赤川次郎 『白い雨』
不気味な白い雨が降ってきて、その雨に濡れた者達が本能の赴くままに行動し、殺人、暴行事件などを起こしていく・・・というお話。昨夜、読みかけのまま就寝すると、この作品の内容が夢に出てきて大変うなされてしまった。小説を読んで夢でうなされるのは久しぶりのことだった。今日、この小説は読み終えたのだが、もう夢には出てきてほしくない。起きている時は特に怖いと思う小説ではなかったのだが、夢にまで見たので自分が思っている以上にこの小説の本質は怖いのかもしれない。ところで、大学の「ワンダーフォーゲル部」のリーダー・笠原の「それでもワンゲルかよ!」というセリフが妙に面白かった。たぶん、自分の大学の友達にもワンゲル出身の人(A馬君)がいたからだろう(笑)。 |