なるしまゆり 『少年魔法士 第1巻』

主人公の少年カルノ・グィノーは、義理の姉のローゼリット・グィノーに香港に呼び出される。二人は共に魔法使いで、グィノー家の裏切り者アーネスト・藍(ラム)・グィノー(香港ジャック・ザ・リッパー)を倒すための死闘を繰り広げる。魔法という非科学的なファンタジーの概念と「遺伝子」、「免疫」などの現代科学概念が絶妙にからみあってストーリーが展開されていく。主人公は、幼少時に悪魔を喰らうことで悪魔と融合してしまった。ハイマンに「魂のキメラ」と評される主人公の今後の成長が気になる。

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とり・みき 『パシパエーの宴』

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著・あいはら友子/アドバイザー・深野康彦(ファイナンシャル・プランナー)『株でこっそり年収1000万—お金に好かれる77の技術』