赤川次郎 『恐怖の報酬』

本書には、「神の救いの手」、「使い走り」、「最後の願い」、「人質の歌」の4つの短編が収録されている。4つの短編の背景には、必ず幽霊の存在がある。だが、その幽霊の役割は、願い事を聞く代わりに大切な人の命をもらう、恨みを晴らすために化けて出る、恩返しのために化けて出る、遊び相手欲しさに命を奪うことをお願いする・・・など、各話によって様々だ。全体的に悲しくて暗い内容であったが、特に、「人質の歌」については、3歳の娘を亡くして気が滅入っていた父親に亡くなった娘の幽霊が訴えかけるという悲壮感溢れる内容で、読後には何とも言えない気分になった。
  
 

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