PSPのバッテリーが膨張して壊れたので互換バッテリーを購入した
2010年12月に、妻からもらったクリスマスプレゼントはSONY PSP（プレイステーション・ポータブル）バリューパック ブラック/レッド（PSPJ-30017）（PSP-3000 XBR）だった。2010年当時から2年ほど前の2019年までは長期出張が多くて家で遊ぶ時間がほとんどなく、出張先にPSPを持って行って遊ぶほどの余裕もなかったので出張先にはPSPを持って行ったりはせずにPSPは自宅に置きっぱなし、妻からプレゼントしてもらったPSPでほとんど遊ぶことができないまま時間だけが過ぎてしまった。
今から1年前の2020年7月、ようやく自宅で遊ぶだけの時間的な余裕ができてきたので、久しぶりにPSPで遊んでみようと思ってPSPを専用ケースから取り出してみると、PSPのバッテリーが膨張してバッテリーカバーが外れてしまっていた。
SONY PSP-3000 XBR本体のバッテリー装着部からふっくらと盛り上がったSONY PSPの純正バッテリー。バッテリーの膨らみにより、バッテリーカバーを装着することはできない。専用ケースから取り出す前からバッテリーカバーは外れていた。こんなに膨らんだバッテリーは見るからに異常なので間違いなく壊れているであろう。
PSPで遊ばなくなってからどれぐらいの年月が経っているのかは覚えていないが、Amazonの注文履歴を確認するとPSPのゲームソフトを最後に購入したのは2013年1月31日のようであった。当時購入したゲームタイトルは以下の2点。
- Final Fantasy Tactics The War of The Lions (PSP 輸入版 北米）
- Final Fantasy II (PSP 輸入版 北米）
2021年7月22日現在、Amazonではまだ「Final Fantasy Tactics The War of The Lions (PSP 輸入版 北米）」は在庫があって販売が続いているようだったが、「Final Fantasy II (PSP 輸入版 北米）」については販売ページそのものがなくなっていた。
この2点を購入した後、もしかしたらAmazon以外のショッピングサイトか地元の中古ショップなどで購入している可能性があるかもしれないが、記憶にないのでこの2点で遊んだのが最後かもしれない。もしかしたら7年ぐらいはPSPで遊んでいなかった可能性がある。
SONY PSP-3000 XBRの純正バッテリーを長年PSP本体に装着したまま放置していると、このようにバッテリーが膨張してPSP本体から飛び出てしまうということを学んだ。この長年というのがどれぐらいのことか分からないので、本当に7年も経過してのことなのか、1年程度でもこうなるのかはもう今となっては分からない。
PSPのバッテリーが膨らんだことにより、バッテリーに付いていたシールが剥がれていた。バッテリーは膨らんではいるが、バッテリーを覆うケースは破裂などしておらず、バッテリーの中身が飛び出ている、というような事態にはなっていなかったことは不幸中の幸い。
SONY PSP-3000 XBRのバッテリー装着スペースは、私が見る限りでは綺麗。破損や腐食などは見当たらない。ということは、PSPの新しいバッテリーを購入すればPSPは再び起動するのではないかと思ったので妻に相談をした。Amazonや楽天で調べて見ると、PSP用のSONYの純正バッテリーを購入することができることが分かり、妻としては純正バッテリーの方がいいのではないかという意見であったが、私としてはバッテリー交換で本当にPSPが起動できるかどうか不安であったし、純正バッテリーはちょっとお値段が高いということもあったので、非純正のバッテリー、つまり、互換バッテリーを購入することにした。
購入したPSP互換バッテリーはROWA JAPAN MODEL PSP-S110という製品。2021年7月22日現在、Amazonでまだ販売されていることを確認した。（私が妻にバッテリーを購入してもらったのは1年前の2020年のこと。）
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリーとして購入した「ROWA JAPAN MODEL PSP-S110」という製品の商品梱包ケース。しっかりと梱包されていた。この商品は約1年前に受け取っていたにもかかわらず、私が何かと忙しいなどの理由で、開封したのが約1年もたったつい最近...11日前となる7月10日のことであった。当然、保証期間や返品期限などはとっくに過ぎているので、もし中身が全く違うものだったり、壊れていたりしたらどうしよう、妻に怒られる、と思ってびくびくしながら開封する。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・表面（ビニール袋取り外し前）。
X000131L6J
PSP-S110
新品
綺麗な透明のビニール袋にこのようなシールが付いていた。中のバッテリーも綺麗そう。間違った商品が届いたということもなさそうなので安心した。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・裏面（ビニール袋取り外し前）。大丈夫そう。
バッテリーをビニール袋から取り出す。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・表面。SONYの純正バッテリーとは違い、バッテリーの見た目はお世辞にも格好がいいとは言えない。
3.6v
1200mAh
BATTERY PACK
これだけがバッテリー本体の表面に印刷されている。印字が雑な印象だが、バッテリー本体の印字などは普段目にするところではないため、あまり気にしないことにする。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・裏面。表面の印刷は雑な印象を受けたが、裏面は表面とは違ってしっかりとしていた。ロワ・ジャパン有限会社のロゴやPSEマークがある。裏面がしっかりしているので安心感を抱いた。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・表面・端子側。綺麗だ。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・裏面・端子側。こちらも綺麗だ。
SONY PSP-3000 XBRの互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）本体・裏面・側面。横から見ると分かりやすいが、平べったい。膨らんでいない。壊れた純正バッテリーのように膨張などしていない。互換バッテリーを購入してから初めて使用するまでに1年近くもの時間が経過していたので、1回も使用していないのに購入したばかりのバッテリーが膨張していたらどうしようかと不安に思っていたが、その不安は解消された。
SONY PSP-3000 XBRに装着した互換バッテリー（ROWA JAPAN MODEL PSP-S110）。互換バッテリは、PSPのバッテリースペースに問題なくセットできた。サイズぴったり！
互換バッテリーセット後にバッテリーカバーを装着したSONY PSP-3000 XBR。何の違和感もなくバッテリーカバーを装着できた。
PSP本体に充電ケーブルを接続して充電開始。
充電中のSONY PSP-3000 XBR。充電中であることを示すオレンジ色のランプが点灯したのでとても安心。
充電完了後、電源ボタンでPSPを起動すると、PSPの駆動音が鳴りだし、無事にPSPの画面が表示された。
互換バッテリーで起動したSONY PSP-3000 XBRの初期設定画面（日付と時刻は「2011年1月1日0時0分」の初期値）。10年以上前の製品だということを実感できる初期画面だが、画面の見た目は今見ても十分に格好いい。
互換バッテリーで起動したSONY PSP-3000 XBRの初期設定画面（日付と時刻を「2021年7月11日12時41分」に設定中）。10年以上前の製品がまだ元気に動くのは嬉しい。
互換バッテリーで起動したSONY PSP-3000 XBRのゲーム画面（FINAL FANTASY II 輸入版 北米）。約7年ぶり（？）に起動したPSPのゲーム。互換バッテリーで起動させる初のPSPのゲームはFINAL FANTASY II 輸入版。日本語表示もできるけれど、英語表示にしておけば英語の勉強をしながらFINAL FANTASY IIで遊べると思って購入したことを思い出した。セーブデータは残っていたが、まだプレイしてから間もないようだった。7年前にどこまでプレイしたのかを思い出すこともできないので、最初からやり直した方が面白そうだと思う。FINAL FANTASY IIは中学生の頃にファミコン版でクリアしているが、このPSPの英語版でクリアを目指すのも面白いだろうなぁ。
PSP互換バッテリーのおかげで、11年前の2010年12月のクリスマスに妻からプレゼントしてもらったSONY PSP-3000 XBRでまた遊べるようになった。今度は長年放置したりせず、ちょくちょくと遊んでみようと思う。