夜行バスで東京から松山余戸南インターまで移動-西東京バスを利用

今週末の金曜日の夜に東京から松山まで移動する手段として夜行バスを利用した。

金曜日の昼間にスマホで空席がないかと探していると、WILLER TRAVEL(ウィラートラベル)のサイトでオレンジライナー号の空席を見つけることができた。

オレンジライナー号を運行しているバス会社(伊予鉄バス西東京バス)の公式サイトの予約サイトでは何故か空席がない、ということになっていたが、WILLER TRAVEL(ウィラートラベル)のサイトでは残り4席となっていたので予約できた。

こんな場合は、バス会社に直接電話したら予約できたのかもしれないけれど、ネットで予約できるのであればネットで予約した方が支払い手続きなどが楽なので、ネットで予約できたことに意味があると思う。

三連休前だからか、このオレンジライナー号での東京から松山までの夜行バスの料金は少し高めの1万3000円だった。

便名、プラン名などは以下の通り。

【便名】(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便
【シート】3列独立シート(トイレ付き)(増便)
【プラン】臨時便プラン(オレンジライナー号)
【乗車日】2019年1月11日(金曜日)
【乗車地】新宿西口 明治安田生命ビル前26番のりば 19時50分発

新宿西口 明治安田生命ビル前26番のりばに停車中のオレンジライナー号(遠景、夜景)
新宿西口 明治安田生命ビル前26番のりばに停車中のオレンジライナー号(遠景、夜景)。

地下鉄大江戸線の新宿駅西口からこの場所まで来るのに迷ってしまった。
本来なら5分程度でこれるはずが、15分ぐらいウロウロとしてしまった。
新宿駅は複雑すぎて迷宮、迷路になっている、ということをよく聞くけれど、本当にそう思う。
バス停の近くにヨドバシカメラ、やや遠くにビックカメラがあることは、地図を見て知っていたので、この2つの家電量販店の明るいネオンの看板を目印にしながらバス停を探すと何とか探すことができた。

新宿西口 明治安田生命ビル前26番のりば(バス停)に停車中のオレンジライナー号
新宿西口 明治安田生命ビル前26番のりば(バス停)に停車中のオレンジライナー号。

このバス停の向こうのビルの隙間からはビックカメラのネオンが見える。
位置関係がようやく分かった。
次からは迷わないぞ!

26 バスのりば KEIO」という大きな看板が見え、さらにバスの車両後部の電光掲示板に「松山」と表示されていたので、とても安心した。

やっと今夜乗る夜行バスが見つかった。
これに乗れば、自宅まで帰ることができる。

バスの乗車手続きはいたって簡単だった。

「松山行きのバスになります」
と声を出して案内をしている運転手さんに近づく。

「ご乗車ですか?」
「はい。予約番号を言えばよいでしょうか」
「名前で構いませんよ」
私の名前を告げると、運転手さんが私の座席を教えてくれた。
「座席は4Bです」
「分かりました。ありがとうございます」

予約時の予約番号も、スマホに届いていた予約完了メールなどを運転手さんに見せる必要もなかったので、乗車手続きはとても簡単であった。
バスの中に入ると、狭いながらも静かな空間が広がっていた。

(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席(中央4B席)
(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席(中央4B席)。

暖かそうなフワフワの大きな毛布が座席に置いてるのが嬉しい。

私が今夜座る席「中央4B席」は3列シートの真ん中の列。
真ん中の列は窓際の席のように景色を眺めることができない、というデメリットがあるけれどメリットもある。
少なくとも2つのメリットがある。
1つ目は、左右に空間が開いているので、窓際の席よりも手足を自由にできるスペースが広くなること。
2つ目は、冬の寒い季節だと窓際の席は寒く感じるので真ん中の席の方が暖かいこと。
景色を見ることができないのは残念だけれど、夜行バスでの移動時にはほとんど寝ているから、景色が見えていなくても大きな問題はない。

(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便のバス車内(運転席側、前方座席)
(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便のバス車内(運転席側、前方座席)。

「中央4B席」は運転席に近いのでカーテンが開いている間は運転席の窓から景色を眺めることができる。

(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席裏側の装備状況
(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席裏側の装備状況。

読書灯、無料の使い捨てスリッパ、ジュース置きなどがある。

(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席の取り扱い説明
(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席の取り扱い説明。

座席の装備について図で説明されていて分かりやすい。
英語表記もあるので、外国人が夜行バスを利用することも想定しているようである。

【取扱い説明(Instruction)】
・肘掛内蔵式テーブル(armrests built-in table)
・レグレスト繰出しレバー(leg rest feeding lever)
・肘掛昇降レバー(armrest lifting lever)
・USBコンセント(USB outlet)
・リクライニングレバー(reclining lever)
・開閉式フットレスト(retractable footrest)

(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席のUSBコンセント
(オレンジライナー号)新宿・横浜⇒松山・八幡浜/89153便の座席のUSBコンセント。

このUSBコンセントには蓋がしてあるので、蓋を横にスライドさせるとUSB端子が露出する。
iPhoneのライトニングケーブルをUSBコンセントに挿すと、iPhoneを充電することができた。
夜行バスではスマホの充電ができるのが当たり前になってきているけれど、やはり充電できるのは嬉しい。

USBコンセントなので、USBケーブルでの充電に対応していない機器は充電ができない。
ACアダプターで充電をすることが前提の機器...例えば、ノートパソコンや古いガラケーに付属している充電ケーブルがACアダプタ専用になっている場合、充電ができない。
夜行バスでノートパソコンを使用することは普通あまりないとは思うけれど、ガラケーユーザはまだまだ普通にいると思うので注意が必要。
古いガラケーの場合、ガラケー購入時に手に入れた付属の充電用アダプターがACアダプター専用になっていると充電できない。
そんなに古くないガラケーであれば、ACアダプターを装いつつもUSBケーブルとしても使えるようになっていることがあるから、問題ないとは思うけれど。

夜行バス・オレンジライナー号(松山行)は予定通り19時50分に新宿西口の26番バス停を出発した。
夜行バスは途中で横浜駅に停車した。
東京ではあまりお客さんが乗ってこなかったと思っていたら、横浜駅からお客さんがたくさん乗ってきた。

横浜駅を出発する際に運転手さんから以下のようなアナウンスがあった。

私が今回乗ったバスは2号車
2号車は西東京バスの担当、1号車は伊予鉄バスの担当。
私が降車する予定の松山市余戸南インターには7時35分に到着予定。
川内インターでは降りるお客さんがいないので停車せず通過予定なので、もし、降りることを希望する場合は早めに知らせてほしい。
横浜駅から約30分程度先の海老名サービスエリアで休憩予定。
明朝6時に豊浜サービスエリアで休憩予定。
途中、合計5か所のサービスエリアで停車をする予定だが、乗客がバスを降りることができるの海老名サービスエリアと豊浜サービスエリアの2か所のみ。
残り3か所は運転手の休憩目的で停車するから乗客はバスからは降りることはできない。
消灯は22時から。

運転手さんのアナウンスが親切で分かりやすく、さらに爽やかな印象も受けた。
これは運転手さんが若者に見えるので、若者らしい爽やかさが現れているのかもしれない。

19時50分に新宿西口を出発してから約1時間32分後、東名高速の海老名サービスエリアでバスを降りて休憩をすることができた。

海老名サービスエリアの建物外観(夜景)
海老名サービスエリアの建物外観(夜景)。

バスが海老名サービスエリアを発車する予定時刻は21時35分とのことなので、約13分間の休憩となる。
この間にトイレを済ませ、夕食を食べていなかったから夕食を購入した。

海老名サービスエリアの屋台(からから家)
海老名サービスエリアの屋台(からから家)。

唐揚げのおいしそうな匂いが漂っていたので、この店に吸い寄せられた。
店に並ぶ唐揚げを見ていると本当においしそうだったので唐揚げを2つ購入した。

海老名サービスエリアの屋台(からから家)で買った唐揚げ2つ
海老名サービスエリアの屋台(からから家)で買った唐揚げ2つ。

購入したのはからカリ(もも肉)、からからニンニクで、どちらも1個あたり180円(税込)。
合計360円だった。

熱々でオイシイ!
夜行バスの車内で食べると社内に匂いがプーンと充満して、他の客に迷惑がかかりそうだったから、唐揚げは夜行バスに乗る前に急いで食べた。

海老名サービスエリアの売店で購入したおにぎり2つ
海老名サービスエリアの売店で購入したおにぎり2つ。

唐揚げだけだとお腹が空くだろうと思い、おにぎりも2つ購入した。
おにぎりの具材は、豚生姜、紀州うめの2つを選んだ。
おにぎりはどちらも1個あたり150円(税込)。
合計300円。

おにぎりはバスの車内で食べた。

オレンジライナー号に乗ると無料でもらえる缶のお茶
オレンジライナー号に乗ると無料でもらえる缶のお茶。

無料のお茶は運転席のすぐ近くのクーラーボックスに置いてあった。
国産茶葉100%の緑茶を無料で飲むことができるとは嬉しい。

唐揚げを2個、オニギリを2個、緑茶を缶1杯分飲食すると、お腹がいっぱいになった。
海老名サービスエリアを出発して25分が経った22時0分になるとバス車内が消灯になった。
お腹がいっぱいになっていたので、すぐに眠くなり眠りに落ちた。

2つ目の休憩場所である豊浜サービスエリアには朝5時55分に到着した。
6時15分までが休憩となったので20分間の休憩となった。

豊浜サービスエリアの建物外観(夜が明けていない早朝)
豊浜サービスエリアの建物外観(夜が明けていない早朝)。

小雨が降っていたので、早足でサービスエリアに向かう。

豊浜サービスエリアの食堂
豊浜サービスエリアの食堂。

食堂でうどんでも食べようかと考えたけれど、トイレに行ったりして15分ほどの時間を使ってしまったので、残り5分ではうどんを食べるのは難しいと考えてバスに戻った。

バスの車内に戻ってからは、ずっと起きていた。
川内インターで降りる人はいなかったので川内インターではバスは通過し、松山インターでバスは停車した。
松山インターで乗客が降りてからバスは再度出発。
次に停車するのは余戸南インターとなる。
松山インターから余戸南インターまではすぐの距離。
松山インターを出発してからは、私は出していた荷物を鞄の中に入れるなどしてもう降りる準備を始めていた。

余戸南インターで降りた客は私1人だった。

余戸南インター降車場に停車中の夜行バス・オレンジライナー号(三浦屋人形本店前)
余戸南インター降車場に停車中の夜行バス・オレンジライナー号(三浦屋人形本店前)。

余戸南インターには午前7時35分到着予定だったが、実際に到着したのは午前7時26分だった。
予定よりも9分早く到着した。

余戸南インター降車場を出発した夜行バス・オレンジライナー号
余戸南インター降車場を出発した夜行バス・オレンジライナー号。

余戸南インター降車場のバス標識と道後、愛媛県庁、松山市駅までの距離案内板
余戸南インター降車場のバス標識と道後、愛媛県庁、松山市駅までの距離案内板。

この案内板によると、余戸南インター降車場から
道後までは8km、
県庁までは5km、
市駅までは4km、
という距離のようである。

余戸南インター降車場に掲示されている鎌田駅までの道案内図
余戸南インター降車場に掲示されている鎌田駅までの道案内図。

余戸南インター降車場バス停から蒲田駅までは歩いて5分程度で行けるようである。
伊予鉄タクシーの電話番号も記載されているので、タクシーを呼ぶこともできる。
私は妻に電話をかけて妻に車で迎えに来てもらうことにした。

雨が降っていた。
折り畳み傘を持っていたので雨に濡れる心配はあまりしなくてもよかったけれど、雨宿りができる場所はない。
小雨だったからよいものの、大雨だったら傘があってもずぶ濡れになってしまう。
天気が悪い時には余戸南インター降車場では降りない方が良いと思う。
松山市駅など、雨宿りができる場所が近くにたくさんあるバス停で降りる方がよいであろう。

ひとまず国道56号沿いにある24時間営業のマクドナルド 56号余戸店を目指して歩いた。
マクドナルドで朝マック、というのもたまには良いと思う。
(妻が意外と早くやってきたので、マックで待ち合わせを行い、ドライブスルーを利用することになった。)

《関連リンク》
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