星野之宣 『ヤマトの火』
主人公は、古代史研究をライフワークとしていた父の遺志を引き継ぎ、父が遺した「火の民族仮説」について確かめるために沖縄に飛ぶ。そして、沖縄では女神アマミキヨに「魂替(タマガエー)」をされる女性を目撃することになる。その女性は、やがて、マツリを行うために巨大銅鐸を探す旅に出る。そして、主人公は、その女性を追いかけることになる。・・・この本では、邪馬台国九州説で話が展開し、「阿蘇火山文化圏」という阿蘇山を中心とした地域に邪馬台国が立地したと主人公が推理する。かなり面白くなりそうだ、というところで物語りは終わってしまったのが残念。この漫画は未完の作品であり、『ヤマタイカ』のプロローグ的な作品とのこと。『ヤマタイカ』は実は途中までしか読んだことがなかったので、今度読んでみようと思う。 |