ハウルの動く城
おすすめ度:★★★★★★★★★☆ 美青年の魔法使いハウルと帽子屋で働く少女ソフィーが偶然街で遭遇し、ソフィーはハウルの魔法で一時夢のような体験をする。しかし、荒地の魔女に呪いをかけられてソフィーはお婆さんにされてしまう。おばあさんにされてしまったソフィーは、魔法使いが住む地を目指して出発し、やがて偶然ハウルの動く城を発見する。ソフィーは城で家政婦として働くことになった・・・。そして、国家間戦争に魔法使いとしてのハウルも召集されるが、ハウルは戦争参加には拒否する意思をハウルの先生でもある王室つき魔法使いサリマンに告げる・・・。 さて、映画・ハウルの動く城のCMやポスターなどではハウルは大変格好いい魔法使いに見えたのだが、実際に映画を観てみると、髪型を大変気にして死にそうなほど悩んでしまったり、サリマン先生に会うのをビクビクして怖がったりと、大変情けない一面があることが分かって意外だった。 一方、ソフィーは、カカシのカブを助けてあげたり、怖がるハウルの代わりに「母親」役としてサリマン先生に会いに行ってあげたり、自分に呪いをかけた荒地の魔女を助けてあげたり・・・と大変優しくかつ強い人だなぁ、と思った(おばあさんになったことが性格に影響を与えていると自らも告白しているけれど、年齢だけの理由ではなく、もともとそのような気質はあったのだと感じた)。 登場キャラクターとしては、火の悪魔カルシファーが大変かわいらしかったなぁ。 原作も読んでみたいと思うほど面白い映画だったと思う。 《備考》 監督:宮崎駿 |