カプセルホテル「カプセルイン蒲田」で宿泊した
今日は、東京都23区内、神奈川県川崎市・横浜市内のどちらで探しても、値段が高いホテルしかなかった。
半年ぶりの東京出張だったので、ホテルの値段を忘れかけていたが、その頃は、5千円前後の結構綺麗なビジネスホテルがゴロゴロあったはずだった。
それが今日は、値段が高い。
ビジネスホテルですら高い。
下限が1万5千円からのものばっかりとは、いったい、どういうことだろうか。
少し迷ったが、今日は、カプセルホテルに泊まってみることにした。
カプセルホテルに泊まるのは初めてだ。
初めてのカプセルホテルに選んだのが、JR蒲田駅東口から徒歩1分程度の距離にある「カプセルイン蒲田」だ。
楽天トラベルで予約したところ、何と、2600円という値段だった。
普通のビジネスホテルよりも、かなり安い。
会社を出る前に、東京に住んでいる社員に「今日はどこに泊まるんですか?」と聞かれた。
「今日はホテル高いところばっかりだから、カプセルホテルにしました」と答えると、「え!?それ、疲れとれますか?」と驚いていた。
カプセルホテルはこれまでに泊まったことがないから、疲れが取れる、取れないなんて分からない。
「もう今日は仕事するつもりないし、寝るだけだから、たぶん、大丈夫です」と適当に答えるしかなかった。
カプセルイン蒲田(東京都大田区蒲田5-20-5)前の通り。
時刻は、 21時56分頃。
カプセルイン蒲田の場所は、向かい側には野村證券 蒲田支店、斜め向かい側には横浜銀行 蒲田支店の看板があるので、探しやすい。
カプセルイン蒲田の外観。
「CAPSULE INN KAMATA(カプセル イン カマタ)」の看板があるので入口はすぐに分かる。
受付でチェックインを済ませ、寝床まで移動する。
寝床の隣には、鍵付のロッカーがあったので、鞄やスーツなどを入れる。
今回楽天トラベルで予約していた寝床は「スタンダードタイプ 上段」というものだった。
上段には、既に明りがついていた。
たぶん、チェックイン時に受付で電気をつけてくれていたのだろう。
茶色い3段の足場に足をかけ、上段の寝床に潜り込む。
運動不足のせいか、上り込むのにやや苦労してしまった。
情けない......。
スタンダードタイプの寝床(頭側)。
シーツは最初から敷かれている。
スタンダードタイプの寝床(足側)。
枕と布団が置いてある。
スタンダードタイプの寝床(足側・ブラインド開放中)。
スタンダードタイプの寝床(足側・ブラインドを下ろした状態)。
ブラインドは鍵をかけることなどはできないので、盗難に遭わないように注意をする必要がある。
この後、フロントで借りたパジャマに着替え、バスタオルを持って無料のお風呂に入りに行った。
洗い場にはボディソープ、シャンプーが置いてあったのでタオルさえあれば問題ない。
浴槽にはジェットバスがあったので、最近悩まされていた腰痛の痛みを和らげようと思い、ジェット水流を腰にあてて少し幸せな気分になった。
バスタオルは、フロントで渡されたものを使用した。
ハンドタオルは、フロントで渡されたものだと臭いがあってあまりよろしくなかったので、使用を中止した。この点がちょっと残念。
寝床には、11時頃に戻った。
村上春樹の単行本「1Q84」第1巻を読んだり、iPod touchで英単語のクロスワードゲーム(アルクのキクタン)で遊んでいたりすると、1時間も経たないうちに眠くなってきたので寝た。
ブラインドを閉じていたせいか、寝床の中に熱がこもり、ちょっと暑かった。
この程度の暑さであれば、特に問題ない、と思って気にせず寝た。
しかし、暑さのせいか、不慣れな環境のせいか、何度か目が覚めた。
午前4時、午前4時半、午前5時、午前5時半......。
起きるたびにまた眠ったが、午前5時半頃に目が覚めた時には、もう寝ることを諦めた。
眠気はもうなかった。
東京での朝の出勤は、満員電車になって大変かもしれないから、ちょっと早いが、もう会社の近くの新橋駅まで移動しておこうと思って、チェックアウトすることにした。
共同の洗面所で髭をそったりした後、スーツに着替え、フロントでチェックアウトをする。
2600円の領収証をもらい、外に出た時には、6時17分頃になっていた。
カプセルイン蒲田の外観(早朝)。
外の空気がひんやりしていて気持ちが良い。
宿泊先で仕事をする必要がなく、寝るだけでよいのであれば、カプセルホテルもたまには良いかもしれない、と思った。
カプセルイン蒲田前の通り(早朝)。
早朝のためか、歩いている人はほとんどいない。
JR蒲田駅東口まで1分程度の距離だ。
蒲田駅に向かって歩き出す。