漫画『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』第1巻から第4巻までを読んだ感想


下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇 1 (コミックブレイド)


下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇 2 (コミックブレイド)


下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇 3 (コミックブレイド)


下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇 4 (コミックブレイド)

漫画『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』(原作:赤城大空、漫画:柚木N'、キャラクター原案:霜月えいと)第1巻から第4巻までを読んだ。

「公序良俗健全育成法」(こうじょりょうぞくけんぜんいくせいほう)という法律により、あらゆる性表現が禁止となった世界が舞台の漫画。

会話は首に装着された首輪で監視されており、卑猥な言葉を言うと、政府機関にバレてしまい、逮捕されてしまう。
音声だけの監視かと思っていたら、手首に腕輪が装着されているので、ペンで文字を書いても手の動きでバレてしまうという凄い監視体制。
しかし、抜け道はあり、ペンを口で咥えて文字や書いたり絵を描くとバレない。
この首輪や腕輪は、たぶん、卑猥な言動の監視という名目以外にも、色々な用途で使われているのだろうなぁ。

男子高校生・奥間狸吉(おくま たぬきち/Okuma Tanukichi)は、《雪原の青》こと下ネタテロリストの女子高生・華城綾女(かじょう あやめ/Kajo Ayame)に言いくるめられて、下ネタテロ組織《SOX》を立ち上げて「公序良俗健全育成法」の破壊に協力させられることになってしまう。
学校中に卑猥なエロ本のコピーを隠すようなことをしたりと、地道な下ネタ普及活動を続けていく。

近未来の日本がこんな風になるとは思えないけれど、もし、この漫画に登場するような「公序良俗健全育成法」という法律が制定されたら、この漫画に描かれているようなことが起きてしまうのかもしれない。

漫画の方向性として、下ネタそのもので笑いを取るのではなく、下ネタが禁止された世界で下ネタの解禁を目指し、その過程で発生するドタバタした騒動などで笑いを取ろうとしているのは、新鮮な気がして、ちょっと面白かった。

第3巻、第4巻も相変わらず下ネタを広めるための運動は続くが、恋愛の話が多くなってくる。
男女の高校生が、パンツを頭に被るような変装さえしていなければ、絵だけ見ると、実は恋愛漫画と言われても違和感がない。
とにかく、絵が気に入った。

この手の本なのに、絵がとても綺麗で、ヒロイン(?)らしき女子高生達も皆が可愛らしく描かれているのは、とても良いことだ。
この絵ではなかったら、タイトルを見ただけだと読もうと思う気になれなかったので、この絵の良さが、本作品を読むきっかけになった。

このような本があっても良いのではないかと思うし、読んでみて良かったと思えた。

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