アニメ『おねがい☆ティーチャー』(全13話)とアニメ『おねがい☆ツインズ』(全13話)を観終った感想
先日観たアニメ『あの夏で待ってる』が大変面白かったので、このアニメを作った人達(脚本:黒田洋介、キャラクター原案:羽音たらく)が過去に作ったアニメ『おねがい☆ティーチャー』(全13話)とアニメ『おねがい☆ツインズ』(全13話)を観てみた。
アニメ『おねがい☆ティーチャー』(全13話)
ヒロイン(風見みずほ/かざみみずほ・宇宙人)が空から降ってくるのを偶然目撃した主人公(草薙桂/くさなぎけい・男子高校生)。
女の子は、主人公の先生として学校にやってくる。
男子高校生は、「停滞」とい謎の病気にかかっており、3年間眠っていたから、高校1年生でも実は18歳。
体育倉庫に二人でいるところを校長先生に問い質された時に、結婚しているから問題ありません、という主人公の言い訳には呆れてしまったが、もっとびっくりしたのは、この言い訳を本物にするために、本当に結婚したことだった。
空から女の子が降ってくるアニメは多いけれど、第3話目にして結婚するのは、あまりないだろう。
言い訳を本物にするだけのために結婚する、という超展開。
だが、このあたりまでは実は楽しく観られる。超展開ぶりについていけなくなるのが、その後の同級生との恋愛話。
憂鬱な展開が多い。
耐え切れなくなると、何度もビデオを停止して休憩した。
ヒロインの風見みずほ先生は色々と魅力的でいいなぁ、と思うところが多いのだが、主人公にはほとんど魅力を感じない。主人公の嫌な行動を見るたびに、疲れてしまった。
12話(最終話)と13話(おまけ)は、気楽に観ることができて楽しかった。
※このアニメで使用されている歌(KOTOKO『Shooting Star』)が、大変良かったのでその後何度も聴いている。
アニメ『おねがい☆ツインズ』(全13話)
『おねがい☆ティーチャー』の続編となる。
前作のヒロイン・風見みずほは、同じ学校の先生役として頻繁に登場する。
前作の主人公であり風見みずほ先生の夫である草薙桂は高校3年生となっており、ちらっと登場するが、音声はほとんどない。音声を聞いたのは、第1話と第13話ぐらいだろうか。
『おねがい☆ツインズ』が『おねがい☆ティーチャー』と大きく違う良い点は、主人公(神城麻郁/かみしろまいく・男子高校生)が魅力的であるところだろう。両親がいなくて施設に預けられていた主人公が施設を出て1人暮らしをするために、在宅プログラマーとして必死になって自活している様子には感心した。
「肉親かもしれない」ということで突如自宅におしかけてきたヒロイン達……宮藤深衣奈(みやふじみいな・女子高校生)、小野寺樺恋(おのでらかれん)を養う経済力にもびっくりだが、彼女達が来ても、仕事をおろそかにせず、徹夜みたいな状況で何とか仕事をこなし、仕事を優先するためにテントの中にノートPCを持ち込んで仕事を頑張る、という姿勢は偉いなぁ、と思った。
話の展開も全体的に明るく、私好みだった。
というわけで、個人的には、『おねがい☆ティーチャー』よりも、『おねがい☆ツインズ』の方が面白かった。
※このアニメで使用されている歌(KOTOKO&佐藤裕美『Second Flight』)が、大変良かったのでその後何度も聴いている。
Amazonで確認すると、『TVアニメ おねがい☆ティーチャー/おねがい☆ツインズ 10周年記念シングル [Single, Maxi]』というものが新しく発売されることが分かった。
Amazonでは、「発売予定日は2013年8月7日です。」となっている。このシングルも聴きたいなぁ、と思った。