漫画『テラフォーマーズ』第18巻を読んだ感想
漫画『テラフォーマーズ』第18巻(作:橘賢一、画:貴家悠)を読んだ。
地球で活躍する膝丸燈(ひざまる あかり/Hizamaru Akari)が元気そうで何より。
ミッシェルさんとLINEのようなメッセージアプリを使ってスマートフォンでかわいらしいメッセージを交換しているのは良かった。
男性の膝丸が長文のメッセージを送っているのに対し、女性のミッシェルさんが「おう!」「気をつけろよ。」という短い返事であることが、二人の性格の違いをよく表している。
ミッシェルさんの「がんばれ」というカニのようなキャラクターのスタンプ(画像)を送ってきてくれているあたりは、かわいらしい。
二人が現在どのような間柄であるかは、この巻では読み取れなかったが、ミッシェルさんが
「燈(おまえ)と共に闘い 燈(おまえ)を守るかもしれない男達を見ておきたい 私も これからは いつも近くには 居られなくなるからな・・・・・・」
と言っているあたりから、かなりラブラブな間柄のように思えた。
膝丸燈とミッシェルさんの仲の良い描写がとても良い。
話の本編も面白い。
この巻では、ゴキブリの狙いが日本を獲ることであるということが分かる。
どのようにゴキブリが日本を攻めてくるかについても、きちんと考えられており、なるほど、という納得感がある。
膝丸燈の小学生の頃のクラスメート・斉藤翔(さいとう しょう/Saito Syo)は、個人的にはとても好感が持てるキャラクターだと思った。
しかし、彼がゴキブリの脳みそをスプーンですくって食べようとしているシーンは、ちょっと気持ちが悪い。
このシーンは、絶対に実写化しないでほしいと思った。
頼もしい強いキャラクターが何人か出てきたことで、ますます次巻以降が楽しみになると思った。