おうと思って、番台のおばちゃんに話しかけると意外な回答。
「うちのタオルでよかったら、無料でお貸しします。バスタオルではなくて、小さなタオルですけれど」
もちろん、私は、お借りすることにした。
ホテル内の温泉施設であれば、ホテルのタオルを無料で借りることができるのは一般的だと思うが、銭湯で無料でタオルを借りることができるとは思わなかったので、びっくりした。
出張で急に銭湯を利用したくなった人や、銭湯に来たけれどもタオルを忘れてしまった人にとっては、無料タオル貸し出しサービスは大変嬉しい。
「ありがとうございます。それでは、タオルをお借りします」
私はお礼を言い、緑色のハンドタオルを借りた。
「帰る時に、タオルはこちらに返してください」
「はい、分かりました」(うっかり持って帰らないか、やや心配になった。)
「石鹸やシャンプーはありますか」
「石鹸、シャンプー、ボディーシャンプー、ありますよ」
親指サイズのシャンプー、ボディシャンプーを購入した。
それぞれ、30円、40円という低価格で、合計70円だった。
入浴料と合計した530円を支払い、番台に向かって「左」側の暖簾を目指して歩こうとすると、番台のおばちゃんから声がかかる。
「反対です」
危なかった。
どうやら、男湯を目指していたつもりが、女湯を目指していたようだった。
これは、危ない。
もう少しで、痴漢として警察に突き出されるような事件を起こしかけていた。
「ああ、反対だったんですね。危ない危ない。ありがとうございます」
番台のおばちゃんに丁寧にお礼を言い、番台に向かって右側の暖簾をくぐって、男湯の脱衣所に向かう。
脱衣所の雰囲気としては、昭和時代を強く感じさせる懐かしい雰囲気。
古くて傷んでいるところもあるが、清潔感があるので、私としては好印象。
天井は高く、開放感があり、天井では巨大な換気用の羽が回っていた。
少し残念なのは、扇風機が見当たらないこと。これがあれば、とてもよかったのに。
脱衣所のロッカーは鍵付きだった。
防犯上の観点、間違って他人に衣服やタオルを使われてしまう事故を防止する観点で、脱衣所のロッカーに鍵が付いているのは、大変嬉しい。
鍵については、鍵を持ち帰らないように、という注意書きが壁に貼られていた。
この注意書きは銭湯や温泉施設ではよく見る。
鍵を開けて荷物を取り出す流れを考えると、荷物を取り出した時に鍵はロッカーに着いたままになるので、鍵を間違って持ち帰るうっかりミスは考え難いのだが、ボーッとしていると、つい、鍵をもう一回かけて持ち帰ってしまうミスを犯してしまうものかもしれない。
一度もそのようなミスはしたことがないが、いつうっかりがやってくるかもしれないから、気をつけようと思った。
浴場内は、広くはないが、先客が3名ほどしかいないので、色々なお風呂をほぼ独占状態で利用することができた。
昔ながらの銭湯であるため、男湯と女湯を仕切る壁は天井までは届いていない。
漫画とかではよく見る光景だが、たぶん、石鹸などを女湯に入っている人にパスをすることができそう。
(他のお客さんに迷惑になるだろうから、しない方がよいけれど。)
座湯、寝湯、麦飯石の湯、くすり湯、水風呂、などのお風呂があった。
座湯は、浅いと思って入ると、深さがあり、予想した感覚と違っていたから、少し驚いてしまった。
始めての方は、注意が必要かもしれない。
お湯は大変気持ちがよい。
私のお気に入りは、くすり湯。漢方が溶け込んだ湯で、茶色に染まったお湯につかっていると、本日の疲れが取れて行くような感じがした。
水風呂を除くと、各お風呂の熱さは、私が好む、あまり熱くないお湯。
だから、ゆったりとお湯につかることができた。
この文章を書きながら気づいたが、水風呂に入り忘れた。
サウナが別料金だったので利用しなかったことが、水風呂を利用することを忘れる原因になったように思える。
初めて行く銭湯、温泉施設では、私の行動パターンとしては、サウナに入ってから水風呂に入る、というのがお決まりだったからだ。
次回、この銭湯に行く機会があれば、サウナに入らなかったとしても、お湯風呂と水風呂を何度も行ったり来たりして水風呂を楽しみたいと思った。
銭湯から出て、番台のおばちゃんに
「タオルありがとうございました。大変助かりました」とお礼を言って、タオルを返却。
タオルの返却を忘れなかったので、一安心。
また、いつか来てみたいなあ、と思えるほど、良い銭湯だったと思う。
(2015年10月18日追記)
銭湯の施設名を「ユートピア21」と書いていたが、正しくは「ゆートピア21」だった(先頭文字の「ユ」が「ゆ」だった)ということに気付いたので、訂正。
写真を追加。
その後、この銭湯は何度か利用していて、大変気に入っている。
(2017年6月18日追記)
1年半ほど前のこの記事を見ていて気付いたことがある。
私の湯の好みが変わったこと。
この頃の私は、湯船のお湯はあまり熱くないものを好んでいたようだ。
今は、熱いお湯を好んでいる。
この1年半ほどの間に入ってきた色々な東京銭湯のお湯の熱さに慣れてきて、熱いお湯が好きになったのかもしれない。
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