写真集『世界の夢の住まい』を読んだ感想


世界の夢の住まい

世界の有名建築家による101の邸宅をカラー写真で紹介した本。

現代的なデザインのオシャレなものが多い。

人里離れた郊外の森、丘の上、山の上などに建てられている家は、壁がガラス張りになっている例が多いようだ。

本に書いてあったけれど、プライバシーよりも景色という考えは納得できる。

窓から見える景色が、絶景。

見慣れたらつまらないと思うのかどうかは住んだことがないので分からないけれど、朝焼け、夕焼け、星空、四季折々の木や花の移ろいを楽しむ気持ちがあれば、退屈はしないかもしれない。

邸宅と言えば、プール。

私の場合は、できれば温泉の露天風呂が欲しいところではあるけれど、プールも素晴らしい。

プールも、邸宅内に12メートルのガラス張りの壁に囲まれたプールがあり、ガラスの向こうにはリビングなどが広がるという特殊なプールもあり、びっくりした。

昔、ドラえもんの漫画やアニメで、のび太がドラえもんの秘密道具を使って、自宅の中を泳ぎまわることができるようにした話があったけれど、当時、小学生だった私は、かなり羨ましかった記憶がある。

この写真集で紹介されている邸宅は、家の中で泳いでみたい、という願望をかなえてくれる素晴らしい家だと思った。

外国の例ばかりかと思っていたら、日本国内の邸宅も紹介されていた。

日本国内でも、素晴らしい夢の家を作って住むことができるのだということが分かって嬉しい。

この写真集のタイトル『世界の夢の住まい』は、今の私には、お金がないという意味で、たしかに夢の住まいでしかないが、将来こんな素敵な家に住んでみたいのであれば、もっと頑張ればいいのではないか、ということを考えさせてくれるきっかけにもなる良い本だと思った。

デザインにこった素敵な家を建築することを考えている方にとっても、参考になるかもしれない。

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