作画・きたうみつなの漫画『魔法科高校の劣等生 九校戦編 5巻』を読んだ感想


魔法科高校の劣等生 九校戦編 5巻 (デジタル版GファンタジーコミックスSUPER)

作画:きたうみつな、原作:佐島勤、キャラクターデザイン:石田可奈による漫画『魔法科高校の劣等生 九校戦編』シリーズの第5巻を読んだ感想。
第5巻は、九校戦編シリーズの最終巻となる。

収録されているコンテンツ一覧は以下となる。

第24話 最後の決め手③
第25話 逆鱗①
第26話 逆鱗②
第27話 フェアリーダンス①
第28話 フェアリーダンス②
第29話 スナイパー①
第30話 スナイパー②
第31話 スナイパー③
最終話 王者の風格

今巻も、司馬達也(しばたつや)と司馬深雪(しばみゆき)の兄妹は、兄妹愛とは思えないほどのラブラブぶり。

七草先輩が「とってもシスコンなお兄さんが大事な妹のことで怒り狂っただけだったのね」と発言した後での達也と深雪の態度の違いが面白い。
達也は困った顔でくるっと背を向けて「さっさと作業室に戻ろう・・・」と思いながら去っていく。
深雪は顔を赤らめて両の手のひらを頬に当てて目を閉じる。

このシーンに至るまでの達也と深雪との間で交わされる会話やお互いの仕草や表情、特に達也の妹・深雪にかける妹愛に溢れる優しい言葉は、見ていて恥ずかしいけれど微笑ましい。

深雪に害を加えようとする者たちへの達也の苛烈な報復は、達也が強すぎるので相手が若干かわいそうになってくるけれど、それほど妹を大切に想っているということがよく伝わってきた。

この漫画の作画(きたうみつな)は素晴らしく、キャラクターたちのかわいらしさ、強さが違和感なく伝わってきた。
第5巻が九校戦編の最終巻となるが、読んでよかったと思う。

《関連リンク》
漫画『魔法科高校の劣等生 九校戦編』(作画:きたうみつな)一覧

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