写真集『茅ヶ崎海岸の野良うさぎ ゴマ』(著者:内藤雅光)を読んだ感想

著者が、茅ヶ崎海岸で出会った野良うさぎ・ゴマを撮影した写真集。

写真集を読んだ小学4年生の娘は、とても感動したとのこと。
どのあたりで感動したのかと聞くと、茅ヶ崎の海岸にいるゴマが台風による波に飲み込まれる前に、ゴマを著者の自宅に連れ帰って保護してあげた著者の優しさに、感動したとのことだった。

たしかに、いい話だと思った。

私にとっては、その話も良かったけれど、一番の感動というか驚きは、別にある。

うさぎが愛らしく著者の(おそらく)すぐ近くでちょこんと座っている様子や、4匹の子供達を見て、「うさぎってこんなにかわいかったっけ!?」と、うさぎの可愛らしさを(久しぶりに?初めて?)認識してしまったことだ。

もちろん、まだまだ猫の方がかわいいと思っているけれど、うさぎへの印象は、この写真集で良い方向に変わってしまった。

うさぎを保護する著者の優しいお話と、野良うさぎ・ゴマの可愛らしさで心が温まる素敵な写真集だと思った。

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