養老孟司 『バカなおとなにならない脳』

ボタン1つでご飯が炊けたり、お風呂が沸いたりするように物事が何でもボタン1つで済ませることができるようになったので、我慢することができない子供が多くなったとか、子供の頃は都会ではなく自然が残っている田舎で暮らした方がよい・・・というような主張のページだけを読むと面白くないと誤解されるかもしれない。しかし、「くしゃみをすると、脳ミソが出ますか?」とか、「家族に、虫を好きになってほしいんです。」などの子供からの質問に真面目に答えている面白いページが随所に織り込まれており、リラックスしながら最初から最後まで楽しく読めた。分かりやすい文体で書かれているので、子供でも大人でもどちらでも気軽に読める。勉強、学校、仕事、教育、人間関係などに関して、本書で物の見方が少々変わるかもしれない。
  
 

前へ

アーサー・C・クラーク 『都市と星』

次へ

アニメ『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』を観た感想