高知県立牧野植物園 - ランなどの植物を鑑賞、散策

牧野富太郎記念館本館の入園口からすぐのところに売店がある。私が趣味の公衆電話撮影をしている間、妻は売店で売られているものを眺めているようだった。

高知県立牧野植物園 丸テーブルと椅子

高知県立牧野植物園 牧野富太郎記念館本館内にあるオシャレな丸テーブルと椅子。すぐ隣に売店がある。

この後、妻と娘が並んで歩いて行く後をついていった。

高知県立牧野植物園 ミケリア・マウディアエ モクレン科

ミケリア・マウディアエ モクレン科。屋外に咲いている綺麗な白い花。

高知県立牧野植物園 園内マップ

高知県立牧野植物園 園内マップ。これを見ると敷地がとても広いことが分かる。

「まきのQRガイド」というものを使えばスマートフォンが植物園ガイドになるようだ。今回は時間があまりないこともあって使わなかったけれど、次回時間がたっぷりある時に使いたい。

これから屋内施設の土佐寒蘭センターに入る。

高知県立牧野植物園 土佐寒蘭センターの説明板

土佐寒蘭センターの説明板に記載されている情報は以下の通り。

カンランは高知県が世界に誇る東洋蘭です。当園には高知県の寒蘭愛好家が命名した「土佐寒蘭」を中心とするコレクション約260品種を保存しています。土佐寒蘭センターでは、開花株、葉姿の美しいもの、葉芸品を展示し、カンランの魅力を紹介しています。カンランのほかにもハルカンランやシュンラン、ホウサイ、スルガランなどの東洋蘭、「細辛(さいしん)」、「松葉蘭(まつばらん)」、「百両金(からたちばな)」など四季折々の伝統園芸植物を展示しています。
高知県立牧野植物園 カンランの園芸品種群

カンランの園芸品種群の説明板に記載されている情報は以下の通り。

Cymbidium kanran Makino cvs. カンランの園芸品種群
ラン科
カンランは牧野富太郎博士が1902(明治35)年に新種として発表しました。冬の寒い時期に咲くことから"寒蘭"と呼ばれ、学名にも和名と同じ発音の種小名が付けられています。
土佐寒蘭センターでは、高知県の寒蘭愛好会が命名した園芸品種を中心に展示しており、10~12月の開花時期にはふくよかな香りを醸し出します。毎年、11月下旬には高知県の愛好家が丹精込めて栽培した"寒蘭"を一堂に会した「寒蘭展」を本館 映像ホールで開催します。
QRガイドNo.020

「連続テレビ小説 らんまん で紹介されました」とのこと。

NHKのテレビを観ている人であればもっと楽しめる企画だと思うが、私のようにテレビを観ていなくても十分楽しめるよい企画だ。

土佐寒蘭センターを出て温室に向かう。

高知県立牧野植物園 温室外観

高知県立牧野植物園の「温室」外観。とても巨大な温室であることが分かる。

高知県立牧野植物園 円形の明かり窓

温室の中に入ると、このような幻想的な円形の明かり窓があった。素敵だ。

高知県立牧野植物園 温室内の花で囲まれた通路

温室内の花で囲まれた通路を進んで行く。

こんな素敵な花の通路はこれまでに通ったことがないのではないかと思うほど美しい、素晴らしい。

高知県立牧野植物園 温室内 曇った眼鏡のレンズ

温室内に入ると湿度が高くて、かけていた私の眼鏡が曇ってしまった。眼鏡をかけている人は、眼鏡拭きやティッシュなど、眼鏡を拭くものが必須!

温室内の花を育てるためには湿度が高い方がよいのであろう。花のために湿度を調節しているのがとてもよい!

高知県立牧野植物園 温室内 ランの香りの説明版など

ランの香りの説明版に記載されている情報は以下の通り。

aroma
香り

芳香から悪臭まで
多彩な香りに
引き寄せられて

ランの魅力のひとつは、
なんといっても多彩なその香り。
美しい花姿そのままに
よい香りを放つものはもちろん、
鼻を突くような悪臭まで。
本能の赴くままに
香りを楽しんでみては?

悪臭はともかく、良い香りが漂っていた。ランの見た目ばかりに気を取られていたが、香りのことにも気を向けなければ!

花は見た目だけでなく、香りも大事、ということを学んだ。

写真を見ただけでは分からない、実際に観に行かないと体験できないこと、その重要なことの1つが香りなのであろう。

今後、花や植物を観る際に、香りについても必ず確認しようと思った。これを学べたことがとても嬉しい。

高知県立牧野植物園 温室内 ホウサイ 金鳳錦 ラン科

ホウサイ 金鳳錦 ラン科。

Cymbidium sinense 'Kinpo-nishiki'
ホウサイ '金鳳錦'
ラン科

ホウサイは中国南部に分布。葉幅が広く、葉先に丸みをもち、後方にねじれている厚葉の東洋蘭。
旧暦の新春(2~3月)に開花し、よい香りで新春を祝う。
本品は黄爪が深く、黄覆輪の蹴込み雲井になっている。

ちょうど咲いている時期に来れてよかった。

高知県立牧野植物園 温室内 カトレア・リューデマニアナ ラン科
Cattleya lueddemanniana
カトレア・リューデマニアナ
ラン科

ベネズエラにのみ自生する固有種。通常色の花は全体的にやや淡い赤紫色で、唇弁の喉の黄色い部分や先端の濃色部分が良いアクセントになっている。花の芳香は甘くさっぱりとしている。

綺麗だ。

高知県立牧野植物園 温室内 サンセウィエリア・トリファスキアタ ローレンティーコンパクタ リュウゼツラン科
Sansevieria trifasciata 'Laurentii Compacta'
サンセウィエリア・トリファスキアタ 'ローレンティーコンパクタ'
リュウゼツラン科
園芸種

サンセウィエリアは、サンスベリアという名称でホームセンターで観葉植物として販売されている。

見ていると何だか心が落ち着くので、観葉植物として買って手元に置いておきたいなぁ。

高知県立牧野植物園 温室内 たくさんの花に囲まれた場所

たくさんの花に囲まれた場所。とても美しい場所なので、この場所を背景にして記念撮影をすると、漫画やアニメでしか見ないようなキャラの背後に花が咲いている素敵なシーンが撮れそうだ。

高知県立牧野植物園 温室内 ミズレンブ フトモモ科
Syzygium aqueum
ミズレンブ
フトモモ科

インド、マレー半島に分布する常緑小高木。長さ、幅ともに3cm程の独楽(こま)の様な形をした赤色の果実をつける。果肉は多汁質で生食される。また、色が美しいので輪切りにしてサラダに用いられる。
開花期:6月、10~12月、結実期:6~8月

赤色の果実は食べられるようだ。おいしそう!

高知県立牧野植物園 温室内 ベンチ ランと恋して フォトスポット

「ランと恋して」「魅惑のフォトスポット」という説明板が付いているベンチ。

このベンチに座って記念撮影をするとよい思い出になる。

高知県立牧野植物園 温室内 ランと水面が見える円形の明かり窓

ランと水面が見える円形の明かり窓。明かり窓の向こう側から写真撮影をしている人が見えた。このような展示の仕方は面白い!

高知県立牧野植物園 温室内 下の階のランの花が見える円形の水面

下の階のランの花が見える円形の水面。

上から水面を通して下で咲いている花を見るのは、見る構図としては新鮮であるために面白いと感じた。

高知県立牧野植物園 温室内 オオオニバス スイレン科
Victoria amazonica
オオオニバス
スイレン科
ブラジル、ガイアナ、ボリビアをまたぐアマゾン川水系に分布。その葉は被子植物の中では世界最大級で、大きいもので直径2mを超える。花は夜に開き、初めは白い花弁と甘い香りでコガネムシの仲間を引きつける。翌日の夜に花は再び開くが、赤みを帯び、香らない。

でっかくてよいと思う。見ていて楽しい。

高知県立牧野植物園 温室内 棘無王冠竜 サボテン科 笹の雪 リュウゼツラン科

写真左が王冠竜の園芸品 棘無王冠竜 サボテン科、写真の右が笹の雪 リュウゼツラン科。

この後、温室から外に出た。

高知県立牧野植物園 展望台

高知県立牧野植物園の展望台。

高知県立牧野植物園 展望台から眺める景色

高知県立牧野植物園の展望台から眺める高知市街...と言いたいところだけれど、中心街からは離れているため、見えているのは少数の住宅と大きな道路。

それでも景色はよいなぁ、と思った。紅葉の季節にくるとさらに違った景色になるかな。

散策した時間は1時間程度だったけれど、大きな満足感。

全部の展示物を見る時間はなかったので、次回来る機会があれば、もっと長時間、もっとゆっくりと鑑賞したい!

駐車場に向かうと、駐車場と正門の間にMY遊バス(まいゆうバス)が停車していた。

高知県立牧野植物園 正門前のバス停に停車中のMY遊バス

高知県立牧野植物園の正門前のバス停に停車中のMY遊バス。JR高知駅に行けるバスのようだ。

バスに描かれている偉人は、左から順に岩崎弥太郎、中岡慎太郎、坂本龍馬、ジョン万次郎とのこと。

今回はバスに乗る予定はなかったけれど、「高知に来てるんだなぁ」という観光気分を高めることができるので、このバスを見ることができてよかった。

高知県立牧野植物園の場所

住所

高知県高知市五台山4200-6

地図(Googleマップ)

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