ポッキーのようなお菓子はお箸の代わりにならない!
一昨夜、24時間営業のスーパーでお弁当を買った。
深夜1時頃だったため、販売されていた弁当は半額だった。
弁当には箸は付いていないので、レジでの支払い時に、「割り箸頂きますね」とレジ係の人に言って、レジの隣にある無料の割り箸をお弁当と一緒に買い物袋に間違いなく入れた...はずだった。
引っ越したばかりのアパートに到着し、さあお弁当を食べようと思ったら、入れたはずの割り箸がどこにもなかった。
スーパーでもらったナイロン袋の買い物袋をよく見たが、穴が開いている様子もない。
割り箸が、異空間に消失したようだった。
手を丁寧に洗って、もう手掴みで弁当を食べるしかないのだろうかと諦めかけていると、部屋の中に非常食として買っていたポッキーのようなお菓子が転がっていることに気づいた。
いけるかもしれない。
お菓子の箱を開封し、ポッキーのような棒状のお菓子を2本、箸のように持つ。
お弁当のご飯をつかもうとすると、ポキッと折れた。
ポッキーのようなお菓子では、箸として使うには、強度に問題があった。
その程度のことは想像の範囲内であったが、それでも淡い期待を抱きながら実行してしまったことに、無駄なことをしてしまった、と馬鹿らしい気持ちになった...のも束の間。
手元を見つめると、チョコレートが付いていないポッキーのようなお菓子の残骸が気になり始めた。
長いと折れやすいが、短いと折れにくいのでは?
長さ5センチもないようなポッキーのようなお菓子の残骸で、ご飯をすくい上げる。
見事、成功。
これで手掴みをしなくてもご飯が食べられる。
しかし、食べられるけれど、食べにくい。
もう本当、分かり切っていたことだが、ポッキーのようなお菓子では、箸の代わりにはならない。
普段、全く気にもとめていないことだったが、箸の有り難さがよく分かった。
弁当を買う時には、割り箸を必ずもらい、かつ、もらった割り箸を紛失しないこと、または、マイ箸を常に持ち歩くこと、ということを気にしておこうと思った。
マイ箸を持ち歩く習慣はなかったが、この機会に検討してみるかなぁ。