総津権現山登山口から山頂の豊峰神社まで -娘と登山-

板橋を渡った先が広田石鎚(総津権現山)の山頂に向かう山道。
登山を開始した時刻は午前9時52分。

私が先頭を歩かせてもらい、後についてくる娘を撮影。山道は基本的に急斜面。

歩き始めてすぐに右に曲がった先にある道。

左手にある金属製のパイプを見ながら前に進んで行く。

鉄の梯子。梯子を上って上に向かう。

鉄の梯子を登り切った先の道は広くはないため、少し怖い。道から足を踏み外して転落しないように気を付ける。

梯子を登った先にあるのはせり割りという名所。体がスリムでないと通れないほど狭い、大きな岩に囲まれた通路。私の体は以前よりは痩せてきたとはいえ、私は体を横にしてそろりそろりと苦労してここを通り抜けたが、後からやってきたスリムな娘は何のためらいもなく立ち止まらず、さっと通っていた。娘が苦労して通る様子を動画に撮ろうと思っていたのに、そんな撮影をするような時間を取らせてもらえなかった。悔しい...。

鉄の梯子を登ってくる娘。ちなみに鉄の梯子の隣に並行して垂れている鉄の鎖は一の鎖。

左の道が豊峰神社、右の道があかの水と教えてくれる標識。寄り道はせず、左の道を進んで豊峰神社に向かうことにする。左の道、この写真だと左から上に向かう、崖のような斜面の道を登る。

木の根っこや上から垂れている紐を握りしめながら何とか登っていく。

紐を握りしめながら登ってくる娘。

なかなかの急斜面を登っていく。右奥に標識が見えるので標識を目指す。

左の道は自然道、右の道は豊峰神社ということを教えてくれる標識。豊峰神社を目指す。

太陽がまぶしくて見えにくいけれど、山頂らしき姿が見える道。この道は歩きやすい。

じゅずかけの杉という名所。

二の鎖という名所。

鉄の梯子の隣には鉄の鎖が上から垂れさがっている。私も娘も鎖はしんどいので梯子で登っていく。

鉄の梯子は残念ながら登り道の途中までしかないので、途中からは鉄の鎖を頼りにして上に登っていかなくてはならない。

鉄の鎖の横を歩いて登ってくる娘。これまでに何度か娘に注意されたけれど、娘からは「鎖や紐に頼り切ってはいけない」と私は注意された。登山部出身の娘の言葉を有難く受け取り、注意しなくては、と自戒する。

左手で鎖を握り、右手は木の幹などに押し当ててバランスを取りながら登ってくる娘。万一、鎖が切れた時のことなどを考慮してこのような登り方をしているのであろう。娘の登り方が参考になる。

西のぞきという名所。ベンチが二つほどある。
現在時刻は午前10時12分。

ベンチの一つに腰かけて少し休憩することにした。娘は何も疲れていないようだったが、私はもうかなりへばってきていた。私にとってはこれまでの道は急斜面すぎてしんどかった。去年の暑い時期に登った時に比べると、今日は寒いために暑くてしんどいということはないが、普通に足腰がしんどい。

西のぞきという名所から見える山の風景。

休憩した西のぞきから歩いてすぐの所にある崖。崖そのものは登らないが、鉄製の網掛けの柵があることからも想像できるように、うっかりすると転落して大怪我をするか死んでしまう危険な道ので注意して登らなくてはならない。

崖の前の道を登ってくる娘。

三の鎖という名所。ここには鉄の梯子はないので、この鉄の鎖を頼りに上に登っていくことになる。網掛けの鉄の柵の先は崖となっている。もし、三の鎖を登っている途中で落ちてしまったとしても、網掛けの柵のところで転落は止まるかもしれないが、それでも大怪我あるいは死亡となる危険があるので注意して登らなくてはならない。

幸いにも崖と言っても垂直ではなく、崖ではなく斜面と言った方がよいのかもしれないけれど、足を置く場所はたくさんあるし、鎖以外にも手でつかめる場所もあるから私としては登りやすい。

三の鎖を上から見下ろすと、あまり長い斜面ではない。よほどの高所恐怖症でもなければ、登るのは簡単。どちらかと言うと、娘の隣にある転落防止用の網掛けの鉄の柵の方が見た目が怖い。柵の向こうは崖だから。

左手で鎖を握り、右手は地面の岩などをつかみながら登ってくる娘。鎖に頼り切らない、という信念の強さを感じる登り方だ。我が娘ながら尊敬する。

三の鎖を登り切ったすぐ隣にある見晴らしのよい場所。柵も何もない岩の上に娘はためらいもなく進んで行き、気持ちよさそうに景色を眺めている。娘は怖くないのだろうか。このブログを書くために私は今この写真を見ているのだけど、この写真を見ているだけでも怖くてキーボードを叩いている両の手指が恐怖でうすら寒さを感じてしまった。

山頂が見えてきた。

広田石鎚(総津権現山)の山頂。豊峰神社の社、ベンチがある。去年の夏と(たぶん)あまり変わっていない。とても綺麗に維持されている。ここを管理してくれている人に感謝。

娘と一緒に総津権現山の山頂に来ることができてよかった。
山頂に到着した時刻は午前10時25分。

総津権現山の山頂からの見晴らしがよく、とても良い景色を見ることができたということで娘がご満悦。

ご満悦な娘は、目の前に広がる山を指差して娘が考える目の前の山の解説を始める。解説を聞いた私は「ためになります」と娘を褒め称えながら、にんまりとする。

今日の総津権現山山頂から眺める景色は雲一つなく、青空広がる良い山景色だった。ご満悦な娘の笑顔を見ることができたのもよかった。登ってよかった。
広田石鎚(総津権現山)の場所
住所
愛媛県伊予郡砥部町総津
地図(Googleマップ)
権現山登山口から山頂の豊峰神社までの登山時間メモ
登山開始時刻
午前9時52分
山頂到着時刻
午前10時25分
登山口から山頂までの所要時間
約33分(休憩時間、写真撮影の時間を含む)