原作:E・ブロンテ/著者:森園みるく 『嵐が丘』
舞台は1770年代のイギリス。ある日、嵐が丘の主人アーンショーが孤児を館に連れ帰り、その孤児に亡くなった息子ヒースクリフの名を与え、一緒に生活を始める。ヒースクリフは、子供時代に義理の兄のヒンドリーからいじめられるが、義理の妹のキャシーとは仲良くなる。やがて、ヒースブルクとキャシーは互いに愛し合うようになるのだが、キャシーは金も教養もないヒースクリフと結婚することをためらい、ついには金持ちのエドガーと結婚してしまう。そして、ヒースクリフは、復讐鬼と化す。・・・一人の女性をいつまでも諦めきれないヒースクリフ・・・他人から見たら結末は悲しいものだけれど、2人にとっては幸せなものだったのかもしれない。私なら生きて幸せになりたい・・・。もっとも、この時代はこれしか方法がなかったのかもしれないけれど。 |