健康診断で初めてバリウムを飲んで気持ち悪かった
もう日付が変わってしまったが、朝7時40分から健康診断を受けてきた。
昨年は、何度か健康診断を受けようと思っていたが、いくつかの理由により、受けることができないままになってしまったので、今回こそは2年ぶりに健康診断に行くぞ、という意気込みが自分なりに少しあった。
今年で35歳になったせいか、2年前の検診では実施しないことをした。
(1)健康診断を受ける当日、前日の検便が必要だった。これは、何とか用意できた。
(2)バリウムを飲んで胃を検診することになっていた。
このバリウムが、大変だった。
バリウムでの胃の検査のために、前日は21時までに夕食を終える必要があり、21時〜24時までの間は水、お茶であれば飲んでよいが、24時以降はそれらを飲むことも控えないといけない、喉がどうしても乾く場合は湿らす程度にする、という食事制限があった。
仕事で24時以降に帰ることが多いため、21時以降の飲食禁止という制限は、いつもの食生活を考えると、少し大変。
幸いなことに、今回は前日が休日であり、夜遅くまで仕事をする、ということもなかったので、思ったよりはこの点は楽だったように思える。
一番大変だったのは、バリウムを飲んだ時の気持ち悪さだった。
白い粉末状のバリウムが入った親指ほどの小瓶を右手に渡され、300ml程度の水が入っていると思われるコップを左手に渡され、看護師の男性に「さあ、飲んでください。一気に」と言われた時には、少し戸惑ってしまった。
もう、見るだけで、「気持ち悪そう」に思えた。
しかし、やるしかない。
ぐいっと、粉末状のバリウムを口の中に一気に投げ入れ、すかさず、コップの水を飲む。
何か、美味しそうな味がしたような気がしたが、水をごくごく飲むにつれて、胃から何かが出そうになるのをこらえる。
事前説明で、「ゲップはしないでください」と言われていたので、ゲップをこらえる。
ゲップとかいうよりも、ちょっと吐きそうな気がしたが、こらえる。
間もなく、看護師の指示により、体を台の上に乗せて、看護師の指示に従いながら、台の上で左右にゴロゴロと体を回転させることになる。
回転のたびに、体をストップさせ、看護師に胃の写真を撮影してもらう。
バリウムで気持ち悪い状態でゴロゴロ転がる様子を思い出すと、今でも気持ち悪さがこみ上げてくる。
ゴロゴロ転がった次に待ち構えていたのが、胃をポンポンと突いてくる棒。
この棒で胃を突かれている時は、看護師から「ゲップを出してもいいですよ」と言われたのだが、そう言われる5秒ぐらい前には既に思わずゲップを出してしまっていた。
ほぼクライマックスで襲ってきたのが、仰向けに寝そべっている台の頭側が下方に傾く動き。
この動きで、頭から床にズデーンと滑り落ちないようにするために、必死で台につかまった。
この胃の検査は、体を動かしたり、バリウムでの吐き気やゲップを我慢したりすることで、大変疲れたし、気持ち悪かった。
このようなバリウムを使用した胃の検査が来年以降もあると考えると、つらいなあ、と思った。
ところで、本題とはあまり関係ないが、今回の健康診断でもっともつらかったのは、バリウムではなかったのであろう、と思う。
身長と体重測定をした後に、看護師さんに念を押された。
「2年前の体重が59キログラムですが、今日は66キログラムあるようです。体重が随分増加していますが、この体重で間違いありませんよね」
私としては、自分の体重について「間違いありませんよね」と念を押されてもちょっと困るのだが、なるほど、たしかに2年間で7キログラムも体重が増加しているのは、異常なことに違いない。
バリウムの気持ち悪さは、1日程度のものだろうが、体重の重さについては、毎日気になることかもしれない。
体重増加の原因については、夜更かし、夜遅い食事が原因だろうから、そのあたりの食生活を変えないといけないのであろう、と思った。