昭和30年代の雰囲気を体験できる大洲市のポコペン横丁などを観光
最近乗ったジェットスターの機内誌で、大洲市の「ポコペン横丁」の存在を知った。
昭和30年代の雰囲気を味わえるようなので、行って見たいと思っていた。
「大洲まちの駅 あさもや」(愛媛県大洲市大洲649番地1)に車を停め、歩いて向かう。
※この「大洲まちの駅 あさもや」は、周辺施設を徒歩で観光する目的であれば、車を停めてよい施設のようだった。
歩いて向かう途中の景色も、よかった。
道路沿いにあったマップによると、この道は、NHK連続テレビ小説「おはなはん」のロケ地で、「おはなはん通り」と呼ばれる道で、旧裏町三丁目とのこと。
「おはなはん通り」(愛媛県大洲市 旧裏町三丁目)の通り沿いの川で泳ぐ鯉。
何匹もいる。
水が透き通っていて見た目も綺麗だが、見た目だけでなく、きちんと鯉も住める水質であることが分かる。
「おはなはん通り」のマンホール。
マンホールには、「おおず おすい」と書かれている。
マンホールの絵は、鳥と魚と花だ。
大洲市と言えば、鵜飼なので、鳥と魚は、鵜飼をイメージしたものだろう。
「おはなはん通り」と、その路面上に設置されているマンホール(おおず おすい)。
ポコペン横丁(愛媛県大洲市大洲本町3丁目)の入口付近。
ポコペン横丁は、昭和30年代の雰囲気を再現していることが売りの観光地で、おはなはん通りからは歩いて数分の距離だ。
ポコペン横丁の入口付近では、ゴム鉄砲のミニイベントが開催されていて、ゴム鉄砲を使って、的に当てる射撃ゲームをしている人々がいた。
私と娘もちらっと遊ばせてもらった。
(遊んでいると、南海放送のテレビカメラマンからの取材を受けた。観た方もいるかもしれないが、翌週の南海放送のローカルニュースでこの時の様子が放映された。)
ポコペン横丁の雑貨屋を見て回る。
雑貨屋の商品を見つめる小学3年生の娘。
ポコペン横丁に野良猫がいた。
娘は嬉しそうに夢中で猫を見つめる。
この野良猫はオス猫で、去勢はされていなかった。
とても人懐っこい野良猫で、かわいらしくニャーと鳴きながら、誰にでも近寄っていた。
もちろん、私にも近寄ってきた。
妻が観察したところ、この猫は、首輪はしていないが首輪をしていたと思われる跡が首の周りにあったので、飼い猫が捨てられたものではないか、とのこと。
ポコペン横丁の「思ひ出倉庫」の入口。
営業時間は9時30分から16時30分(札止め16時0分)で、入館料は大人200円、小人100円だった。
あまり料金的に高くはないので、特に迷うことなくお金を払って中に入る。
古いコカコーラの瓶がたくさん置いてあったり、古い玩具がパッケージに入ったまま展示されている様子は、興味深く、楽しかった。
一番良いなぁ、と思ったのは、昭和30年代頃の民家を再現している部屋に靴を脱いで上がることができたこと。
昭和30年代は、私が生まれた昭和50年代とは20年も時代の差があるので、「懐かしい」という感じはしなかったが、ちゃぶ台やブラウン管のテレビが置いてある畳の上に座ると、まるでそこに今そこに住んでいるかのような錯覚を覚えるほど、違和感なくのめり込める空間となっていた。
また、一部の物や施設は、昔、祖父母の家で見たことがあるものだったので、懐かしい、と思うモノもゼロではなかった。
流し台は、タイル張りのもので、これは昔、祖父母の家で見たモノと似ているので、懐かしいなぁ、という気持ちになった。
この「思ひ出倉庫」には、入って良かったと思う。
思ひ出倉庫から出て、少しぶらつく。
ポコペン横丁で大洲産の「冷やしトマト」が1個100円で販売されていた。
トマト好きの私は、見るからに美味しそうだと思ったので、1個買ってみた。
氷水で冷やされた、美味しそうなトマト。
このトマトに塩も何もつけず、かぶりつく。
うまい!!!
これほど美味しいトマトはなかなかない、と思った。
ポコペン横丁にあったマツダキャロル360(正面から)。
ナンバープレートは取り外されているので、展示用だ。
ポコペン横丁にあったマツダキャロル360(側面から)。
後部座席の窓枠の右側には、「Carol」の文字が見える。
タイヤは、凹んでいるので、パンクしているようだ。
ポコペン横丁にあったマツダキャロル360(背面から覗いた車内)。
ポコペン横丁にあったマツダキャロル360(側面から覗いた車内)。
外から見る限り、運転席、助手席の足元は広そうだ。
シートはボロボロになっている。
おおず赤煉瓦館(愛媛県大洲市大洲60番地)の庭。
大洲市のホームページによると、おおず赤煉瓦館は、明治34年(1901年)12月に大洲商業銀行の本店として建築されたとのこと。
ポコペン横丁から、綺麗な花が咲いているこの庭を通って、赤煉瓦館の入口方面に向かう。
おおず赤煉瓦館の中庭。
昭和30年代の日本的な雰囲気のポコペン横丁と対照的な西洋的な雰囲気の赤煉瓦館が隣接しているのは、面白い。
おおず赤煉瓦館の煉瓦資料室入口と昭和30年台の円筒形の郵便ポスト。
資料室入口の看板によると、資料室は、大洲商業銀行時には「金庫室」として使用されていたとのこと。
おおず赤煉瓦館の資料室内で煉瓦積み体験をする妻と娘。
「れんが積み体験コーナー」で、妻と娘が積み上げた煉瓦。
(体験は無料で行える。)
積み方には、イギリス積、フランス積、オランダ積、アメリカ積、長手積、小口積(ドイツ積)といったものがあることをこの煉瓦館の資料で初めて知ることになったのだが、妻と娘が何積みをしているのかがよく分からない。
この煉瓦館は「イギリス積」のようであるため、イギリス積かな。
この資料館にあった資料の説明では、イギリス積は、「小口のみの段と長手のみの段が交互に積み重なる」積み方のようなので、合っているように思える。
おおず赤煉瓦館資料室内には、「四国のれんが建築物マップ」というマップがあった。
これを見ると、四国内に多数のれんが建築物があること、それぞれのれんが建築物の特徴などが把握できる。
おおず赤煉瓦館資料室前付近。
トイレは、この通路の先の右手にある。
また、左手には有料の展示物があった(今回は見ていない)。
おおず赤煉瓦館の正面。
おおず赤煉瓦館を斜めから眺める。
道路脇の街灯が、昔っぽさを表しているのでよいと思う。