ConoHa VPSクラウド(SSDクラウド)の優れている点

レンタルサーバー選びのポイントは、いくつかあると思う。

2014年4月現在、ConoHa VPSクラウド(SSDクラウド)とは、どんなサービスか気になってきたので、ホームページから得られる情報で、私として気になる点を述べていく。(この記事の終わりには、私が感じたConoHaの優れている点もまとめている。)



国産オールSSDクラウド

まず、私が一番驚いたのが、全サーバーがSSDプランになっていること。

2014年4月現在は、まだ他の多くのレンタルサーバー会社がSSDプランかハードディスクプランのどちらかを選択できるようになっている状況であるが、ConoHa VPSクラウドは、SSDプランのみ。

とここまで書いて、ConoHaのサイトを再度よく見ると、「国内で唯一すべての仮想サーバーにSSDを採用しています。最新の技術を搭載した高性能なクラウドです。 」ということが書かれていることに今気づいた。

この情報に間違いがなければ、ConoHaは思い切った決断をしたのだと思う。

今後は、おそらく、他社もConoHaを真似てくるだろうけれど、一番最初に全てのサーバにSSDを採用したという実績に意味があると思う。

この実績から、今後も、最新の技術にいち早く対応してくれるという期待感がある。

ひと月900円からの定額制
ConoHaのサイトには、「安心の定額制でしかもデータ転送量は無料。ひと月900円からはじめられ、毎月のコストも明確です。 」と書かれている。

900円という金額が高いか安いかについては、個人用途でちょっとLinuxのサーバ設定やホームページ制作を試してみたい、というライトな考え方であれば高いと感じる方もいると思う。

個人用途でも、自作プログラムやオープンソースプログラムなどを導入・運用して、色々と楽しく使っていきたい、という感覚の人であれば、普通の値段だと思う。

法人用途であれば、間違いなく安い。

法人用途と言っても、ホームページ運用、社内サーバ、開発用サーバなど、用途は色々とあると思うけれど、よほどのことがない限り、自前で実機を購入したりするよりは費用的には安く済むし、導入・運用におけるコストを考えても、900円からという費用は安い。

もちろん、用途に応じて、特にディスク容量がたくさん必要な場合は、より上位の費用が高いプランを申し込むこともできる。

25秒で構築完了
これは、本当にそうなのかどうか、というところは試してみないと分からないところである。

ConoHaのサイトには、「豊富なテンプレートから選択でき、25秒でサーバー作成は完了。急なトラフィックにも迅速に対応できます。」と書かれている。

この内容を見る限りでは、このあたりは、他社レンタルサーバと比較しても、特に大きな差異はないと思う。

OSテンプレートとしては、2016年4月20日現在、以下のものが選択できるようだ。

CentOS 7.2 (64bit)
CentOS 7.1 (64bit)
CentOS 6.7 (64bit)
CentOS 6.7 (32bit)
CentOS 6.6 (64bit)
CentOS 6.6 (32bit)
Ubuntu 14.04 (64bit)
Ubuntu 14.04 (32bit)
Ubuntu 12.04 (64bit)
Ubuntu 12.04 (32bit)
Debian 8 (64bit)
Debian 8 (32bit)
Debian 7 (64bit)
Debian 7 (32bit)
FreeBSD 10.1 (64bit)
FreeBSD 10.1 ZFS (64bit)
Fedora 23 (64bit)
openSUSE 42.1 (64bit)
Scientific Linux 7.2 (64bit)
Arch Linux 20160224 (64bit)
NetBSD 7.0 (64bit)
openBSD 5.8 (64bit)

OSの並び順は、アルファベット順ではないので、おそらく、人気が高い順(流行っている順)であると思う。

雑誌などではUbuntuをよく見かけるので、Ubuntuの方が流行っているのかと思っていたら、CentOSの方がまだまだ流行っていることが分かる。

OSテンプレートは、他社レンタルサーバでもよく見かけるものであるが、「アプリケーションテンプレート」というものも用意されている。

アプリケーションテンプレートとしては、2016年4月20日現在、以下のものが選択できるようだ。

LAMP(PHP) latest-64bit [centos-7.2]
Ruby on Rails 4.2-64bit [centos-6.7]
WordPress(KUSANAGI) latest-64bit [centos-7]
Redmine 3.1-64bit [centos-6.7]
Jenkins 1.6-64bit [centos-7.2]
GitLab 8.6-64bit [centos-7]
Drupal 8.0-64bit [centos-7.2]
Drupal 7.43-64bit [centos-6.7]
ownCloud 9.0-64bit [centos-7.2]
Hinemos 5.0-64bit [centos-7.2]
Hadoop master node-2.6-64bit [centos-6.6]
Hadoop slave node-2.6-64bit [centos-6.6]
MEAN Stack latest-64bit [centos-7.2]
Docker 1.10-64bit [ubuntu-14.04]
concrete5 5.7-64bit [centos-7.2]
MongoDB 3.2-64bit [centos-7]
Redis 3.0-64bit [centos-6.7]
Django 1.8-64bit [centos-6.7]
baserCMS 3.0-64bit [centos-6.7]
Trac 1.0-64bit [centos-6.7]
Piwik 2.16-64bit [centos-7.2]
Drone 0.3-64bit [ubuntu-14.04]
Hubot 2.16-64bit [centos-6.7]
Codiad 2.6-64bit [centos-6.7]
Zabbix 2.4-64bit [centos-7]
Joomla 3.4-64bit [centos-7]
Mosquitto 1.4-64bit [centos-7.2]

WordPress、Drupalなど、ブログソフトウェアやCMSとして人気が高いアプリケーションがOSのバージョン別に多数用意されている。
(ほとんどがCentOS用のものなので、ここでもCentOSが圧倒的に人気であることが分かる。)

このアプリケーションテンプレートを利用すれば、インストールが大変便利であろうと思う。

レンタルサーバをお探しの方で、目的とするOSが提供されていて、かつ、導入したいと思っていたアプリケーションもテンプレートとして用意されている場合は、このConoHaのVPSクラウドを選択すると、初期導入が楽になってよいかもしれない。

総合的に、以下のような点が他社のレンタルサーバよりも優れていると思った。
・サーバが全台SSDであるから、どのサーバで契約しても(おそらく)他社の同等サービスのハードディスクプランよりは高速なレスポンスを期待できること。
・国内で唯一、サーバ全台をSSDにした実績から想像して、最新技術を取り入れるスタイルが今後も期待できること。
・用途次第ではあるが低価格であること。
・OSテンプレートの他に、アプリケーションテンプレートを選択できるので初期導入が楽であること。

(ConoHaのさらなる詳細情報は、以下よりご確認頂けます。)

【1.3円/時間】GMOインターネットのSSDクラウドVPS「ConoHa」

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