英検準1級合格者の私が任天堂DSのゲームソフト「英検DS」で英語力を測定してみたら...

最近、第1巻から第9巻までをAmazon kindleで一気読みをしてしまったライトノベル『ゲーマーズ』で主人公やヒロイン達が楽しそうにゲームをしていたことに強く影響されてしまい、無性にゲームがやりたくなってしまった。

何かゲームを買ってみようと思って訪れたブックオフ(ハードオフ)で、陳列棚に並ぶ任天堂3ds/dsのゲームソフトを眺めていると、英語勉強ソフトがあった。
長年、英語の勉強をさぼっているとは言え、英語を勉強することは嫌いではない。
もっと英語力を高められると嬉しい、という気持ちもあるため、英語勉強ソフトを買うことにした。

買ったソフトは、「英検DS ~旺文社英検書シリーズ準拠~」と「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」の2本。

「英検DS ~旺文社英検書シリーズ準拠~」は税込500円、「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」は税込280円だった。
さすがブックオフ(ハードオフ)価格、安いなぁ。

ソフトを買った後、土日も仕事をしないといけないほど忙しかったから(久々の12日間連続出勤)、買ってからしばらくはソフトの封は開けずにプレイしていなかったけれど、昨夜、ようやく落ち着いてプレイできそうな時間ができたので、プレイしてみた。

昨夜は、買ったソフトのうちの1本、「英検DS ~旺文社英検書シリーズ準拠~」をプレイしてみた。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠のパッケージ-(表面)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠のパッケージ-(表面)。

パッケージ表面に記載されている情報によると、この英語勉強ソフトは「旺文社英検書シリーズ準拠」とのこと。
書店で英検の参考書籍を探すと、必ずと言っていいほど、旺文社の書籍がある。
私がかつて英検合格のために勉強していた頃は、旺文社の英検関連書籍で勉強をしたものだ。
私としては、旺文社の英検関連書籍には強い信頼感と安心感がある。

このパッケージ表面に目を引くキャッチがある。

あなたの英語力、何級ですか?

約20年前の大学生の頃、私は英検準1級に合格している。
大学卒業後の1年ほどは真面目に英語の勉強を続けていたけれど、その後、仕事に忙殺されてしまったという言い訳もあるけれど、ほとんど英語は勉強していない。
このゲームソフトで私の現在の英語力を測定したら、何級程度になるのだろうか。
早く、問題を解いて英語力を測定したい。

「1級・準1級~5級までの約24,000問を収録」とあり、収録問題数が大量であることにも、わくわくする。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠のパッケージ-(裏面)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠のパッケージ-(裏面)。

ゲームソフトパッケージ裏側にも魅力的なことが書かれている。

・お手軽なテストで、今のあなたの英語力が英検何級相当なのかを的確に判定
・書く、読む、聴くで脳力アップ
・ゲームモードで楽しく学習

「本ソフトは、先進的な英語教育で有名な私立ノートルダム学院小学校(京都市)の英語授業に採用されています」とあるのも、面白い。
2007年に発売されたゲームソフトで今から11年も前の古いソフトだから、もう英語授業では使われていないかもしれないけれど、2007年当時は採用されていたのだから、凄いのではないかと期待させられる。

それでは、早速、このソフト(英検DS)をプレイしてみたところ...。

最初に解いた10問は全問正解で、英検3級の実力があると判定された。
まあ、最初は優しい問題を解かせて自信をつけてもらい、そこからステップアップしてもらう、という方式であろうなあ、と予想して、次々と問題を解いていく。

約20年前に英検準1級に合格している私、約16年間勉強していない私は、果たして何級だと判定されるのだろうか。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(チャレンジ結果-英語脳力:準2級)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(チャレンジ結果-英語脳力:準2級)。

英検準2級と判定された。
その後、何度かチャレンジしたけれど、何度やっても英検準2級。
全問正解を達成できないから、準2級止まりであるのも仕方がない。

約16年も勉強をしていなかったのだから、これから勉強をして英語力を鍛えていくしかないであろう。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(カレンダー、メニュー)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(カレンダー、メニュー)。

英検の勉強をすると、自動的にカレンダーの日付に「済」のマークがつくようである。

英検DSの勉強メニューとしては、4つある。
 ・毎日トレーニング
 ・英検チャレンジ
 ・英語ゲーム
 ・英検模試

これらのメニューから、気軽に英語の勉強ができる。
自分が英検何級相当であるかを判定するには、「英検チャレンジ」のメニューで問題を10問解けばよい。
「英検チャレンジ」では時間制限はないので、あせらずに、のんびりと、ゆるりとしたお気楽な気持ちで英語を勉強することができる。
1回あたりのチャレンジで10問しか解かなくてよいから、プレイ時間(勉強時間)が短くて済むのもよい。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(長文の内容一致選択:準2級)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(長文の内容一致選択:準2級)。

長文問題もしっかりと収録されていて、久しぶりに英検らしい問題文を読んで懐かしくなった。

英語をほとんど勉強していなかったとは言え、仕事の都合上、海外の英語サイトを読まないといけないこともあるので、英文についてはたまには読んでいた。
読んでいた英文は、コンピュータやプログラミングなどITに関連した限定的で専門的な内容の英文がほとんどであったから、英検に出てくるような幅広い話題の英文を読むことができるのは、懐かしさと楽しさで、嬉しかった。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(短文の語句空所補充:準2級)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(短文の語句空所補充:準2級)。

この形式の問題を解くのも久しぶりで懐かしい。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(熟語:準2級)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(熟語:準2級)。

熟語の問題はまだ何とか解けるけれど、日本語から英単語を記入させるような問題については、さっぱり分からないことが多く、正答ができずに「パス」を選択することが多かった。
英単語を見て日本語の意味を回答させる形式であれば、もっと正答ができる自信があるのだけれど、日本語から英語への変換については、昔から私の頭は訓練がされていないので苦手であった。
日本語から英語への変換ができないということは、英語で自分の考えを伝えることができないということにもつながっているだろうから、英会話や英作文はとてつもなく私は苦手である。
この英検DSで英語力を鍛えることができれば、苦手な英会話や英作文も少しは上達するかもしれない。

英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(チャレンジ結果-英語脳力:2級)
英検DS -旺文社英検書シリーズ準拠- プレイ画面(チャレンジ結果-英語脳力:2級)。

あれ!?
全問正解ではないけれど、英検準2級から英検2級相当にレベルアップした。
もっと問題を解きまくれば、かつて私が合格した英検準1級相当にまで到達できるかもしれないなぁ。

大学時代に英検準1級に合格し、そのままもっと英語の勉強を頑張って英検1級に合格することを当時は考えていたけれど、旺文社の英検1級の問題集で勉強を始めたものの、問題があまりにも難しくて挫折してしまい、英検1級を1回も受験することなく20年ほどの時間が経ってしまった。
20年前に、このソフトがあれば、楽しく英検の勉強ができていたかもしれない。

せっかく買ったソフトなので、この英検DSで勉強を続けてみようと思う。
このソフトで英検1級相当という判定がもし出たら、旺文社の英検1級問題集にチャレンジしてみようか、な。
(英検DSが発売された2007年当時と現在の英検では問題のパターンが変わっているであろうから、英検DSの勉強だけでは足りないとは思うけれど。)

英検DSについては、人を選ぶソフトだと思う。
問題の解説はついていないので、日々、問題を解いて、解いて、解きまくって、問題そのものを暗記するぐらいの気持ちで学習することが好きな人(かつての私みたいな人)には、最適なソフトだと思う。
親切な解答を求めている人には、解答が付いていないソフトだから、このソフトに不満を抱くであろう。

私にとっては、この英検DSは短時間で効率的に、かつ、楽しく勉強できる良い英語勉強ソフトであると思った。

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