荒牧麻子『できる男の知的ダイエット—「献立力」があなたを救う!(中高年からのステップアップ講座)』
先月頃返ってきた健康診断の結果が悪く、体重を減らしたい、と思ったので、ダイエットをしようかと考えた。
ダイエット本を探していると、著者:荒牧麻子『できる男の知的ダイエット—「献立力」があなたを救う!(中高年からのステップアップ講座)』(株式会社 旬報社)という本を見つけた。
本の内容を見る前に、本のタイトルに「男の」と限定的文句が付いていたのが、惹かれた。
「男の」と付けているから、たぶん「女の」人はターゲットにしておらず、男の人をターゲットにしたダイエット本であることが分かる。
私は「男の」人なので、この本を読む方が、他の本を読むよりは効率的であろう、と思って読むことにした。
読んでみたら色々と書いてあったが、私が今からでも実践できそうなことは以下であると思った。
・コンビニの弁当を選ぶ時には、カロリー表示があれば、できれば低い方を選ぶ
逆に、実践が困難であると思ったことは以下だ。
・寝る3時間前までに食べるのをやめる
「寝る3時間前までにご飯を食べるのをやめる」ということは言い換えると、「夜ご飯を食べてから3時間以上経過してから寝る」ということになる。
仕事が終わって家に帰る時間が24時30分であり、それから夜ご飯を食べていると食べ終わるのが25時(午前1時)を過ぎる。
それから3時間経過した時間は、28時(午前3時)だ。
お風呂に入ったり、何とか時間を作ってブログを無理やり書いていたりすると、午前3時まで起きていることもあるが、疲れ切ってしまって、午前2時ぐらいに寝てしまうことも多々ある。
寝る3時間前までに食べるのをやめる、ということはほとんど守れていないように思える。
だが、これは毎日必ず守るのが難しいとしても、意識次第では、1週間のほとんどを守るように改善できるかもしれない。
少なくとも意識する前から、休日は問題ない。
仕事の時も出張で外に出ている時は、守れることが多い。
問題は出張ではない日に会社で長時間勤務をする時だ。
そんな時は、できる限り、夜は自宅にいったん帰って晩御飯を食べてから再び会社に戻る、ということをすればよい、ということは分かっている。
会社から家までは、原付で10分以内に到着する近さなので、帰るのは簡単だ。
実際に、この本を読む前に何度も実践しており、その方が総合的に体が楽であることも分かっている。
しかし、なかなか実践できない原因は、次の4点にある。
- いくら時間的に往復20分以内の距離であると言っても、いったん家に帰ってしまうと、会社に帰るのが面倒になり、もう家にそのままいたい、という気持ちが強くなってしまうのが辛い。(もう、お風呂に入って寝たくなる。)
- 春から秋頃までは良いが、冬になると、会社と自宅の往復の移動で寒いのが嫌だ(原付通勤なので寒い!)。
- 季節を問わず、雨が降ったら、帰る気がしない(原付通勤だから、雨はとにかく嫌だ!)。
- 会社から自宅に戻る、そして、自宅から会社に戻る、という移動に要する合計20分の時間が私の人生の時間を損しているのではないかと思ってしまう、という勿体ない気持ちになって嫌だ。
このような気持ちがある限り、なかなか夜ご飯を食べるために帰宅することを徹底する、ということは難しいだろう。
(昼ご飯はよく帰宅しているが、それは別の話だ。)
さて、本の話題に戻るが、私がこれまでダイエットになる、と思っていたことが実は誤った知識であったことが分かったので紹介したい。
Q.「サウナでダイエットはできるか?」
A.「できない。一時的な体重減は、体脂肪ではなく、体内の水分が減ったもの」
このQ&Aを読んでびっくりした。
私は温泉が大好きなので少なくとも週に1回は温泉施設に行くようにしているのだが、その時に、サウナに入ってたくさん汗をかけばかくほど、「ふふ、やせてる、やせてる!」と思っていたのだ。
だが、これは大きな誤解だったらしい。
著者によると、体重を減らしたいのであれば、体内の水分を減らすのではなく、脂質を減らさないと効果がない、ということだ。
今後もサウナには入ると思うが、今後は汗をかいても「やせることとは関係ない!」と思わないといけない。
本書には、各食物とカロリーなどが細かく書いてあったので、細かく丁寧にダイエットを考えたい人には良いと思う。
私は、その細かく丁寧、といったあたりが苦手で、自分にできそうな簡単なことだけをとりあえずやってみよう、と思う大雑把でいい加減なタイプなので、私のような性格の人には、少々ハードルが高い本かもしれない、と感じたが、私でもできることも書かれてあったので、ダイエットについて考える最初に読んだ本としては良かったと思う。