新潟の地震で上越新幹線が停電して30分遅れで上野駅に到着

2019年6月18日22時22分、新幹線で新潟から東京に向かっていると、スマートフォンから緊急地震速報の音がけたたましく鳴った。

緊急速報

緊急地震速報
山形沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)

スマートフォンの画面にはこのようなメッセージが表示された。
久しぶりに見る緊急地震速報のメッセージ。
新幹線内で緊急地震速報の音が鳴ったら、嫌な予感しかしない。

間もなく新幹線は減速し、停車。
しかも、列車内が薄暗い。
窓から外の景色を見ようとしても街の風景は見えない。
どうやらトンネル内で停車したようだ。

「山形沖で発生した地震の影響により列
車の運転を見合わせています。停電が発生しており、空調が止まっております。トイレも使うことができません」といった車内アナウンスが流れる

幸いにも、暑くもなく寒くもない涼しい気温だったから空調が止まることについては特に問題はない。
車両内には数名程度しか乗客がいないから窮屈さがない点もよい。
トイレも特に我慢しているわけではなかったから、しばらくは大丈夫。

夜だし、仕事で疲れ切っていたことを考えると、新幹線内で眠っていればいいのではないかと考えたけれど、明日の仕事のことが気になって眠れない。
明日の早朝には東京を出て新幹線で岡山に移動しないといけない予定だけれど、今日は東京に帰れるのだろうか。
東京に帰れても、明日、岡山に行けるのだろうか。

情報報酬集しようと思ったが、スマホでもPCでもインターネットに接続できないし、電話もできないことに気づく。

個人用のスマートフォンとしてauのXPERIAとUQ mobileの格安SIMを挿したiPhoneの2台。
会社用のソフトバンクのポケットWi-Fiが1台。

電波状況を確認すると、圏外の表示。
UQ mobileはau系なので、auとソフトバンクでは電話もインターネットも繋がらないことが分かる。

地震の情報収集をしようと思っても、何もできない。
新幹線の車内に閉じ込められているから、どこかに行くこともできない。

仕方がないからノートPCでExelを開いて明日の仕事で使用する資料の調整を始める。
列車内には乗客が数名程度しかおらず、話し声も聞こえない。
トンネル内で停車中の新幹線は、走行音もしないし、外からの音も入ってこない。
無音に近いほど静か。

普段特に打鍵音が大きいわけではない私でもカタカタとキーボードを打鍵する音が気になってしまい、そろそろとキーを押さえることになり、思った以上に仕事ははかどらない。

そんな静かな列車内に聞きなれた「ポーン」というiPhoneでのメッセージ受信の音が鳴る。
インターネットも電話も圏外のはずなのに、メッセージの受信ができている人がいる。
au、ソフトバンクは圏外だけれど、ドコモだと圏内なのだろうか。
先日、個人携帯(スマホ)をソフトバンクからauに乗り換えをしたばかりだったのでドコモに乗り換えをした方がよかったのではないかと考えてしまう。

緊急地震速報が届いてから25分後。

22時47分には新幹線の電気が復旧
22時51分には新幹線が動き始めた。

動き出すと、すぐに越後湯沢駅に到着。
越後湯沢駅すぐ目の前のトンネル内で停車していたことが分かった。
新幹線が止まるのがもう数分後だったら、auやソフトバンクでも電波が圏外にならなかったかもしれない。

JR新潟駅からJR上野駅までの乗車券・新幹線自由席特急券に印字された午前0時を過ぎた改札口通過時刻

-6:18 21:00 新潟 入場

-6:19 0:18 上野 出場

JR新潟駅で購入したJR新潟駅からJR上野駅までの乗車券・新幹線自由席特急券に赤い文字で印字された入出場記録を見ると、出場記録の日付が翌日の日付になっていた。
新幹線に乗っていて日をまたぐ入出場記録になったのは、私は初めてかも!?

JR上野駅の新幹線改札口を通過するのが午前0時18分になるとは。
本来であれば21時35分に新潟駅を出発するJR新幹線Maxとき350号・東京行は23時34分には上野駅ホームに到着する予定であったから、30分ほど遅延したことになる。

今回の地震は新潟県村上市では震度6強の地震だったということだから、強い地震だ。
新幹線が事故に遭うこともなく、30分程度の遅延で済んだのは不幸中の幸い。
復旧までの時間が短く、JR東日本の対応が素早くて良いと思った。

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