『X-MEN:フューチャー&パスト』を観た感想
昨日、エミフルMASAKIの映画館で、『X-MEN:フューチャー&パスト』を観た。
3D上映、2D上映どちらもあったのだが、妻も娘も私も全員近眼で眼鏡をかけており、3Dメガネを眼鏡の上に装着するのが嫌だ、目や鼻がしんどい、といった理由で、3Dではない2Dで観た。
3Dの方は日本語吹き替え版の上映もあったのだが、2Dの方は日本語吹き替え版がなく、英語音声・日本語字幕で鑑賞する必要があった。
妻や私にとっては何も問題がないが、小学3年生の娘にとっては、まだ学校で習っていない漢字がいっぱい出るだろうから、分かるのだろうか、と少し心配した。
先日、私が娘に昔買い与えた問題集の消化状況をチェックしていたら、小学2年生の時に購入した問題集の一部をが白紙であることに気付いた。
私が娘に、「きちんと問題を解くように」と言ったところ、「高校」という漢字の読みを答える問題で、小学3年生の娘は、「たかこう」と回答していたほどの漢字力のなさである。
映画が終わった後で娘に聞いてみると、映画の字幕のほとんどが分かった、ということだった。
娘の言う「ほとんど分かった」をどこまで信用してよいかは微妙だが、娘としては、楽しめたようなのでよかった。
さて、映画の話。
大変面白かった。
メモ的な意味で、以下に、いくつか気になった点を感想を交えながら記載する。
《前作のエンディングから今作の近未来(=現代)に至るまで》
前作のエンディングで、今作に繋がるミニシーンが収録されていた、プロフェッサーとマグニートが世界の危機を救うために、ウルヴァリンのもとにやってくる。一見平和そうだった前作のシーンから、今にも世界が滅ぶ寸前の様相を呈している本作の近未来(=現代)のシーンとの間には、時間的な隔たりがありそうだったので、もう少し語ってほしかった。
《マグニートの衰え》
私の大好きなキャラクターであるマグニートが近未来では大した見せ場もなく、あっけなく致命傷を負ってしまうのは、残念である。
過去のマグニートの圧倒的な強さとは対照的である。
スタジアムという巨大な構造物を空中に浮かび上がらせ、政府要人達が逃げられないように周囲を取り囲む壁としてスタジアムを投げつける凄まじい力--しかも、本当にそのような行為が必要だったわけではなく、演出的な目的で格好いい派手なふるいをしている余裕のある力とは対照的である。
マグニートが年を取らず、若い頃と同じぐらいの力があれば、近未来でももうちょっとマシな動きができたのではないか。
さすがのマグニートも年には勝てない、ということだろうか。
《1973年の科学技術水準では作ることができないと思われる機械》
ミュータントを識別する謎のトランシーバー型検査機。
ミュータントを始末するために作られたロボットが、20世紀の科学力では到底作ることができないほどの高レベル。
《前作までの話がほとんどリセットされた?》
今作でウルヴァリンが1973年の過去に戻り、最悪の未来が訪れるのを防止するために尽力したことで、1973年以降の歴史がそれまでの歴史とは違ったものになってしまった。良い方向に変わったため、死んだ人が復活したりしているのだが、次回作以降はどうなるのだろう。
《次回作の予告》
今作でも、スタッフロールが流れきった後で、次回作の予告ではないかと思われるシーンがあった。
マグニートと似たような身振り手振りで、無数の巨大な石を空中で操作し、ピラミッドらしき巨大な建築物をあっという間に作っていくので、ミュータントの力としては、かなり強いのであろうと予測。
マグニートではなく、若い女性だった。
新キャラだと思う。
早くも次回作が気になる。