黒カビが敷布団の裏側に発生!黒カビを除去し、除湿シート導入。
自宅にはきちんとしたベッドの上に布団を敷いて寝ているが、出張先の東京のアパートにはベッドがないのでフローリングの床に敷布団を敷いて寝ている。
妻からは、フローリングに布団を敷いているとカビが生えるから、必ず布団を上げておくように、と注意されていたので、毎日真面目に布団を上げていた。
秋頃は何ともなかったのだが、冬頃からは朝起きて布団を上げると、敷布団が敷かれていた床の上と敷布団の裏側が湿り、ひどい時には目に見えて大量の水滴がまるで窓際の結露のように現れるようになった。
最初のうちは、これがとても気になり、除菌できるウエットティッシュで水分を拭き取りつつ除菌をしていた。
日が経つにつれて、布団は必ず上げたが、水分を拭き取るのが面倒になり、そのうち水分は拭き取らなくなった。
ある日、敷布団の裏側に黒い小さな点があることに気づいた。
白い布血の上に黒い点があると、小さな点でも目立つ。
いつもの除菌用のウエットティッシュでは取れなかった。
床に落ちていた小さなゴミでも付いて取れなくなったのだろうと思った。
それから数日後、黒い点が増えていた。
ここで、黒い点が黒カビであることに気づく。
黒カビが発生した敷布団の裏側。
黒カビが発生した敷布団の裏側の特にひどい部分。
慌てて、除菌用のウエットティッシュで黒カビ部分を何度も拭くが、やはり取れない。
後になって思えば、この時、除菌用のウエットティッシュで拭いたことは、全くの無駄ではなかったと思う。
拭いていなければ、もっと黒カビが増えていたかもしれない。
除菌できるアルコールタオル-ウイルス除去用(エリエール)。
商品のパッケージ名としては、アルコールタオルとなっているが、タオルという用語よりは、私の感覚としては、ウェットティッシュという用語の方がしっくりくる。
部屋を掃除する時は、この商品には大変お世話になっている。
さて、黒カビをなんとかしないといけないので
、とりあえず100円ショップで売っているものでなんとか対処できないか試してみた。
100円ショップ・ダイソーで購入した「お風呂のカビ落とし」
商品パッケージに、特長として「洗剤なしでも汚れスッキリ」と書かれていることが気に入り、購入した。
もちろん、商品名からも分かるように、お風呂用の商品であるため、敷布団用の商品ではないことは分かっている。
駄目元で、「洗剤なしで汚れスッキリ」という特長が敷布団にも当てはまらないかと期待して購入した。
100円ショップ・ダイソーで購入した「お風呂のカビ落とし」のスポンジ。
青色のスポンジ。
手に取ると、その堅さがよく分かる。
これなら頑固な汚れもこすり落とせそう。
こする相手も堅ければ。
敷布団は柔らかい。
柔らかい相手にも通じるかどうか。
スポンジを水道水で濡らし、敷布団の上のカビをこする。
結果は、全く効果がないどころか、敷布団の繊維が破壊されていくように思え、すぐに使用をやめた。
何となくは分かっていたが、やはりだめだったか。
本当は洗剤なしで何とかしたかったが、洗剤を使うことにした。
100円ショップ・ダイソーで購入したカビとりスプレー。
100円ショップの製品とは言え、日本製なので安心感が何となくある。
浴室のタイル目地、小物類、ゴムパッキンなどに、と書かれている。
もちろん、敷布団用などとは書かれていない。
塩素系。
ほぼ間違いなく、敷布団には使わない方が良いのであろうが、黒カビが気持ち悪くて仕方がないので、何とかしたい。
100円ショップ・ダイソーで購入したカビとりスプレーの容器に記載されている主に注意すること。
必ず換気、という注意書きがあるので、部屋の窓を開け、浴室の換気扇、台所の換気扇を稼働させ、さらに玄関のドアまで開けた。
冬なので当たり前だか、寒風が部屋の中に容赦なく入ってくる。
寒いが、これで塩素中毒で意識を失ったり、最悪、死んでしまうような事態は防止できると思った。
100円ショップ・ダイソーで購入したカビとりスプレーの容器にある注意事項。
全て読んだ。
使えないものには、獣毛のハケ・ブラシ、木製品、クロス壁、しつくい壁などが書かれていたが、敷布団などの布製品に使えないとは書いていない。
もちろん、使ってよいとも書いていないので、これを敷布団に使うのは自己責任と考えて使うしかない。
このカビとりスプレーの「泡スプレー」を直接敷布団に吹きかけるのはよくないであろうと思い、雑巾に吹きかけ、雑巾に付いた泡のごく一部を黒カビにチョイと付けて30分ほど放置してみる。
結果は、跡形もなく、黒カビが全て消えた。
黒カビを取り除いた後の敷布団の裏側。
黒い点が見えなくなった。
黒カビを取り除いた後の敷布団の裏側の黒カビが特にひどかった部分。
どこにも、そこに黒カビがあったという痕跡が感じられない。
洗剤が布団に付いたままだとまずいであろうから、洗剤を付けた部分に対して、濡れた雑巾で一拭きしては雑巾を水道水の流水で洗い流し、さらに濡れた雑巾で一拭きする、ということを何十回も繰り返す。
塩素の臭いがなかなか取れないので、臭いを取ることについては諦めたが、とにかく何度も拭いて、洗剤を取ろうと頑張ってみた。
洗剤が全部取れたかどうかは判断できないが、もういいであろうと、判断し、手を置いた。
後は乾燥するまで放っておく。
この作業をしたのが夜中だったので、この日は敷布団の代わりに毛布を床に敷いて寝た。
寝心地が悪いのは仕方がないが、何とか寝れた。
目覚めたら、仕事のため、会社に行かねばならなかった。
日曜出勤だ。
布団が気になるが夜までは戻れない。
夜部屋に戻ると、布団は乾いていたし、黒カビが復活するようなこともなかった。
黒カビのことを妻に電話で話すと、「黒カビが生えていた布団は汚いから出張が終わっても自宅には持ち帰らずに捨てた方がよいのでは?塩素系の洗剤で洗った布団は体にもよくないんじゃないの?」ということを言われた。
確かにそうかもしれない。
しかし、長期出張が今月で終わりそうと言ってもまだ3週間近くあるし、ここで布団を買い直すのもどうかと思うので、このままあと3週間は使うことにした。
あと3週間の間に、再び黒カビが生えてくるのは嫌だったから、今更ではあるが、敷布団の下に敷く除湿シートを購入した。
ニトリで購入した「布団の湿気をグングン吸収 除湿シート」
《商品パッケージに記載されている情報》
(サイズ)シングル 90×180cm
天日に干すだけで、繰り返し使用できます。
衛生的な消臭・防カビ加工。
押入れの除湿にも使えます。
最大吸湿量約440cc ※コップ約2杯分
洗濯しないでください
センサーの裏面を天日に干して下さい。
天気の良い日に干しても、湿度が高い場合はセンサーがブルーに戻らない場合も有りますが、除湿機能は十分に回復しています。
ニトリで購入した「布団の湿気をグングン吸収 除湿シート」の調湿センサー。
《調湿センサーの下部に記載されている情報》
センサーの色が、ブルーからピンクに変わったら天日に干してください。ブルーに戻ったらOK!
空気中に湿気が多い時もピンクになります。
このセンサーは、あくまでも目安となります。
ニトリで購入した「布団の湿気をグングン吸収 除湿シート」の品質表示。
《記載されている情報》
N除湿シート
組成
側生地 ポリプロピレン100%
充填物 シリカゲルB型
ニトリで購入した「布団の湿気をグングン吸収 除湿シート」をフローリングの床に敷いた時の様子。
茶色の敷布団カバーで覆われていない敷布団の裏側の白い布地部分と除湿シートがほぼ同じ大きさ(つまり敷布団全体のサイズよりは除湿シートの方が小さい)。
敷布団も実はニトリで購入したものだから、同じニトリで購入した除湿シートは、サイズが合いやすいのかもしれない。
その後、この除湿シートを敷布団の下に敷くようになってから数日が経過したが、敷布団の裏側や床の上が湿ってくるような現象は起きなくなった。
その後、黒カビも再発生していない。
ニトリで布団セットを買った時に、除湿シートも買えばよかったと思った。
(2020年7月23日追記)
この記事を書いてから4年以上経った現在、久しぶりにこの記事を読み返している。当時は長期出張が2016年3月で終わりそうだという楽観的な考えがあったようだが、実際に長期出張が終わったのは3年以上後の2019年7月初旬の頃であった。当時の予想よりも3年以上も出張が延長されたことになる。
黒カビ除去をしてから3年以上、この敷布団を使い続けたことになるが、黒カビは幸いにも再発しなかった。
ニトリの除湿シートは本当に買ってよかったと思う。効果抜群だ。
黒カビが発生した布団を自宅に持ち帰ることはできず、寝泊まりしていた出張先のアパートで処分することになってしまった。仮に黒カビが発生していなかったとしても、やはり処分していたかもしれない。自宅には既に布団があったということもあるが、東京で使っていた布団は安物だったので自宅までの配送費を考えると買い直した方がお得、という考えもあったからだ。
《関連リンク》
・除湿シート 一覧