酒井美羽 『春色梅児誉美』

唐琴屋(からことや)という大きな遊郭の若旦那であった丹次郎(たんじろう)は、借金のために町外れのあばら家に住むことになる。しかし、唐琴屋の売れっ子芸者の米八(よねはち)が、愛する丹次郎のために金を稼ぐ。また、丹次郎の許婚のお長(おちょう)も負けじと働いて丹次郎に貢ぐ。やがて丹次郎は米八と夫婦同然の暮らしをしてしまうが、お長にも結婚の約束をしてしまう。絵柄が少女漫画風でかわいいので、僕は一瞬騙されそうになったけど、これはどう考えても丹次郎が優柔不断でいい加減すぎると思った。結末は、男の視点から見たら丹次郎が羨ましいと思ってしまうものだったけれど、女の人から見たら許せないと思うのだろうか?

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原作:太田牛一/著者:小島剛夕 『信長公記』

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原作:モーリス・ルブラン/画:一峰大二 『怪盗ルパン2 不思議な旅行者』