アニメ『あの夏で待ってる』全12話を観終った

アニメ「あの夏で待ってる」は、空から降ってきた女の子と男の子が偶然出会うことから始まる恋愛物語。

女の子(貴月イチカ/たかつきイチカ)は、宇宙人。

男の子(霧島海人/きりしまかいと)は、長野県内の田舎の高校の高校1年生。

イチカは、海人と同じ高校に高校3年生として転入してくる。

海人は、イチカのことを先輩と呼ぶ。

第1話のサブタイトルは、「困ります、先輩。」で、その後も最終話を除き、サブタイトルには「先輩」または「せんぱい」の言葉が入っている。

最終話となる第12話のサブタイトルは「あの夏で待ってる。」で、「先輩」という言葉が入っておらず、どのような意味があるのだろう、と少し考えさせられた。考えたが、分からなかった……。

恋人同士になった後も、ずっと、海人はイチカのことを「イチカ」ではなく、「先輩」と呼び続けていた。

もしかしたら、最終話では呼び方が変わるのでサブタイトルに「先輩」「せんぱい」が入らないのだろうか、という考えはハズレで、最後まで「先輩」「せんぱい」と呼び続けていた。

原生住民である海人と宇宙人のイチカは、銀河連邦の法律によって接触すること自体が禁じられている。

その上、恋仲になると、イチカがどんな処罰を受けるか分からない。

そのような禁止事項に屈することもなく、離れ離れにならないように、海人、イチカ、その友人達が奮闘する様は素敵だった。

このアニメは、第1話から最終話までの話が全て面白く、途中でつまらない話が入ってだれるようなことは一切ない。

途中で休憩を入れる必要も感じさせないほど、最後まで一気に見ることができる。

唯一不満点があるとすると、最終話の最後、未来の高校で上映された海人達の自主制作映画のラストシーンだろうか。

ここに「先輩」が映る。

これで、実は、ハッピーエンドになったのであろう、ということが分かる。

だが、そういった回りくどい演出ではなく、きちんと描いてくれても良かったかな、と思った。

その方がスッキリとして良かった。

この最後だと、もやもやとした感が残ってしまう。

ハッピーエンドになったであろうシーンを、自主制作映画の中ではなく、現実世界の中で描いてもらえると、もやもや感がなく、スッキリした。

(それは、好みの問題なのだろうけれど。)

それでも、総合的に、このアニメは、おそらく現時点では私の好きなアニメトップ10に入るぐらいは良かったかなぁ。

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