漫画『監獄学園-プリズンスクール』第22巻を読んだ感想


監獄学園(22) (ヤングマガジンコミックス)

著者・平本アキラの漫画『監獄学園-プリズンスクール』第22巻を読んだ。

第21巻の終わりが衝撃的だっただけに、気になっていた第22巻の始まり。
キヨシが死んでおり、その死をめぐって繰り広げられる花ちゃん(緑川花・裏生徒会書記)と万理(裏生徒会長・栗原万理)との会話が面白すぎた。

花ちゃん「そんなわけ・・だって死ぬ理由が・・・・」
裏生徒会長「・・・・おそらく・・・・ズボンを引き下ろした勢いで男性器が露出し・・・羞恥心が高まり過ぎたせいで・・・・!!」

キヨシが女物のしまパン(縞々のパンツ)を履いていることについて、千代ちゃん(栗原千代)が「ヒーロー」と称しているあたりとか、男性器を想像させるような絵で描かれる「生き返ったキヨシの首」を触って「すごい脈うってる!ドックンドックンいってるわ!!」というセリフを万理がやや気が狂ったような笑顔で言っているあたりとか、あまりにも馬鹿馬鹿しく、卑猥な展開に、笑いをこらえることができなかった。

第22巻の前半は、良かったと思う。

後半については、あまり面白くないと感じた。

ケイト(竹ノ宮ケイト・表生徒会長)が実は「コール使い」で、コール使いの中でもかなり実力が高い「大コール使い」であるとか、コールによって裏生徒会のグループにいる女子達が心を傷つけられていく様は、見ていて楽しいものではなく、不快な気分になってしまった。
ケイトを徹底的に嫌われ者にするために、あえてこのような話にしたのかもしれないが、監獄学園らしい馬鹿馬鹿しい笑いを期待していただけに残念。
続きの第23巻には、もっと笑い転げられるシーンがあるとよいなぁ。

それにしても、第22巻が終わっても、まだ騎馬戦が終わらないとは・・・・・・。
普通の運動会だったら、時間制限でとっくに終わっていてもよいはずだが、この漫画ではどうやら時間制限がないようだ。

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