100円ショップ・ダイソーの全日本道路地図を使用した感想
都道府県・市町村が俯瞰できる地図がほしくなったので、100円ショップ・ダイソーで全日本道路地図という商品を購入して使用してみた。
100円ショップ・ダイソーの全日本道路地図。
地図は、80万分の1の縮尺で、都道府県と市町村の境界線(県界と市町村界)が描かれているので、都道府県と市町村の配置がよく分かる。
地図の冊子の表紙に、日本全域の道路を網羅と書かれているけれど、網羅は言いすぎかな、と思う。
80万分の1の縮尺の地図に、ほとんど人が使用しない道路も含めて全ての道路を漏れなく描ききることは不可能なのではないかと思う。
私としては道路の情報は必要ではなかったし、108円という格安の値段で入手できるこの地図には満足しているため、あまりこの点は気にならなかったが、気になる人もいるかもしれない。
地図の冊子としては、片面A4サイズで両面だとA3サイズになる。
A3サイズだから、全体を見やすい。
80万分の1の縮尺では、A3サイズでも北海道は全ては入りきらず、複数ページに渡って分割掲載されているが、それでもパソコンやスマートフォンで見るよりは、見やすい。
四国はA3サイズの中にちょうどすっぽりと入っている。
パソコンやスマートフォンで無料の地図は閲覧できるけれど、紙の地図のようにページをパラパラとめくって何度も繰り返し見た目的の地域のページを素早く見るという用途では、昔ながらの紙の地図の方がまだまだ優れているように思えた。
パソコンでも利用者が操作をして調節をすれば全体像は見えるけれど、その操作や調節が面倒になることもある。
インターネットの接続環境によっては見えないこともあるし、表示までに時間がかかる場合もあるし、オンライン地図の多機能さや仕様変更により、見たいと思っていた情報を表示する方法がある日突然変更されていて、どうすればよいかが分からなくなったりすることもある。
さらに、スマートフォンだと、画面が小さすぎて全体を俯瞰するという用途や2、3人で一緒に地図を見る、というよな用途には向かない。
今後、VRが発達すれば、A3サイズ以上の地図を屋外でも気楽に見えるようになるかもしれないので、VRの発達には期待したいなぁ。