『マンガFX入門』を読んだ感想


マンガFX入門

FXとは何かがよく分からなかったので、とりあえず初心者向けっぽい分かりやすそうな本をまず読んでみようと思い、この漫画形式の本を読んでみた。

本の監修はFX湘南投資グループ代表 野村雅道(のむらまさみち)氏、漫画は武井宏文(たけいひろふみ)氏、原作は古井一匡(ふるいかずただ)氏。

「第1話 サーフィンもFXも人生に波はつきものだ!」では、FXの説明の前にサーフィンのやり方まで教えてくれているので、気合の入った漫画だな、と思い好感を持てた。

FXの3つの取引手法として、デイトレード、スイングトレード、スワップトレードが説明されていた。

1回の取引時間として、デイトレードだと数分から1日以内、スイングトレードだと数日から1週間、スワップトレードだと1年から10年ということであった。

「為替相場には3種類の波がある!波に飲み込まれないように取引するのが大切」ということで、長期の「トレンド」、中期の「行き過ぎ(スイング)」、短期の「変動(ボラティリティ、ノイズ)」についての解説が分かりやすかった。

グランビルの法則についての解説も分かりやすい。

グランビルの法則では、「買い」のサインが4つと「売り」のサインが4つあるが、信頼性の高いサインはそれぞれ2つずつという主張は、分かりやすくて納得感があった。

移動平均線とドル/円レートのグラフの見方が分かったような気がした。

その他に、FXとは直接は関係ないかもしれないけれど、日本のお金の単位が両から円に変わったこと、固定相場制から変動相場制に変わったこと、1985年のプラザ合意、1992年のポンド危機、1997年のアジア通貨危機など、経済の歴史にも触れられているので面白かった。



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