『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を観た感想
今日の昼は松山市内の映画館(衣山シネマサンシャイン)で『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(Mobile Suit Gundam Hathaway THE SORCERY OF NYMPH CIRCE)を観てきた。
今日は15日なのでシネマサンシャインで映画が安くなる日だ、と妻が考えてくれていたのだけれど、どうやら15日に映画の料金が安くなるキャンペーンはいつの間にか終わっていたようで、現在は月初(1日)のみが映画が安くなる日だったようだった。だったら、今日じゃなくてもいいよ、また今度でもいいよ、ということを妻に言うと、「いやいや、もう今日観ること前提で予定を組んだんだから観ないと。U-NEXTのポイントを使って観てきて」ということで、毎月付与されるU-NEXTのポイントが余っているとのことで、U-NEXTの1500ポイント分で映画のチケットを購入してもらった。
閃光のハサウェイについては、第1作目を何度か自宅のテレビで再生して観て面白いと思っていた。できれば迫力がある大スクリーンの映画館で続きが観たいとも思っていたけれど、先日リバイバル上映されて観た『涼宮ハルヒの消失』ほどは今すぐ映画館に見に行かなくては、とまでは思っていなかった。ハルヒの場合は映画館で次にいつ見られるか分からない、というのもあったから、少し意味合いが違うかもしれない。閃光のハサウェイの最新作については映画館で観ることができなかったらAmazonプライムビデオやU-NEXTで配信されるまでのんびり待とう、ぐらいにしか思っていなかった。実際に映画館に見に行くことが先日妻との協議で決定していたとは言え、映画を観に行く日が別に今日じゃなくてもいいのではないか、という思いはあった。妻がいろいろと配慮してくれたので今日観に行くことになったけれど、私自身が今すぐにでも観に行きたい、という気持ちではなかったことから、閃光のハサウェイを心の底から楽しめるだろうか、と不安になりながら映画館に行った。(妻は妻の友達と別の場所に遊びに行ったので、私一人で映画を観に行った。)
スマホでQRコードをかざして入場する際、スタッフの人から特典としてカードが入っている袋を2種類もらった。カードにはネタばれ要素があるとのことで、映画を見終わった後に開封するようにという注意書きが袋には書かれていたので、映画が終わった後に袋を開けることにした。この特典はなくなり次第終了とのことなので、今日映画館に来てよかったと思う理由の1つとなった。
映画が始まる直前に、これまでのあらすじとして第1作目のダイジェストが流れた。正直なところダイジェストを観ても、前作の概要などさっぱり分からないものであり、あらすじでもない気がしたけれど、前作のテーマソング「閃光」(Alexandros)を聴くことができたのはとてもよかった。やはり「閃光」は格好いい。曲が格好いいから、最近U-NEXTで見直したばかりなのにあらすじの映像を観ても意味が分からなかったとは言え、とにかく「閃光」が格好いいから映像も格好よく見えて、気分が上がってきた。この気分が上がった状態でキルケーの魔女の上映が開始となったので、うまい導入だなぁ、と感心した。
前作のテーマソング「閃光」を聞いたことで気分が高揚していたにもかかわらず、閃光のハサウェイ第2作目となるキルケーの魔女が始まってからの数十分間は、実はあまりにも面白くなくて眠気が襲ってきた。第1作目の始まりのような面白さと緊張感がなく、第2作目はいつから盛り上がるのだろう、面白くなるのだろう...などと思いながら、入場前に買っていたホットコーヒーをちびちび飲みながら必死で眠気と戦った。
ハサウェイ・ノアが今自分が掲げている理想を実現するために地球連邦政府に攻撃することで仲間との対人関係・恋愛関係などにうまく対応できずに悩んでいるところ、ハサウェイが突発的に心の赴くままに行動をしてしまうところ...走り去る車を雨の中必死で追いかけていくところ...あたりで、完全に目が覚めた。ハサウェイが地球連邦政府を攻撃するところや、テロ行為をしている理由については(前作も含めて)ハサウェイの説明を何度聞いても私は理解ができないけれど、ハサウェイが完璧人間ではなく、不完全な人間として悩みながら失敗しながら前に進んでいく様子を見ていると、いろいろと深く考えさせられることがあり、人間的に成熟していない、頑固なところ、怒りっぽいところ...などが私と似ているところがあり、ハサウェイのダメな部分がまるで私のようであったから自分自身と重ねてしまい、それが原因で憂鬱になってしまい、その気分の落ち込みで眠気が消えていった。
謎の美少女であるギギ・アンダルシアは、今回もよく分からない行動をするので面白い。 ギギがハサウェイのことを気に入っている理由についてはやはり私にはよく分からないけれど、ハサウェイを追い求めていく姿、セリフの1つ1つが考えさせられるものなので、今作でも魅力あふれるヒロインだと思った。
ハサウェイとギギの二人が再開する最後のシーンだけを切り取るとラブロマンス的には微笑ましいハッピーエンド的な展開にも見えるけれど、この二人が出会うためにたくさんの人たちが犠牲になっていることを考えると、血みどろの恋愛に見えてしまうから恐ろしい。ギギは破滅的な危ない男が好きなのか、自分を求めてこない男が好きなのか、よく分からないけれど、とにかくハサウェイが好きなためにハサウェイを追い求めていく姿は、良いと思う。結果的に血みどろの恋愛になってしまっているのは怖いけれど、これはギギが悪いのか、ハサウェイが悪いのか、両方とも悪くて身勝手なところにかえって魅力が出ているのか、そこらへんを考えさせられるのも、この映画を面白いと思えるようになってきたことの理由の一つかもしれない。
ハサウェイの父親であるブライト・ノアが登場するシーンを見ると、ブライトさんかわいそう、と思ってしまう。最愛の息子が自分の敵となるテロリストとは夢にも思っていないであろう。私自身にも20歳になる娘がいるので、もし、私の娘が私の運営するこのサイトなどを攻撃するようなハッカー(クラッカー)だったらと思うと、とても辛いと思う。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を観る前までは、あまり熱心に観たいとは思っていなかったけれど、観終わってみると、なんともう一度観たいと思えるほど、面白い映画だと思った。だから、映画館から立ち去る前に映画館の売店では税込3000円もする豪華版のパンフレットを買ってしまった。通常版のパンフレットなら税込1200円ですむところを1800円も高い3000円の豪華版パンフレットを買ってしまったのは、それほど面白いと思ってしまったからだ。通常版のパンフレットと豪華版のパンレフっとの違いについては、豪華版には映画のシーンの一部を絵コンテで楽しめたりするところなど。正直、通常版だけでもよかったような気がするけれど、絵コンテを観るとちょっと楽しいので、買ってよかったのではないかと思う。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』をもう一度映画館で見るべきか、それともU-NEXTでの配信を待つのか、については少し悩むところだけれど、もう一度映画館で観てもいいかなぁ、と思えるぐらいに良い映画だったと思う。