映画『ファースト・マン』を観た感想
2019年2月8日(金曜日)から映画館で上映されている映画『ファースト・マン』を観てきた。
ファースト・マンのポスター
ファースト・マンは直訳すると、最初の人。
人類史上、月に最初に降り立った人、アームストロング船長の実話に基づいた話が映画になったようである。
映画『ファースト・マン』のMOVIX亀有のチケット
先日、コードギアスの映画を観た時に発行された特典とオンライン事前購入を組み合わせることで映画のチケットは1,200円で購入できた。
席は後ろから2列目の真ん中あたりのK-11という席。
上映開始から2週間以上が経過しているからなのか、もともと人気がないのかは良くわからないけれど、シアター6内はガラ空きで多くても観ている人は20名ぐらいのように思えた。
実際に映画を観た感想。
娘の死が悲しすぎる。
月への到着シーンについては緊迫感は感じたものの、アームストロング船長が娘の死についてずっと悩んでいるように見え、月面で歩行している時も、娘のことばかり考えているように見えた。
実際にそうだったのかもしれないし、そうではなかったかもしれない。
どこまでまでが史実で、どこからがフィクションなのかが分からず、モヤモヤとした気持ちを抱いてしまった。
アームストロング船長が娘のブレスレットを月面に置いてくるシーンは、史実ではなくてフィクションかもしれない。
時折、生きている娘の姿が見えてしまうことと同様に、幻を見ているのかもしれない。
アームストロング船長が月に行くことになった経緯、悲しすぎる娘の死、妻と2人の息子との時間の過ごし方、実験段階での事故による同僚の死、月面着陸の様子、月面でしたことなど、色々なことが映画では取り上げられた。
病気や事故で人が死んでしまうシーンが多いため、ストーリー全体としては暗い。
娘が大好きな父親は死んだ娘をいつまでも愛し続けるものなのかもしれない。
人類史上最初に月に降り立った男が月面で考えていたのは、月のことではなく、死んでしまった娘のことだったのかもしれない。
どんな偉業を成し遂げても、娘を失った悲しみは癒えない、ということなのだろうか。
アームストロング船長の本当の気持ちは分からないので、本当のところはどうなのかは全く分からない。
現在の私は仕事の関係で妻と娘と離れて暮らしている状況にあるので、映画の中で幼い娘がアームストロング船長に可愛がられている様子を見ていると、涙が出てきそうになった。
私はほとんど家にいないから、娘と一緒にいる時間がほとんどない。
幼い時の娘、現在の娘、どの時期の娘も、あまり可愛がることができていない。
失われた過去、時間は取り返せない。
この映画を観て、娘をもっと大切にしよう、と強く思った。