JR四国バスのドリーム松山号・東京行の高速バスが渋滞で遅延しているなら池尻大橋バス停で降車することをオススメ!

昨夜、愛媛県松山市内で乗車したJR四国バス高速バス(夜行バス)。
時刻表通りであればJR松山支店19時3分に出発し、東京駅(日本橋口)には午前7時29分に到着する予定であった。

東京駅までの乗車券を購入し、高速バスの中でのんびりとした時間を過ごす。
スマホで我が家の飼い猫・ゆきおのかわいらしいことを自慢するブログを書いて満足すると幸せな気分で眠りに入る。

目が覚めると、地獄のような状況が待ち受けていた。

朝、乗客達の途中休憩のために立ち寄った足柄サービスエリア
サービスエリアに停車する直前に、運転手さんから残念なアナウンスがあった。

「渋滞のため、当バスは現在予定よりも30分遅れて運行しております」

このアナウンスを聞いて私は、覚悟を決める。
たぶん、このような場合、ほぼ100%、30分の遅延では済まない。
これから通勤ラッシュの時間帯に重なってくることを考えても、現在遅延している時間の倍以上、1時間以上は遅延するに違いない。

足柄サービスエリアを出てからしばらくはスイスイとバスは移動したので、実は大したことはないのではないかという楽観的な考えが浮かんだが、甘い考えだった。
しばらくした後に、高速道路上でバスが停止した。

これは、まずい。
スマホでGoogle Mapsアプリを開き、現在地から東京駅までのルート検索をする。
もちろん、移動手段は「車」で検索する。

後で気づいたことだけれど、Google Mapsアプリで提案されるルート検索結果と渋滞による遅延予測は驚くほど正確である。
目的地までたった20キロ程度の距離なのに、70分程度の時間がかかるような予測が出た時は、「またまた、ご冗談を」と思っていたら、本当にそれだけの時間がかかった。
高速バスがどれぐらい遅延しているかを知りたい場合、Google Mapsアプリで目的地までのルート検索をすれば簡単に予測できることが分かったので、高速バスで目的地まで乗車をし続けるべきか、目的地までの乗車は諦めて途中下車が可能なバス停で降りて電車などに乗り換えて目的地を目指すべきか、ということを考えることができた。

このままでは目的地までの到着が大幅に遅れてしまうことが分かったので、高速バスで東京駅まで移動するのではなく、東京駅に到着するまでに立ち寄るバス停で下車することにした。
ドリーム松山号の時刻表を改めて確認する。

《愛媛県内での高速バス発車予定時刻》
JR松山支店:19時3分発
松山駅:19時20分発
大街道:19時28分発
天山橋:19時41分発
松山インター口:19時46分発
川内インター:19時56分発
三島川之江インター:20時50分発

《東京都内での高速バス下車予定時刻》
池尻大橋:6時31分着
バスタ新宿(新宿駅):6時59分着
東京駅(日本橋口):7時29分着
東京ディズニーランド:8時13分着

この時刻表で考えると、東京都内で一番最初に降車可能なバス停は池尻大橋バス停だ。
予定通りであれば午前6時31分に池尻大橋バス停に到着する。
渋滞のため、到着予定時刻は午前7時41分頃となっていた。
Google Mapsがかなり優秀なので、Google Mapsの予測通り、午前7時41分に池尻大橋バス停に到着した。
もともとの到着予定時刻は午前6時31分であるから、予定よりも1時間10分(70分)も遅延したことになる。

高速バスが1時間10分も遅延すると、高速バスから降りてそのまま楽々と勤務先まで向かう、ということができなくなる。
もし、このまま東京駅まで高速バスでの移動を続けた場合、予定より70分ほど遅れるとすると、午前8時40分頃に到着しそうであったから、勤務先には100%遅刻する。
勤務先の始業は8時30分からだからだ。

Yahoo!路線検索で電車の路線検索をしていると、私の勤務先まで遅刻をすることなく移動するには池尻大橋バス停で高速バスを降りれば勤務先に間に合う可能性があることが分かった。

午前7時48分に池尻大橋駅を出発する東急田園都市線準急・南栗橋行の電車に乗れば渋谷方面にすぐに移動できる。
永田町駅までであれば午前8時0分に到着する。
永田町で午前8時5分発の東京メトロ南北線・鳩ケ谷行に乗り換えた場合、後楽園駅までであれば午前8時14分に到着する。

そう考えて、今まで降りたことがなかったけれど池尻大橋バス停でバスを降りることにした。

バスを降りる時に運転手さんに念のため確認する。
「乗車券では東京駅まで乗車することになっているのですが、渋滞で遅延しているためここで降りてもよいでしょうか」
「はい、問題ありません」

良かった。
ダメです、と言われたらどうしようかと思っていた。
乗車券の目的地まで乗らなくても、途中のバス停で降車できるのはとても有難い。

池尻大橋バス停に停車するJR四国バスの高速バス(夜行バス)
池尻大橋バス停に停車するJR四国バスの高速バス(夜行バス)。

写真には写っていないけれど、池尻大橋バス停の5メートルほど先には地下鉄・池尻大橋駅に向かう階段がある。
階段下のすぐの所に池尻大橋駅の自動券売機と改札がある。
高速バスのバス停から地下鉄の改札口まで、歩いて30秒程度の距離だろうか。
愛媛県内だと高速バスから列車への乗り換えについてスムースにいかない。
乗り換えまでに少し歩かないといけなかったり、電車が発車するまでにちょっと長い間待たないといけなかったりする。
東京都内だと高速バスから電車への乗り換えがこんなにもスムースとは。

高速バスが渋滞で目的地までの到着が大幅に遅延してしまう場合、遅延をリカバリする方法はとにかく早めにバスを降りることだ。
もちろん、バスが停車する予定のないところでは普通は降ろしてもらえない。
今回のように、もともと時刻表の中に停車予定のバス停として記載がされているバス停では降りることができる。

次回、高速バスを利用する場合、仮に渋滞でなかったとしても池尻大橋駅で降りた方が良さそうだ。
何故ならば、池尻大橋バス停から東京駅のバス停までの所要時間が時刻表通りだと1時間もかかるからで、この時間が必要以上に長いと思うこと、そして、この1時間の間に都内の一般道路で渋滞に巻き込まれる可能性もあることを考えると、あまり長い時間高速バスの中に乗っていることは急いでいる人にとっては得策ではない。
さっさと高速バスを降りて電車に乗り換えて目的地まで移動した方が、時間を有効活用できるのではないかと思う。
最終目的地が新宿駅、東京駅、ディズニーランドではない人は、池尻大橋バス停で高速バスを降りて電車で最終目的地を目指した方が早く最終目的地に到着できる可能性がある。

私は、今後はJR四国バスのドリーム松山号に乗車する場合は、池尻大橋バス停で降りようと考えている。

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