特急列車内で切符を購入できるかどうか(松山駅から岡山駅行の特急列車内の場合)
本日(2018年12月24日)、17時37分松山駅発の特急しおかぜ28号・岡山行に乗車することになった。
東京駅まで列車のみで移動する場合、岡山駅から東京駅まで移動できる新幹線に乗り換え可能な松山駅発・岡山駅着の特急列車の最終列車はこの17時37分発の特急しおかぜ28号となるから、どうしても今夜中に列車のみで東京に移動する必要がある場合、この特急に乗り遅れてはならない。
《松山駅発・岡山駅経由・東京駅行に最終列車で移動する場合の時刻表》
※以下は2018年12月24日現在の時刻表
17時37分 JR松山駅発 JR特急しおかぜ28号・岡山行に乗車
20時12分 JR岡山駅着
24分以内に在来線ホームから新幹線ホームに徒歩で移動
20時36分 JR岡山駅発 JR新幹線のぞみ64号・東京行に乗車
23時45分 JR東京駅着
※少し慌ただしいけれど、JR岡山駅20時36分発の新幹線よりも少し早い発車となる20時22分発の新幹線のぞみ190号・東京行に乗車することも可能であるが、1本早い新幹線に乗ったところで、東京駅の到着予定時刻は23時42分だからわずか3分の短縮にしかならない。少しでも急いでいる場合は、20時36分発の新幹線のぞみ64号ではなく、20時22分発の新幹線のぞみ190号に乗車した方がよい。
なお、20時36分発の新幹線が岡山駅から東京駅に行くことができる新幹線の最終列車となるから、これに乗り遅れると東京にはたどり着けないので注意が必要である。
さて、本日私が松山駅に到着した時の時刻は発車時刻3分前となる17時34分。
私を松山駅まで車で送迎してくれた妻には、乗り遅れるのではないかというハラハラした気分で運転をさせてしまい、とても申し訳なかった。
JR松山駅は小さな駅だから、車で駅前まで送迎してもらった場合、車の中からもう改札口が見えている。
駅舎1階にみどりの窓口があるから、すぐにみどりの窓口に行って窓口の人に相談をする。もう窓口で切符を買っている時間はなさそうであるから、切符を買わずに列車に乗らせてもらい、列車内で車掌さんから切符を買おうと考えた。
「特急列車の切符は車内でも買えますか?」
「はい、買えます。ただし、現金のみです」
特急しおかぜの車両内で切符を購入できることが分かったのは良かったけれど、それには現金が必要となり、クレジットカードでの購入はできないようである。
財布の中身を思い出す。
さきほど中学1年生の娘にお小遣いを少しあげたばかりだったから、財布に現金がいくら入っているかは覚えていた。
現金は1万3千円ぐらいしか持っていない。
松山駅から岡山駅までの移動であれば片道6,310円だから十分な金額。
松山駅から東京駅までの移動であれば片道19,260円だから6千円ほど現金が足りない。
今日は東京駅まで移動する必要があるから、現金が足りないことが明白だ。
「17時37分の特急に乗りたいのですが、現金が足りないのでクレジットカードで購入したいです。東京駅まで全部自由席で移動した時の切符を今から買えますか?」
「買えます」
「では、買います。領収書は自動発行のもので構いません」
窓口の人がベテランそうな人だったこと、私自身もJRの切符購入手続きには慣れていたので、購入完了までに要した時間は1分もかかっていない。
お互いに早口で素早く手を動かしてやりとりをする。
「クレジットカードをお預かりします。・・・クレジットカードをお返しします。こちらにサインをお願いします」
こう言われることが分かっていたので、私の手には既にボールペンが握りしめられていた。
「はい」
さっとサインをして窓口の人に返す。
窓口の人から乗車券、自由席特急券、新幹線自由席特急券、領収書を受け取ると、改札口で駅員さんに乗車券と自由席特急券にスタンプを押してもらう。
JR松山駅の改札口で「12.24」日付のスタンプを押された「C制 乗車券(幹)」
松山→区東京都区内
経由:予讃・本四備讃・宇野線・岡山・新幹線
12月24日から12月29日まで有効
券面表示の都区市内各駅下車前途無効
¥12,250
2018.12.24 松山駅M53発行
40053-03(5-タ)R777C00
JR松山駅の改札口で「12.24」日付のスタンプを押され、特急列車乗車後には車内で車掌さんに「松山運転所」のスタンプを押された「C制 自由席特急券」
松山→岡山
12月24日限り有効
1回限り有効
¥1,190
2018.12.24 松山駅M53発行
40053-01(5-タ)R777C55
乗継
C制度 新幹線自由席特急券/特定特急券
岡山→東京・品川
12月24日当日限り有効 途中出場できません。
指定席への変更は指定席特急料金との差額が必要
¥5,820
乗継
2018.12.24 松山駅M53発行
40053-02(5-タ)R777C60
領収書
Receipt
_____________様
領収年月日 2018.12.24
金額 ¥19,260(消費税等込み)
[クレジット扱い]
購入商品 JR乗車券類 JR tickets
(40053 3枚)
四国旅客鉄道株式会社
松山駅
松山駅M53発行 50054-02
印紙税申告納付につき高松税務署承認済
JR松山駅を利用したことのない人向けに説明しておくと、2018年12月24日現在、JR松山駅には自動改札機は設置されていないので、改札口を通過する際には駅員さんにスタンプを押してもらう必要がある。
スタンプを押してもらいながら、駅員さんが親切に声がけをしてくれる。
「乗り場は目の前の1番線です。岡山行の自由席は4号車、5号車です」
列車に乗り遅れるかどうかという切羽詰まった状況の時、このように案内してくれるのはとても嬉しい。
私自身は何度も利用している列車であるから、迷うことはないけれど、それでも案内してもらえるのは嬉しい。久しぶりだと忘れていることもあるから。
乗客1人1人の切符を見て親切に案内してもらえるから、JR松山駅では永遠に自動改札機など導入せず、このまま駅員さんによる親切な案内を続けてほしい。
4号車は改札口からゆっくり歩いて20秒程度だろうか。
特急列車内に入っても、出発する雰囲気はまだ感じない。
4号車から5号車に向かって歩き、座るところがなかったので高松行の自由席車両となる6号車に入ってウロウロとしていると、列車が動き出した。
駆け込み乗車、というほどのギリギリさではなかったけれど、私を車で送迎してくれた妻、JR松山駅のみどりの窓口の人を切羽詰まった気分にさせてしまったので、次回からはもっと余裕を持って駅に到着しないといけない、と反省をしている。
そうは言っても、今後もギリギリで駅に到着するような事態が起きないとは言えないので、目的地までの切符を列車内で現金で買うことができるように、十分な現金を財布に入れておこうと思う。
出張が多いのであれば、財布には3万円ぐらいは常に入れておいた方が良いのかなぁ。
昔は財布に10万円ぐらい入れていたこともあったけれど無駄遣いしすぎるため、最近は財布には1万円程度しか入れないルールにしていた。
このルールは見直した方が良さそうである。