ズボンのチャックが壊れたので100円ショップのダブルクリップで応急処置を実施した
先日、スーツのズボンのチャックが壊れてしまった。
出張先で壊れたから、自宅にある別のズボンに履き替えるということはできない。
ズボンの脱線したファスナー。
この写真は、後日、撮影した写真。
先日、私の履いているスーツのズボンのファスナーが、このように脱線してしまい、チャックを閉じることができず、俗にいう社会の窓が全開になってしまう大問題が発生していることに気づいた。
大問題発生に気づくやいなや、慌てて客先のトイレの個室に入って脱線してしまったファスナーを元に戻そうと頑張ってみたけれど、数分としないうちに、道具もなしにファスナーの脱線状態を直すことは不可能であることに気づいた。
全開になった社会の窓からは、見えてはいけないものが見えてしまう可能性がある。
社会の窓が開いているだけでも恥ずかしいのに、見えてはいけないものが社会の窓から見えてしまうと、あるいはもっとひどいことに、社会の窓からこぼれ出てしまうと、公然わいせつ罪に問われたり、電車の中だと痴漢扱いをされるかもしれない。
そんなことをするつもりがなかった、と言っても信じてもらえないかもしれない。
あまりにもつまらないことで、今後の人生が破滅に向かいそうである。
平和な日常は、このように本当につまらないことで、簡単に崩れ去ってしまうもののようである。
なんと脆弱な日常。
とにかく、これは、大ピンチだ。
どんな手段でもいいから、とにかく社会の窓を閉じる方法を考えなくては...。
壊れたチャックを直すための応急処置はないものか。
悩んで思いついたのが、ビジネスカバンの中に入れていた、昔100円ショップ・ダイソーで購入したダブルクリップ。
100円ショップ・ダイソーのダブルクリップ。
出張時の旅費精算をするために、領収書の束をダブルクリップで挟むと便利、という理由で、個人的に昔購入したのがこの100円ショップ・ダイソーのダブルクリップ。
このダブルクリップを使って、社会の窓を閉じてしまえばいいのではないか、と思いつき、試してみる。
ズボンの壊れたチャックを裏側からダブルクリップで止めて応急処置をしている様子。
この写真は、後日、自宅で撮影したものである。
実際には客先のトイレの個室内でズボンを脱ぎ、ダブルクリップで社会の窓を閉じる、という作業をした。
作業は面倒ではあるが、難しい作業ではない。
ここで気を付けておいた方がよいことは、作業前にズボンや上着の中にある物を取り出し、カバンの中にでも入れておくことだ。
物を取り出しておかないと、ズボンを脱いだ時にズボンのポケットから、あるいは、身をかがめた時に上着のポケットから、物が落ちてしまう。
落ちた物がトイレの便器の中に落ちてしまったら、悲惨だ。
携帯電話、スマートフォン、財布...こういった物をポケットに入れいてる人は意外と多いであろう。
特に、携帯電話・スマートフォンがトイレの便器に落ちてしまうと、水没して壊れてしまうであろう。
最近は防水のスマートフォンも登場しているけれど、水没で壊れなかったとしても、便器の中に落ちたスマートフォンは汚いし、便器の水の中に手を入れてスマートフォンを取り上げるのは、想像するだけでも身の毛がよだつ。
ズボンのチャックが壊れてしまうという緊急事態においても、このような二次的被害が起きる可能性を考慮でき、カバンの中にポケットの物を全て入れることができたのは、自画自賛ではあるが、私は冷静な判断ができたと思う。
ズボンの壊れたチャックを裏側からダブルクリップで止めて応急処置をした場合に、ズボンを前から見た様子。
こうやって見ると、違和感はあるけれど、社会の窓を閉じることには成功している。
人の股間の部分をジロジロと見てくる人は、ほぼいないであろうから、これぐらいの違和感については実際にはほぼ気づかれないであろう。
後は、トイレで大小の用を足す時に、ダブルクリップが社会の窓を閉じていることを忘れないことだ。
ダブルクリップのことを考えると、トイレはできる限り、個室を使った方がいいが、個室は他の人が使っていることが多くて使えない時も多いであろうから、小便器でも何とかする方法を考える必要がある。
そこは...、気を付けて、気合でやりくりすれば何とかなる。
ダブルクリップを便器に間違って落としてしまわないように、ダブルクリップをそっと外して用を足す方法もあるし、ダブルクリップをつけたままダブルクリップを落とさないように細心の注意を払いながら、完全には閉じられていない社会の窓の隙間をうまく利用して無理やり隙間から用を足す、という方法もある。
私は後者の方法を試し、うまくいった。
前者の方法だと、明らかに不審な動きになるので、隣に紳士が立っている場合、不審に思われて気持ち悪がられるし、最悪のケースだと、誤解の末に通報される可能性がある、と考慮したためだ。
何も悪いことはしていないのに、変な誤解を受けたり、取り調べを受けるような恥ずかしい目には遭いたくない。
考えすぎかもしれないが、できる限りの安全な方法で考えると、後者の方法になった。
(もちろん、一番安全に用を足す方法は、個室内で用を足す方法である。)
ズボンのチャックが壊れて、人生の終わりを感じるような時もあったけれど、何とか1日をやり過ごすことができた。
ダブルクリップを持っていなかったら、と思うとぞっとする。
ズボンのチャックが壊れた時の応急処置として、100円ショップ・ダイソーのダブルクリップが使えたのは幸いであった。
ズボンのチャックが壊れるという問題は滅多に起きることではないけれど、今後のことも考えて、ダブルクリップは常に持ち歩かなくては。
チャックと言えば、自宅で物を整理していると、ズボン以外の物でもチャックが壊れていることに気づいた。
100円ショップで以前購入したソフトケースのチャック部分。
100円ショップで以前購入したソフトケースのチャックのツマミ部分が壊れてなくなった様子。
ズボンのチャックが壊れて社会の窓が全開になったことが原因で生じる社会的損害と比べると、ソフトケースのチャックが壊れたところで、大した損害はない。
とはいえ、損害の大小はあれども、チャックを直す方法はないものか。
これまで、チャックが壊れたら物を捨てていた。
ズボンもソフトケースも捨てようかと思っていた。
妻に今回のことを話すと、脱線したズボンのチャックは修理可能、ということであった。
私がどうやって直すのかと聞くと、ペンチを使えば直すのは容易、とのこと。
妻からはチャックが壊れたズボンを今度自宅に持って帰るようにと言われている。
妻が修理をしてくれるとのこと。
有難いなぁ。
チャックのツマミが壊れている場合は、Amazonなどで修理用の商品が販売されているので、それを購入するとよいかもしれない。
100円ショップのソフトケースは、金額を考えるとソフトケースを買い直した方が安そうではあるが、エコを考えると壊れたチャックの部分を直した方がよいのだろうなぁ。