淡路ヶ峠の「砂防ダム奥ルート ゆったりマドンナコース」が楽しかった
健康づくり・体力作りの一環として、趣味の1つとして登山をしてみたかったので手始めに登ってみる山として思いついたのが、我が母校「桑原中学校」の裏山にある淡路ヶ峠(あわじがとう)だった。
桑原中学校の校歌に登場する淡路ヶ峠は、およそ30年ぐらい前に桑原中学校を卒業した私にとっては馴染みのある峠であるはずだが、最近、物忘れが激しくて自信がないけれど、たぶん、これまでに一度も訪れたことがなかったので今日が初登山となった。
淡路ヶ峠への行き方(ルート)は複数ある。
今回は体力に自信がない私でも何とか登れそうな砂防ダム奥ルートの「ゆったりマドンナコース」で高校1年生の娘と一緒に登ったので、以下に写真日記を掲載。
目次
砂防ダムルート/ダム奥ルートの入口(登山口)から駐車場・トイレまで
桑原中学校の北東にある砂防ダムルート/ダム奥ルートの淡路ヶ峠入口前の道路。「淡路ヶ峠入口」という文字が書かれた黄色い看板が入口の目印となっている。当ブログに掲載している私が撮影した写真だけではこの場所は分かり難いと思うので、場所がよく分からない人は以下の地図(Googleマップ)を拡大表示してGoogleストリートビューで場所を確認することをオススメ。
砂防ダムルート/ダム奥ルートの淡路ヶ峠入口前の場所
地図(Googleマップ)
看板を見るとここから「淡路ヶ峠入口」まで「420m」の距離があることが分かる。地図もあるので見てみる。
「淡路ヶ峠ルート案内図」を見ると、「現在地」の三叉路は「宝谷池」のすぐ近くであることが分かる。
「砂防ダム」の近くに「砂防ダムルート」と「ダム奥ルート」の2つの出発点があり、駐車場が近いのが「ダム奥ルート」となる。地図には書かれていないが、今後様々な場所で登場する看板では「砂防ダムルート」が「ガンバる赤シャツコース」、「ダム奥ルート」が「ゆったりマドンナコース」という名称になっている。今回は駐車場がすぐ近くにある「ゆったりマドンナコース」を利用する。
淡路ヶ峠展望台・砂防ダムルート奥(ゆったりマドンナコース)の駐車場の場所
住所
〒790-0912 愛媛県松山市畑寺町
地図(Googleマップ)
Googleマップでは「淡路ヶ峠展望デッキ駐車場」という名称で地点登録がされているようだった。
砂防ダム方面の道路。左手に大きな竹林がある。
砂防ダム前。複数の看板がある。「砂防指定地」という看板には「畑寺谷川 畑寺一号谷砂防ダム 砂防ダムに立入ったり、貯水池で遊んではいけません。」と書かれている。
「淡路ヶ峠入口」「淡路ヶ峠 展望台まで約880m」という看板が左手にあり、看板が指し示す右手を見ると「ガンバる赤シャツコース」の入口の看板が見える。今回は「ダム奥ルート(ゆったりマドンナコース)」を利用したいため、さらに先に向かって進む。
淡路ヶ峠 砂防ダム奥ルート 駐車場。この場所の直前の道路が狭すぎ、ガードレールもなかったので対向車がやってきたらどうしたらよいのだろう、という強い不安を抱いていたが、このように広い駐車場が現れたのでほっと胸をなでおろした。普通自動車であれば、3、4台程度なら駐車できそう。
駐車場のすぐ隣には「淡路ヶ峠遊歩道トイレ」という名称のトイレがある。このトイレの隣にも、2台ぐらいは車を駐車できそうな広いスペースがあるが、舗装はされていない。ココではなく、先ほどの舗装されている地面に駐車した。
淡路ヶ峠 ダム奥ルート案内図【ゆったり マドンナコース】 淡路ヶ峠遊歩道整備管理協議会
淡路ヶ峠駐車場
【展望台まで700m】
※淡路ヶ峠遊歩道の専用駐車場です。
駐車場ご利用の方への注意
・勾配がきついので、車はここに駐車して下さい。
・他の車が出られるように駐車して下さい。
・サイドブレーキはしっかりかけて下さい。
・資材運搬などに車を使用する時は勾配がきついので四輪駆動車を使用して下さい。
・当駐車場でのトラブルに関しては、一切責任は負いかねますのでご了承下さい。
淡路ヶ峠遊歩道整備管理協議会
ゆったりマドンナコースの入口から展望台まで
淡路ヶ峠 砂防ダム奥ルート ゆったりマドンナコースの入口と高校1年生の娘。「ゆったりマドンナコース 展望台へ 700m→」という案内板あり。
「危険防止のため自動車・バイクの乗り入れを禁止します。」という看板があるので、「まだまだ行けそう!」と思っても、ここから先の道は自動車やバイクで進んではいけない。
ゆったりマドンナコースの入口付近の道は舗装されていて歩きやすい。美しい鳥の鳴き声が聞こえるようになり、娘は大喜び。
舗装された道の終わり。高校1年生の娘はスイスイと先を歩いて行く。運動不足の私は早くも息が上がっていて、娘に付いて行くのに必死。
U字路になっている道。娘に待ってもらいながら、娘の後を付いて行く。
ゆったりマドンナコース 「まん中 350m」地点。何とか半分まで歩いてこれた。娘に置き去りにされないように付いて行く。
雨上がり後に濡れた道。今日の昼から一時的に大雨が降ったので、地面乾ききっていないのだろう。倒木に足を引っかけてこけないように注意して娘の後を追う。
この道を登り切ったら、展望台。娘は先に展望台に到着し、見晴らしがよい展望デッキに向かっていた。
普段ほとんど運動できていない私でも私も何とか展望台に到着できたので、とても嬉しかった。途中休憩を何度も入れながら、ゆったりマドンナコース(展望台まで700mのコース)を本当に「ゆったり」「ゆっくり」と歩いて展望台に到着するまでにかかった時間は約20分。登山口から10mも歩かないうちに息切れしていた私でも何とか登れた。本当に嬉しかった。とは言え、20分はかかりすぎな気もするので、もう少し早く登ることができるように、これから体力作りに励もうと思っている。
淡路ヶ峠展望台・美しい松山市内の景色
淡路ヶ峠展望台には、屋根付きの休憩所、ベンチがある。突然雨が降ってきてもここで雨宿りができそうだ。この写真の左上でたなびく鯉のぼりを見れば分かるように、今日は強風が吹いていたので、もし今から雨が降ってきたらずぶ濡れになってしまうであろう(幸いも雨は降らなかった)。
娘は展望デッキからの景色に感動しているようであった。
淡路ヶ峠展望デッキの俯瞰図には松山市内の名所などが分かりやすく描かれている。俯瞰図と景色を見比べるのが面白い。
こどもの日が近いからだと思うが、淡路ヶ峠展望台の展望デッキの上空では鯉のぼりが元気よく泳いでいた。強風が吹いている上に気温も低くてやや寒かったのでベンチに座ってゆっくりする、というようなことはできなかった。
淡路ヶ峠展望台の展望デッキから眺める三町池(古池・新池)。35年ほど前、私が小学生の頃はこの池の周りでもよく遊んだ覚えがある。
娘は雲間から差し込太陽光の帯について「きれい」と何度も感嘆の声を上げながらスマホでパシャパシャと撮影をしていた。
淡路ヶ峠展望台の展望デッキから眺める松山城。勝山の上に立地する松山城は、ここからでもよく見える立派なお城。
淡路ヶ峠展望台の展望デッキから眺める桑原中学校。卒業してから1回ぐらいは訪れたのだろうか...。1回も訪れたことはないかもしれない。こうやって上から眺める限りでは、30年前当時とあまり変わっていないように見えた。
淡路ヶ峠展望台の俳句ポストと投句用紙。久しぶりに俳句を作ってみようかと思ったけれど、強風と寒さでやる気が出ず、今回は何もできなかった。
路ヶ峠展望台の屋根付きの休憩所のすぐ近くにある「淡路ヶ峠」を説明する立て札。
淡路ヶ峠展望台の「淡路ヶ峠」の説明用立て札を読むことで、淡路ヶ峠(あわじがとう)や桑原地区の歴史を学ぶことができる。伊藤博文が淡路城の城主・林淡路守通起(はやしあわじのかみみちおき)の11代目の子孫だったということは全く知らなかったので驚いた。ところで、淡路ヶ峠の入口などにあった地図の看板では展望台の高さは「273m」となっていたが、この説明用立て札では「標高275m」となっていた。展望台よりも2m高い場所がどこかにあるのかもしれないと思ったが、探すのが面倒だったので探していない。
「ガンバる赤シャツコース」は「砂防ダムへ880m」、「青い空 坊ちゃんコース」は「桑原中ウラへ1000m」という案内板がある。帰り道は「ガンバる赤シャツコース」でもよいかと少し考えたけれど、「ゆったりマドンナコース」の帰り道の景色を楽しまないのはもったいないと思ったので、予定通り「ゆったりマドンナコース」で帰ることにした。
淡路ヶ峠展望台にある「ゆったりマドンナコース」の案内版には、「ダム奥駐車場へ 700m」と書かれている。さて、今からもと来た道で下山。
展望台からの帰り道
淡路ヶ峠 ゆったりマドンナコース 展望台からの帰り道。高校1年生の娘はスイスイと先を歩いて行く。帰り道の途中からは娘も私も自然の音に耳を傾けることに夢中になった。娘は鳥の鳴き声。私は川のせせらぎ。どちらの音も心が癒される。
砂防ダム奥の駐車場に停めていた車に乗り、車で淡路ヶ峠の出口を目指す。トイレ横の道が帰り道だ。
淡路ヶ峠 砂防ダム奥ルートからの帰り道...来る時も通ったこの狭い道路はガードレールもないので、通るのがちょっと怖い。対向車がどうか来ませんようにと祈りながら進む。
ガンバる赤シャツコースの入口
淡路ヶ峠 砂防ダム奥ルートからの帰り道、「ガンバる赤シャツコース」の登り口前を通ることになったので、少し登り口を見てみた。
「ガンバる赤シャツコース」の登り口。「ゆったりマドンナコース」と比べると、見るからに道が細く、険しそうな雰囲気が漂っている。次回、淡路ヶ峠に登る時は、「ガンバる赤シャツコース」でチャレンジしてみなくては!