Excelで数字の先頭の0が削除されないようにする方法

Excelのセルに先頭が0から始まる数字を入力すると0が自動的に削除されてしまう場合にどうすればよいか。

例えば、
001と入力すると、0が削除されて
1
となってしまう場合に、どうすれば0が削除されなくなるのか。

Excel入力例 - セルに「1」
Excel入力例 - 「001」と入力してもセルには「1」と表示される。

Excelの標準書式設定(セルの書式設定-表示形式「標準」)で0から始まる数字「001」を入力すると、「00」が削除されて「1」と表示される。
0から始まる数字の0を削除しないようにする方法2つを以下で説明する。

Excelで数字の先頭の0が削除されないようにする方法1
Excel入力例 - セル覧に「001」
Excel入力例 - セルの書式を「文字列」にして「001」と入力すると、セルには入力した通りに「001」と表示される。

セルの書式設定-表示形式「文字列」で「001」を入力すると、「001」と入力した数字のまま表示される。
セルの書式設定を「標準」から「文字列」に変更する手順は以下の通り。

(1) 書式を変更したいセルを範囲選択後、右クリック(またはキーボードのアプリケーションキーを押下)。
Excel 2019 右クリックメニュー(コンテキストメニュー)「セルの書式設定」
Excel 2019 右クリックメニュー(コンテキストメニュー)「セルの書式設定」。

(2) 「セルの書式設定」をクリック。

Excel 2019 セルの書式設定 表示形式「標準」
Excel 2019 セルの書式設定 表示形式「標準」

(3) 表示形式「分類(C):」の下部にある「文字列」をクリック。

(4) [OK]をクリック。
Excel 2019 セルの書式設定 表示形式「文字列」
Excel 2019 セルの書式設定 表示形式「文字列」

表示形式を「文字列」に変更する手順は以上で終了。

このように、0から始まる数字の0が消えないようにするために、セルの書式を「文字列」に変更する方法は、長年、私が愛用してきた方法だ。

もう1つの方法は、つい最近まで知らなかった方法。
備忘録として以下で説明。

Excelで数字の先頭の0が削除されないようにする方法2
Excel入力例 - セル覧に「'001」
Excel入力例 - セルに「'001」と入力すると、セルの値は「'001」だが、セルの見た目上は「001」と表示される。

セルの書式設定-表示形式「標準」で「'001」というように先頭にシングルクォーテーション(')を入力すると、先頭にあった0が削除されなくなる。

セルの見た目上の値は「001」となるが、セルの値は先頭にシングルクォーテーション(')が付いた「'001」となる。
実際の値にシングルクォーテーション(')が付くのは気持ち悪いと感じてしまうのは、私だけだろうか。

個人的には書式を「文字列」に変更する方法が良いと思っているが、人によってはExcelの初期書式である「標準」書式を「文字列」に変更するのは面倒だと考えるかもしれない。

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