愛媛県久万高原町の滝「遅越の滝」を娘と二人で訪れた
愛媛県道209号で久万高原町から皿ヶ嶺に向かう道の途中に遅越の滝という観光スポットがあったので寄ってみることにした。
遅越の滝の読み方は、おそごえのたきだ。
皿ヶ嶺に向かう愛媛県道209号の右手側に遅越の滝と書かれた大きな看板があるので、遅越の滝の場所は分かりやすかった。この看板のすぐ隣が駐車場になっている。愛媛県道209号に隣接する駐車場なのでとても便利。駐車場の広さについては、普通乗用車であれば4台ぐらいは停められるほどの広さがある。
看板に書かれている情報によると、遅越の滝は駐車場から150mの距離にあるようだった。
久万高原里山サイクリングコースの看板より、道の駅 天空の郷さんさんから始まって岩屋寺で終わる全長約18.6kmのサイクリングコースがあることが分かった。現在地「遅越の滝」はサイクリングコースの中間地点ぐらいかな。サイクリングコースでは以下の5つの観光スポットを巡るようだ。- 道の駅 天空の郷さんさん
- 大宝寺
- 遅越の滝
- 国民宿舎 古岩屋荘
- 岩屋寺
看板には高低図も付いており、各観光スポットの高低差が分かるようになっている。例えば、遅越の滝の標高は約600mであること、道の駅 天空の郷さんさんよりも約100m以上標高が高そうであることが分かる。
看板の地図には、久万高原町役場、久万土木事務所、久万公園、菊ヶ森、久万高原ふるさと旅行村、古岩屋トンネル、竹谷公民館の場所も描かれているため、観光スポットを訪れる際の参考となりそうだ。
遅越の滝に向かう山道は遅越の滝の看板のすぐ隣にある。スタスタと山道に向かって行く娘の後に私は付いて行く。
この急な坂道を娘はスイスイと登っていく。私は必死になって追いかける。この急な坂道はとても短いし、コンクリートで舗装されていて歩きやすかったので、足腰への負担は思ったほどはなかった。この後の道では急な坂道はなかったので、歩くのが少ししんどいかな、と思う坂道はここだけだった。
急な坂道を登りきると、平坦な山道が続いた。山道と言っても、道はコンクリートで舗装されていた。これなら娘との距離はあまり開かずに歩いて行ける。
遅越の滝に向かい始めてから約2分後に現れた道の分岐点。遅越の滝に向かう道は左手の下り道の方だ。この写真では娘が左手の道を歩いている様子しか分からないが、実はこの道を下る前に、先を歩いていた娘が立ち止まり、笑顔で振り返って私と以下のようなやり取りをしている。
娘は木に付いているピンク色の紐を指差し、私に尋ねる。
「この意味わかる?」
「分からないです」
「こう2つに道が分かれとるやん。こっちに木があるやん。こっちに進めるってことね。分かる?こっちの木にテープが付いとるから、あなたの行きたいルートはこっちですよ、という道しるべのテープになるん。じゃけん、道に迷いそうになってもテープのある方に進んでいったら行けるけん」
「おー、ためになります」
娘の解説により、山道の木に付いているピンク色のテープの意味は道しるべであるということが分かった。
高校3年間を登山部で頑張っていた娘から、こんな風に登山のことを教えてもらえるとは思っていなかった。嬉しい解説であった。娘を登山の先生として尊敬しよう。なお、娘が解説する様子は動画に撮ったので、何回も動画を再生して個人的に楽しんでいることは言うまでもない。
木々の向こうに、流れ落ちる水が見えてきた。遅越の滝だ!
先を歩く娘の後を付いて行く。
冬とは言え、今日はあまり寒くはないため、遅越の滝は凍っておらず、水が勢いよく流れ落ちていた。娘も私も、滝から流れる水を眺め、水が落ちる音や川が流れる音を聞いたりして、一時の時間を過ごした。
(遅越の滝の動画を撮影したので、興味がある方は以下のYouTube動画よりご覧ください。)
遅越の滝からの帰り道。下り道は登り道よりももっと楽だった。もう駐車場と愛媛県道209号が見えてきた。
受験が終わった娘としては久々の山歩きができて、とても嬉しそうであった。私も嬉しい。また来たい。
遅越の滝と駐車場の場所
住所
愛媛県上浮穴郡久万高原町上畑野川
地図(Googleマップ)
遅越の滝は愛媛県道209号隣接の駐車場から歩いて150mの距離にあり、写真・動画撮影をしながらゆっくりと歩いて向かっても、4分程度で到着した。往復10分もあれば、駐車場に車を停めて遅越の滝を眺めて帰ってくる、ということができる。ちょっと滝を見てみたい、という人にはとても訪れやすいオススメの滝だ。