漫画『幼女戦記』第1巻から第3巻までを読んだ感想

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漫画『幼女戦記』(原作:カルロ・ゼン、キャラクター原案:篠月しのぶ、漫画:東條チカ)の第1巻から第3巻までを読んだ。

可愛らしい幼女・ターニャ・デグレチャフが戦争で軍人として大活躍する漫画。


幼女戦記(1)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)

《第1巻の目次》
・第1話:北辺の空
・第2話:エレニウム九五式
・第3話:ラインの護りI

幼女・ターニャ・デグレチャフは、漫画の第1話を読めば分かるけれど、日本国の東京でサラリーマンをしていた人事部の男性が、自らがリストラをした元社員に殺害され、その後、輪廻転生で新しく生まれ変わった姿である。

単なる生まれ変わりではなく、殺害された後に主人公が対面した世界の創造主に、主人公の言動が嫌われて、創造主の半ば嫌がらせで転生先を決定されている。

「非科学的な世界で 女に生まれ 戦争を知り 追い詰められるがよい!!!」
という創造主の言葉は、女性蔑視に取れてしまうけれど、おそらくそんな意図はない。
主人公のこれまでの立場を逆転させるために、単純に性別を現在と逆にしただけであり、それ以外の意味は含まれていないと思う。

「科学文明に恵まれた世に生まれ 世界でも稀に見る道徳心を備えた国に育ち 生物学的にも社会的にも優位な「サラリーマン」ですので 神にすがる理由がありません」という主人公の言葉に対し、創造主は主人公を否定する。

「ならば それが逆転した 生をうければ 貴様でも信仰心に 目覚めるのだな?」と創造主は言い、主人公は「魔法と銃火の入り乱れる世界へ転生する」ことになる。
転生先の話は赤ちゃんの頃からスタートし、幼女・ターニャ・デグレチャフが9才という年齢で航空魔道師として戦争の実践で活躍する話が展開されていく。

主人公は、転生先においても、日本でサラリーマンをしていた前世の記憶を持っているので、9才とは言っても心は大人。
主人公の歴史知識が豊富であったり、プレゼン能力が高いことなど、全般的に主人公の様々なステータスが高いのは、主人公が前世でも優秀だったからであろうと思う。
主人公の性格が歪んでいるのは大変残念だけれど、周りの人達が都合よく良い方に勝手に解釈しているので、それは見ていて愉快ではある。

第1巻は、とても内容が濃く、読み応えがとてもあった。


幼女戦記(2)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)

《第2巻の目次》
・第4話:ラインの護りII
・第5話:ラインの護りIII
・第6話:軍大学I 大学選考軍議会

主人公と対戦して奇跡的に生存した共和国の部隊員が持ち帰った映像に登場する主人公(ターニャ・デグレチャフ)の姿がうら若い女神のようで可愛らしく、かつ、格好良い。
第2巻のもっとも良い場面は、この幼女・女神が描かれるシーンだ。
現実世界に、こんな幼女がいたら、可愛すぎて悶絶してしまうであろう。
この幼女の中身が元・サラリーマンの男性という点は残念極まりないけれど。


幼女戦記(3)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)

《第3巻の目次》
・第7話:軍大学II 総力戦理論
・第8話:軍大学III 即応魔道大隊構想
・第9話:アンドリューレポート:「十一番目の女神」と「V600についての謎」

第3巻のラストの話となる第9話「アンドリューレポート」は、私を戦慄させた。
第9話は「世界大戦からおよそ四十年後」という時代設定が冒頭で示された。

え!?
第8話の話の続きはどうなったの?

週刊少年漫画の打ち切りパターンが頭に浮かんだ。
一番盛り上がっているところで「次号に続く」となったので次号を楽しみに待ち、ついに次号が発売されて読んでみると、肝心な所が一切描かれずに意味の分からないエピローグが描かれて「これまでご愛読ありがとうございました」で終わり、読者を呆然とさせる、というパターンだ。

この漫画の第9話もそのパターンかと思ってドキドキしていたら、そんなことはなくて第4巻以降に続いていくようであった。
早く、第4巻が読みたいと思った。

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