参観日で気づいこと:娘の席の隣と前後の席の子が娘と同じ左利きだった
今日は、日曜日だが、娘は朝から元気よく小学校に登校した。
妻と私も午前9時20分頃には小学校に行った。
今日は、参観日だったからだ。
平日ではなく、日曜日を参観日としていたので、今日の参観日は「日曜参観」と呼ばれていた。
小学校の日曜参観はどうやら今日が初めてだったようだ。
これまでに平日が参観日となっているのは2、3回ほどあったようだが、私は平日は仕事のため学校にはなかなか行けないので、小学校の参観日を体験するのは、今日が初めてとなった。
(今年度の前半と昨年度はほぼ1年中、日曜日でも仕事に行くことが多かったので、ここ最近は普通に日曜日に休めている、というこれまでと比べると仕事の勤務状態が少し改善されたことも良かった。)
さて、学校の教室に着くと、他の保護者の方々のように教室には入らず、娘の教室の廊下から、娘をじっと見ることにした。
なぜなら、娘の席が廊下側の窓際だったので、廊下から見た方が娘をより近くで眺めることができるからだ。
幼稚園の参観日の時の娘の印象としては、教室で1人だけ顔面蒼白みたいなレベルで緊張している様子だったので、痛々しいというか可哀そうな感想を持ったものだが、本日の小学校1年生としての娘は、良い方向にガラッと変わっていた。
先生が質問をすると、娘は元気よく斜め45度に挙手をしていた。
誰も手を挙げていない時でも、何度も何度もしつこいほど1人で手を挙げていた。
これは、すごい成長ぶりだ。
なんて積極的な性格になったのだろう、とびっくりした。
少し残念なのが、手を挙げて、先生にあてられて、起立して……というところまでは良いのだが、そこからが問題だ。
声が小さい。
私には、娘が話していることの5割ぐらいしか聞き取れなかった。
先生は声が小さいことには特に注意したりはせず、娘のところまで歩いて行って、娘の口の近くにまで耳を寄せていた。
他の子供達の中にも声が小さい子はいたが、ほとんどの子供達が、よく聞こえる声の大きさだったので、娘の声の小ささには、少し残念な思いがした。
せっかく、積極的に手を挙げて発表しようとしているのに、もったいないなぁ、と思った。
(後で、娘には、声をもっと大きく出せよ、と励ましておいた。)
さて、娘が積極的になったこと以外にびっくりしたことがある。
クラス内の子供達全員で各自の席で先生から配布されたプリントに文章を書いていた時のことだ。
娘は、プリントの上に下敷きを置き、その下敷きの上に右手を置きながら、下敷きに隠れていないプリントの白紙部分に左手で持った鉛筆で文章を書いていた(文章は縦書きだ)。
懐かしいなぁ、と思った。
鉛筆で書いた文章の上に右手を置いておくと、鉛筆の芯の色が右手や服に付いて汚れてしまうから、それを防ぐために下敷きを書き終えた文章の上に置いているのだろう。
私も昔やったこがあるかもしれない。
下敷きを使わなくなって何10年という月日が流れているので、このような使い方はすっかり忘れていた。
娘以外の子供達も、そんな風に下敷きを使っているのだろうか、と思って、ふと、娘の隣、前後の子供達を見た。
正直、下敷きのことはその瞬間に忘れた。
結果、どうだったのか覚えていない。
驚いたことに、娘の(左)隣の席の子供、前の席の子供、後ろの席の子供が、全員、左利きだった。
まさか、娘のクラスは、左利きの子供が多数派なのか?と思って、急いで他の子ども達全員の鉛筆を持っている手を確認した。
すると、さらに驚いたことに、左利きだった子供は、他に(おそらく)1人しかいなかったようだった。
(その子供は、娘とは席が離れていた。)
クラス全員の人数が27人(1人休んでいたので正確には26人!?)で、そのうち左利きの子供は、娘を入れても合計5人しかいなかった。
娘の席のごく限られた周囲だけで見ると、左利きが多数派であると勘違いしてしまったが、クラス全体でみると、やはり左利きは少数派だった。
左利きの子供達の席が娘を中心として固まっているのは、面白いなあ、と思った。
何らかの法則に基づいて発生しうるよくある事なのか、単なる偶然なのか……。
どちらにしても、面白いことだなぁ、と思った。