皿ヶ嶺 畑野川ルート 畑野川登山口から竜神平までの雪道を歩く
娘はこれまでに何度か畑野川ルートで皿ヶ嶺を登山したらしい。皿ヶ嶺を一度も登山したことがない私は頼もしい娘の後についていくことにした。
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畑野川登山口付近の山道。あまり雪は積もっておらず、山道の土がよく見えている。
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いきなり行き止まりかと思ったけれど、道は何とか続いていたので娘の後を追っていく。
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切り倒された木が転がっていたり、落石したと思われる石がゴロゴロしているこのあたりまで来ると、山道はほぼ雪道になってきた。
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白い雪で覆われているので分かり難いけれど、ガードレールと思われる錆びついた金属質の板が転がっていた。このガードレールみたいな板のすぐ近く(前方)に登山道の標識があった。
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左手の自立式の標識には「皿ヶ嶺 登山道 畑野川ルート」と書かれており、右手の木の幹には「登山道」と書かれた紙が巻き付けられている。ここからは、これまでほぼ傾斜なしだった山道が傾斜ありの山道に変わった。
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小川が見えてきた。
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小川の上にかかる橋の上には雪が積もっているので滑って転ばないように気を付けて歩く。小川は凍ってはおらず、透明感がある水が流れていた。
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道が濡れている様子からして、このあたりも水が流れている場合があるのかもしれない。
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左(←)が「竜神平」、右(→)が「畑野川」の標識。皿ヶ嶺の頂上を目指しているので、このまま竜神平の方に向かうことにする。ふと気づいたら、娘が振り返っていて私を撮影していた。照れるなぁ。
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折れた木が道をふさいでいたけれど通れないことはないのでそのまま進んで行く。
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小川の前で娘が立ち止まっていた。娘の手元が見えないけれど、こんな時は大体スマホでYAMAPを見て進む道が正しいかどうかを確かめている。
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小川の上に飛び出ている石の上を娘はスイスイと歩いて小川を渡っていく。
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小川を渡るのに足を置く石は固定されているわけではなくグラグラとして不安定なので私は滑って転ばないかとビクビクしながら小川の石の上を歩いて行く。
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雪が積もった岩ばかりの山道は滑りやすいので歩きにくい。そろそろと娘の後をついて行く。
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傾斜のある道だけれど、岩がなくなってきたので歩きやすい山道になってきた。雪道が綺麗なので雪道を歩く感触も楽しい。
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この切り株の向こうに娘が歩いて行く前に娘と私は休憩。休憩中に、以下のような会話があった。
「いくでぇ。これくっつかんのよね。...えい!当たらんかった」と娘は元気よく言って雪玉を私に投げてきた。
「へたくそやなぁ」と私が言うと、娘は再度雪玉を作り始めた。
「これ、やわらかすぎるんよ」と言いながら、雪玉を再度作って投げたが私に届くはるか前で空中分解。雪玉を作るには向かないさらさら雪だから無理もないなぁ。
雪玉には興味がなくなったのか娘は雪玉と全く関係がない、しかも皿ヶ嶺とも全く関係がない動物の足跡の話を始め、それが数十秒足らずで終わると「さあ、上行こう」と言って上に向かって歩き始めた。
「はーい」と私は返事をして娘の後をついて行った。
大学受験が無事に終わって大好きな山を心から楽しんでいるハイテンションな娘を見ているのは楽しい。
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小川を越えて、さらに山道を進んで行く。
(この小川周辺の様子は動画に撮影したので、興味がある方は以下のYouTube動画「皿ヶ嶺 畑野川ルート 雪道と小川(2024年3月9日)」をご覧ください。)
小川が流れる音、雪を踏みしめていく音、鳥が鳴いている声を聴いていると心が安らいでくる。
幻想的な雪の中、登山をするのはとても楽しい。
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文字が消えかかっていたけれど「←畑野川」「竜神平→」の標識があった。進行方向が正しいことに安堵。
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写真撮影に夢中になっていると娘との距離がどんどん離れて行く。美しい雪景色の山道の遥か先を歩く娘、これは良い写真になる、などと思いながら写真撮影をしていると、さらに娘が遠ざかって行くので速足で追いかける。今のところ、雪道には娘以外の足跡がないし、娘が見えているうちは迷ったりすることはなさそうだ。
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雪景色の山道が続いているが、だんだんと視界が開けてきた。
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三叉路と傍に立つ標識が見えてきた。標識によると、左が皿ヶ嶺の頂上、右が竜神平に向かう道のようだ。
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標識が指す竜神平の方向の道を歩いて行く。
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山道の向こうに竜神平が見えてきた。
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娘の後をついて雪景色の竜神平に向かって山道を下って行く。
当記事内に掲載した写真、動画の撮影機材
iPhone SE 2(第2世代)