マルク=アントワーヌ・マチュー『レヴォリュ美術館の地下』
マルク=アントワーヌ・マチュー(Marc-Antoine Mathieu)の『レヴォリュ美術館の地下』を読んだ。
美術館の目録を作ることを依頼された主人公が、地下深くまで存在するピラミッド構造の迷宮のような美術館を1つ1つ歩き、目録を作ろうとするお話。
地下深い場所では、同じような仕事を過去に依頼され、仕事を終えることができないまま年老いて動けなくなった人も登場する。
それほどこの作品に登場する美術館は、想像を絶する大きさだ。
本作品に登場する巨大迷宮と化した不思議な美術館が本当に存在していたら、私も行ってみたいなぁ、と思った。
まずは、近所の美術館にでも行ってみたいかも、という気にさせられた。
本作品の話は、そういった気持ちにもさせられたこともあり、面白かったと思う。