18時47分にまだ梅田。飛行機は19時20分発。間に合うのか?
昨日まで出張で大阪に行っていたのだが、仕事が終わってさあ愛媛に向かおう!・・・と向かっているうちに大変やばいことに気づいた。
仕事の現場を離れたのが18時15分頃。すぐに近くの地下鉄・谷町四丁目から伊丹空港に向かうことにした。松山行きの飛行機が19時20分発(ANA/最終便)だったので、これは間に合わないのでは?と相当あせっていた。あせっていたせいか、本町に行くつもりが反対方向の電車に飛び乗ってしまい、泣く泣く森ノ宮で降りた。谷町四丁目のホームで電車待ちをしていたおじさんに梅田への行き方を聞いて「本町で御堂筋線に乗り換えるといいよ」と親切に教えてくれた時に「このホームから乗ったんでいいですか?」とまできちんと聞いておけばよかった。大反省。時間がない切羽詰っている時に一駅逆戻りは痛い。
さて、本町駅に何とかたどり着き御堂筋線に乗り換えて梅田に向かう(愛媛県松山市の銀天街の端から端までの距離があったような気が・・・遠い)。その乗り換えの時に御堂筋線のホームに立っていた駅員のおじさんに「伊丹空港までに電車だとどれぐらいの時間がかかりますか?」と質問したところ、電車だと50分ぐらいだからバスの方が早い、と教えてくれた。50分もかかったんじゃ、19時20分発の飛行機には絶対に間に合わない。だが、バスはどうなんだろう。電車より本数が少なそうだからバスでも無理かも・・・。「バスに乗るんだったら(車両の)先頭の方に乗るといいですよ」と教えてくれた駅員さんにお礼を言って少しでも先頭に近い車両に飛び乗る。電車が発車して、さて、どうしようか・・・と思い悩んでいるうちに梅田に着いた。
人の洪水の中を何とか急ぎ足で(人が多すぎて走ることは不可能)改札にたどり着き、駅員さんに伊丹空港行きのバス停への行き方を尋ねる。2番出口から出て丸ビルに行けばよい、ということだった。
2番出口を出て右、左どちらに行けばいいかさっぱり分からない。道行く人々に聞きまくって丸ビルまで全速力で走っていく。ノートパソコンとか着替えとか色々な荷物を持っていたので重くて大変だった。
丸ビルが見えた時、空港行きのバスが止まっているのが見えた。まだ切符を買っている人がいる。さらに走る。ようやくバス停に到着し、券売機で切符を買おうとすると、「時間になりましたので出発します。次は55分発のバスです。」と言うバスの乗務員のおじさんの声が聞こえてきた。55分のバスなどに乗っていたら絶対に間に合わない。「待ってください。今、買いますから。」と言って自動券売機で620円の切符を買う。この時、券売機に1000円札を入れたり、お釣りが出てくるのを待つ時間さえ非常に長く感じてハラハラした。そしてバスに飛び乗る。時刻は18時47分。
バスが出発すると、「伊丹空港まで20分〜25分かかります」とアナウンスが流れる。搭乗手続き、保安検査の時間などを考えると、19時20分発の飛行機に乗れるかどうか微妙だ。ここまで走ってきてハアハアゼイゼイと息を切らして汗だくでとにかく疲れていたこと、これ以上ハラハラしても無駄であるし精神衛生情よくないし、ホテルで朝5時までノートPCで仕事していて眠いし・・・と思ってとりあえず寝ることにした。
起きたら19時6分ぐらいだった。間に合いそうだ、と安堵したが、念のため搭乗手続き時にANAのお姉さんに「乗り場まで走るので何とか飛行機に乗せてください」と言ってみたところ、保安検査のところまで一緒に走って連れて行ってくれた。保安検査が終わった時・・・時刻は19時10分。なんと出発まで10分も余裕があった。保安検査のところから乗り場までは走ることもなくゆっくりと歩いて行けた。
無事に飛行機に乗ることができた時、「ああ、あの交差点の信号機があの時赤だったら間に合わなかっただろうな、駅員さんの親切なアドバイスがなかったら駅の中で迷っていただろうなあ」とか色々と考えると飛行機に乗れたことがとても不思議だった。色んな奇跡が重なったおかげかなあ。次回からはもっと余裕をもって飛行機に乗りたい、と強く思った。