GDライブラリがダウンロードできない! ・・・GDライブラリの提供元(www.libgd.org)サイトが早く復活してほしい
PHPでGDライブラリを使うために、まずはPHPのサイトを見てみたら、以下の記述があった。
GDライブラリ( » http://www.libgd.org/で取得可能)があれば、画像の作成と操作を行なうこともできます。
(参照サイト:http://www.php.net/manual/ja/image.requirements.php)
そこで、GDライブラリの提供元(www.libgd.org)からダウンロードしようとしたのだけれど、このサイトに全く接続できないので困った。
Googleで調べると、GDライブラリは現在はwww.libgd.orgで提供されているが、以前はwww.boutell.com/gd/で提供されていたことが分かった。
そこで、以前のGDライブラリ提供元(http://www.boutell.com/gd/)を訪れてみると、以下のメッセージが記述されていた。
GD has moved... and right now the site is down
The GD library has moved to libgd.org, but as of this writing that site is down. However you can obtain the latest gd source code, or that of any version, via the gd-libgd project on bitbucket.org where the source code repository lives. I will update this page when I receive notice that libgd.org is back up.
なるほど、GDは「boutell.com」から「libgd.org」に移転したが、今はそのサイトがダウンしているようなので「bitbucket.org」で最新のGDソースコードを取得できるということ、「libgd.org」が復活したら、このメッセージを更新する、ということが分かった。
以前の提供元サイトの親切心に感謝しながら、GDライブラリをダウンロードするために、早速、gd-libgd project on bitbucket.orgを訪問。
そして、ファイルをダウンロード!
しかし、ダウンロードはできたのだが、ダウンロードしたファイルを解凍してみると、その中には「configure」ファイルがなかった。
configureファイルがなくても使える方法があるのかどうかを調べたのだが、私には分からなかった。
惜しいなぁ、何か使える方法があるのだろうなぁ、と思いながらも、今の私には使い方が分からないのだから仕方がない。このファイルを使用することは諦めた。
configureファイルがなくても使用する方法が分かる人は、このファイルを使うとよいかもしれない。
さて、どうしてもGDライブラリをダウンロードしたかったので、探し方を変えることにした。
Wikipediaに何かヒントがあるかもしれない、と思ったのでWikipediaを見てみた。
http://en.wikipedia.org/wiki/GD_Graphics_Library
このWikipediaのページによると、「Stable release 2.0.35 / November 28, 2007」という記述があったので、2007年11月28日にリリースされたバージョン「2.0.35」(安定版)がGDライブラリの最新版かな、と推測。
そこで、Googleで「gd 2.0.35 download」というキーワードで検索すると、以下のサイトを見つけることができた。
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_buluoos/downloads/0.1/src/gd-2.0.35.tar.bz2/
そして、このサイトから、GDライブラリをダウンロードできた。ダウンロードファイルの中にはconfigureファイルも含まれており、めでたくインストールにも成功した。
少し、気になるのが、上記ダウンロード元のサイトの下部に「BuluoOS、GNUのfreshmeat_linux/ Linux]操作」といった記述があること。
「BuluoOS」って何だろう、と思って調べてみると、「BuluoOS」とは、中国語版のLinuxのようだ、ということが分かった。
例えば、http://www.oschina.net/p/buluoosというサイトを見ると、この「BuluoOS」にはX Window Systemも実装されており、GNOMEを中国語に翻訳したようなデザインのデスクトップを備えていることが分かる。
話がそれてきたが、ダウンロードしたGDライブラリをそのまま使ってよいのかどうかが、確信が持てなかった。つまり、「BuluoOS」でPHP環境を構築する人は使っても問題ないのかもしれないが、それ以外の環境(CentOS、Vine Linux、Solaris等)で使用する場合も問題ないのかどうかが分からない。ファイルの中身がオリジナルと全く同じならよいのだが・・・。
↓↓↓2011年6月12日04:05追記(ここから)↓↓↓
1ヶ月ほど前の上記記事(2011年5月8日08:47)でインストールしたこの「BuluoOS」のgd-2.0.35.tar.bz2では、imagecopyresampled関数使用時にエラーが出ることが分かった。imagecopyresampled関数を使用した際に、以下のようなエラーがApacheのエラーログに記録された。
PHP Warning: imagecopyresampled(): supplied argument is not a valid Image resource in /nobuneko/test.php on line 168, referer: https://nobuneko.com/testpage.html
gd-jpeg: JPEG library reports unrecoverable error: Wrong JPEG library version: library is 80, caller expects 62
このエラーログによると、「Wrong JPEG library version: library is 80, caller expects 62」とあるので、これは適当に訳すと「JPEGライブラリのバージョンに問題あり!ライブラリはバージョンが80なのに、ライブラリの呼び出し元は、バージョン62だと思っているよ。」ということのようだ。
エラーメッセージに従って、JPEGライブラリ(libjpeg)のバージョンを落とせばいいのだろうか。JPEGライブラリは、提供元サイト(http://www.ijg.org/)から最新版(8c)となるjpegsrc.v8c.tar.gzをダウンロードしてインストールしているのだが、これをダウングレードするのは面倒だな、と思った。
そこで、提供元サイト以外から入手したGDライブラリをアンインストールし、旧提供元サイト(www.boutell.com/gd/)が教えてくれた現在の臨時(?)のライブラリ提供元サイト(https://bitbucket.org/pierrejoye/gd-libgd/downloads)を再訪し、同サイトより「GD_2_0_33」をダウンロードしてインストールしたところ、このエラーを解決できた。
上記のJPEGライブラリのエラーについては、GDライブラリのインストールファイルとして、「BuluoOS」のgd-2.0.35.tar.bz2を使用したことが原因なのか、それとも正式な提供元から入手できる最新バージョン2.0.35でインストールしても発生する問題なのかの切り分けはできていない。正式な提供元から最新バージョン2.0.35を入手できれば、それも分かるのだろうけれど、まだ正式な提供元は復活していないし、臨時(?)のサイトから入手できるGDライブラリの最新版は、2.0.35ではなく、2.0.33のようだ。
↑↑↑2011年6月12日04:05追記(ここまで)↑↑↑
というわけで、早くGDライブラリの提供元(www.libgd.org)サイトが復活してくれることを願うことにしたい。
いつから、サイトはダウンしているのだろう。私が初めて訪れた1週間前からダウンしているようだが、今もダウンしている。PHPユーザは多いはずなので、そんなに長いことサイトがダウンしている状態が続くとは思いたくないが・・・。
サイトが復活したら、すぐにインストールをやり直したい。